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荒神学園神鳴譚 ~トンデモオカルト現代伝奇~  作者: 嶋森智也
第四章 死の先にあるもの
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第四回:ここまでのおさらい


 四章の簡単なまとめです。

 「設定がゴチャゴチャしてこんがらがってきた」とか「このキャラのフルネーム何だっけ?」となった時にお読みください。




 ○超簡易あらすじ


 ・沙夜との出会い

 病院にて、明と晄は休職中の教師「長倉沙夜(ながくらさや)」と知り合う。

 謎の奇病によって余命いくばくもない沙夜。彼女を元気付けるために、明と晄はこれからも彼女の元へ通うことを約束する。


 ・霊を操る少女

 妹の墓参りに向かう明を現神の新たな刺客が襲う。

 刺客の名は白峰倶久理。大神(おおみわ)と呼ばれる現神に仕える荒神だった。

 幽霊を従える倶久理の猛攻に翻弄され、明はほうほうのていで逃走する。

 一方、二人の戦いは事情を知らない毘比野刑事にも目撃されていたのだった。


 ・ポルターガイスト

 翌日、学園で再び倶久理が襲撃をかけてくる。

 物体に憑依するポルターガイストによって明はまたも窮地に陥るが、高圧電線に近付いた瞬間なぜかポルターガイストは消滅してしまった。


 ・毘比野の依頼

 毘比野刑事に呼び出された明は、そこで倶久理の生い立ちと目的を知ることになる。

 どうやら彼女は死んだ両親と再会するために大神と取引をしているようだ。

 子供に人殺しをしてほしくない、倶久理を止めてくれと頼む毘比野。

 彼から倶久理の居場所を聞いた明は、単身で彼女の元へと向かう。


 ・和解

 猛との戦いで現れた謎の声に助けられ、倶久理を無力化する明。

 彼は倶久理にとどめを刺すことなく、家族を愛する彼女の想いを理解することによって和解を果たす。


 ・大神との決戦

 倶久理の敗北を悟った大神……現神オオクニヌシが明を襲う。

 圧倒的な再生能力の前に明は苦戦を強いられるが、かけつけた仲間たちと倶久理の協力によって見事オオクニヌシを撃破するのだった。




 ○作中の用語および地名


 ・橿原神宮(かしはらじんぐう)

 畝傍山(うねびやま)のふもとに建立された神社。かの有名な神武天皇を祀っており、大和王朝との繋がりも深い。




 ○キャラ設定


 ・白峰しらみね 倶久理くくり

<所属>私立聖深女学院 2-Aクラス所属

<性別>女

<年齢>16歳

<容姿>栗色の長い髪。瞳の色は緑。

<体格>身長155cm。

<服装>シスター服のような黒のセーラー服。胸の中央に白い十字の帯が描かれている。スカート長め。上半身は体にフィットしている。

<家族>両親は他界。一人暮らし。

<能力>キクリヒメの眷属。霊を操る。

ミッション系の女学園に通う少女。両親を事故で亡くし、親戚の家に身を寄せていたが高校に入ってからは独り身で生活している。

能力に覚醒したのは幼少期から。両親は彼女の力を受け入れ、正しく使うように導いていた。

しかし両親を失った心の傷は深く、また両親の霊と交信することもできなかったことが影響し、彼女の心は沈んでいた。


 ・オオクニヌシ:または大神(おおみわ)

<所属>現神勢力

<性別>男

<年齢>2000歳以上

<容姿>巨大なクモ

<体格>槍のような足と鎧のような甲殻を持つ

<服装>なし

<能力>無限の再生能力


現神の一柱。女好きでちゃらんぽらんに見えるが、本質は真面目で誠実。

生来の協調性ゆえに荒神狩りを行っているが、彼個人としては新たな神代計画に消極的である。

偶然出会った倶久理を救うために現神勢力への勧誘を行うが、最終的には彼女に踏ん切りをつけさせようと自らやられ役を買って出ることにした。


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