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荒神学園神鳴譚 ~トンデモオカルト現代伝奇~  作者: 嶋森智也
第二章 濁流は雷雲と共に
48/231

第二回:ここまでのおさらい

 二章の簡単なまとめです。

 「設定がゴチャゴチャしてこんがらがってきた」とか「このキャラのフルネーム何だっけ?」となった時にお読みください。



 ○超簡易あらすじ


 ・生徒会

 アメノウズメとの戦いから一週間後。生徒会が明への接触を計る。

 荒神の秘密を知る生徒会長・武内は明に町を去るよう警告するが、明はこれを拒否。話し合いは物別れに終わる。


 ・地下にあるもの

 明たちは中断していた祠の探索を再開する。

 祠の内部には膨大な電力が蓄えられており、八十神を封じていた棺が収められていた。

 しかし、貯め込まれた電気の使い道や八十神の正体については未だに分からなかった。


 ・イワツチビコの強襲

 友人たちとつかの間の日常を楽しむ明だったが、その平穏も長くは続かなかった。

 新たな現神・イワツチビコの出現。

 猛を人質に取ったイワツチビコは固体同化能力によって荒神たちを追い詰めるが、明の機転によって撃破される。


 ・猛の異変

 猛の言動に不穏なものを感じていた明。尋問の末、猛に何者かが寄生していることが発覚する。

 水を支配する異能「スサノオ」を操り、明を追い詰める猛。

 謎の少女から助言を得た明は猛の救出に成功するものの、突如として乱入した現神・タケミカヅチの妨害によって寄生体を取り逃す。

 妹の仇であるタケミカヅチに勝負を挑む明だが、あっけなくあしらわれてしまう。

 敗北の悔しさにまみれながらも、明は仇討ちの決意を新たにするのであった。




 ○作中の用語および地名


 ・セントエルモの火

 発光を伴う持続的な放電現象。

 明は青い光の正体をセントエルモの火ではないかと考えているようだ。


 ・振動発電所

 圧電効果(圧力や振動を電気に変換する性質)と大地の振動を利用した地下発電所の総称。

 圧電効果を有する鉱物をクォーツクリスタルと呼ぶ。

 木津池の話によると、耳成山はクォーツクリスタルを多量に含む花崗岩で作られており、発電所としての機能を有しているのだという。


 ・フトタマの結界

 白い霧によって作られる閉鎖空間のこと。


 ・記紀神話

 日本最古の歴史書である古事記と日本書紀のこと。

 事件に関わる多くの単語が記紀神話の影響を受けている。



 ○キャラ設定



 ・水野みずの たける

<所属>私立高臣学園 2-4クラス所属

<性別>男

<年齢>16歳

<容姿>くせのない黒髪。一房だけ白い。中性的な顔立ち。色白。瞳の色は茶色。

<体格>身長160cm。細身で小柄。

<服装>黒の学ラン。黒のズボン。革靴。

<家族>父。母(離婚済み)。双子の姉。

<能力>周囲の水を自在に操る。


明たちのクラスメート。文武両道で自信家の優等生だが、その根底には母の愛を渇望する心が存在している。

本人は気付いていなかったが、荒神の力に目覚めていたようだ。

何者かに寄生されていたが、明によって解放される。現在は戦闘の後遺症で入院中。



 ・新田にった ひかる

<所属>私立高臣学園 2-4クラス所属。園芸委員

<性別>女

<年齢>16歳

<容姿>亜麻色の髪。セミロングを後ろで2つに縛っている。瞳の色は茶色。

<体格>身長155cm。

<服装>暗い朱色のセーラー服。赤いスカーフ。ローファーは茶色。スカート長め。

<家族>父と母。


何の変哲もない、ごく普通の、どこにでもいそうな女学生。世話焼きで何かと転校生の明に話しかけてくる。



 ・木津池きずち 秀夫ひでお

<所属>私立高臣学園 2-2クラス所属。電脳研究会所属

<性別>男

<年齢>16歳

<容姿>黒髪。縁なし眼鏡。黙っていればイケメン。瞳の色は薄い水色。

<体格>身長180cm。ひょろい。

<服装>白いカッターシャツに異国の変なお守りをたくさん首にかけている。学ランは着ていない。

<家族>父と母。妹。


電脳研究会には三つの派閥が存在する。

一つはプログラム系のガチ派、もう一つはエロゲーエンジョイ派、最後の一つはネット系の情報フリーク派。彼は三番目だ。

ネットの深海で育った彼はコアなオカルトマニアであり、今日も彼はセカイノシンジツを求めて各地のオタクたちと交流を続けている。



 ・イワツチビコ

<所属>現神勢力

<性別>男

<年齢>2000歳以上

<容姿>不定形

<体格>同化した物質と同じ

<服装>なし

<能力>固体と同化し、それを自在に操る。


現神の一柱。性格は温厚だが職務には忠実であり、汚い手段も躊躇なく利用する。

猛と共謀して明たちを誘き出すが、黒鉄の異能によってとどめを刺される。



 生徒会関係の二人は三章末にプロフィールを載せる予定です。


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