二話 「人間と妖怪と神のバランス調整」
なんか伸びてる!というか人人って何だよ(前回の誤字)。まぁおもろいんで直さずに、勝ち取りたい⭐︎って言いながら走りますわ。止まるんじゃねぇぞ……。(遺言)
よう!全盛り朝食バイキングよりも無計画な配信をしたルーベルトだ。今俺は人間の十五分の一居る存在。つまりは神と会話している。名前はブーイといってVtuberの神様だ。八百万の神とは言ったもののまさかVtuberにさえ神が居るとは思いもしなかった。嘘である。この男ブーイとは長い付き合いである。そんなことはどぉでもいい。
「前回のルーベルト⭐︎ある日俺は配信を始めた。そしてなんかVtuberだと勘違いされたからVtuberということにしておいた。事務所作りたい。っていうのが前回のラブライブです」
「神は言っている………ココで死ぬ定めと」
「一番良いのを頼む」
「魔術師の赤マジシャンズレッドは許さない。ダメだね!」
「ばかみたい(酒)」
ということでブーイは協力してくれるようです。
「んで事務所作るんだけど人間で本物のVtuberも入れつつ偽物。つまり俺みたいなもの混ぜたベトベターみてぇな事務所作りたいんだけどどうすれば良い?」
「まず我協力すると言ったか?まぁいい。鼻塩塩(神)。ルーベルトはどうしたいんだ?それを聞いてから話そう」
「ん〜そうだな。やっぱり人間は俺たち妖怪やお前たち神のことをすっかり忘れて無かった事にしている。だからある程度は目立ってもオーケーだ。つまり、人間を半分程度入れればカモフラージュは完成する」
「ん。いい感じだね。我もそんくらいがいいと思うよー」
「じゃ、一期生としてこれからも宜しくな」
そうブーイに伝え、俺は家に帰ろうと………したらブーイに手を掴まれた。
「いや、まてや。何で我がVtuberになるんだ。百歩譲ってVtuberになるのはオーケーだ。だけど何でお前の事務所の一期生にならなきゃいかん」
「給料は弾むよ」
「やる」
おかねのちからってすげー!!!(かがく)
人間。札束で殴られたら大抵なんでもやるな。コイツ神だけど。
さて後は人間を二人と妖怪一人を集めて一期生を作るか。
あ、俺はCEO兼0期生な。さて、妖怪の方はもう決めてあるから人間集めだな。
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数日後。
「「ココで働かせてください!!」」
「いいゾォ(アスパラガス)」
「「やったぜ」」
人間二人が申し込んで来た。募集の張り紙に「成果問わず月給百万円。笑顔でアットホームな職場だよ。多分」と書いたら来た。アホかな?でもせっかく来てくれたし二人ともいい目をしている。多分な。
「仕事内容は配信。一応名目上アイドルという扱いになる。あ、同期は神と妖怪です。んじゃ事故照会よろしく」
「望月 団。(もちつき だん)三十二歳。三十で職を失い飛び降りようとしていた時に隣の子と出会い今は同居中です」
「灼火 朱音。(しゃくか あかね)二十二歳。団さんと同じビルで飛び降りようとしていた時に出会い同居。応募理由は金」
ん〜。キャラ濃いなぁ。もうそのままでも十分輝ける人だなぁ。信用できるな。この二人は。一度生きるのを諦めたせいか他の人間よりも生きたいという意志が強い。応募理由も金と非常にわかりやすい。
「んじゃ団と朱音。コレから宜しく。就職祝いにコレ。受けとれ」
俺は二人に五万円ずつ入った封筒を手渡す。一つは逃げない様に金で縛るため。もう一つは単純にこの二人には幸せになってほしいから。どう見たってコイツら夫婦だろ。爆発しろ。幸せにな。
「ありがとうございます!久々に美味いものでも食って来ます!」
「団さんと一緒に受けて正解だった。ココなら私達も働ける」
きっとこの二人は同じ様に同じ会社を受けて同じ様に落ちて来たんだろう。二人の顔には疲れが溜まっている。
「人に元気を届ける仕事。それがVtuberだ。二人が元気じゃなきゃ視聴者さんも元気を貰えない。目一杯幸せを享受しろよ」
「「はい!!」」
そう元気よく返事をして二人は面接室から出て行った。
はぁ………小説書いて資金貯めるかぁ(←本職は小説家)。
ちなみに団と朱音は死の恐怖を実感した時から妖怪や神をハッキリと認識出来る様になっているのでルーベルトの姿を見ても驚かない。という設定を今考えたんだけどどうかな?(河童の刃。見切り発車編)