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荒神学園神鳴譚 ~トンデモオカルト現代伝奇~  作者: 嶋森智也
第八章 落ちよ雷、今こそ時は来たれりて
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第八回・ここまでのおさらい

 八章の簡単なまとめです。

 「設定がゴチャゴチャしてこんがらがってきた」とか「このキャラのフルネーム何だっけ?」となった時にお読みください。



 ○超簡易あらすじ


 ・稲船の真意

 現神を統べる謎の荒神ニニギ。その正体は高臣学園の理事長、稲船隆二だった。

 明は失踪した稲船を捜索する傍ら、彼の恋人である沙夜のもとを訪れる。

 沙夜を蝕む病は暴走した荒神因子が引き起こしているものであり、どうやら稲船は彼女の病を治すために新たな神代を求めているようだ。

 神代を阻止すれば世界は救われる。しかしその場合、沙夜は命を落とすことになる。

 明は複雑な思いで今後の対処を考えるのだった。


 ・急襲

 沙夜との会談を終えた矢先、病院の屋上で何者かが騒ぎを起こす。

 屋上に駆け付けた明たちが見たものは、タケミカヅチを執拗に追い立てる斗貴子の姿だった。

 仇敵を前に戦意を高ぶらせる明だが、戦いは兵器の現神カナヤマビコの横やりによって中断される。

 明は新たな強敵の出現に頭を悩ませると共に、タケミカヅチと斗貴子の間に浅からぬ因縁を感じていた。


 ・カナヤマビコの狂気

 翌日。斗貴子に誘われた一行は、カナヤマビコが潜伏していると思しき藤原宮跡へと足を運ぶ。

 しかしそこに斗貴子の姿は無かった。何やら胸騒ぎを感じた明は黒鉄にその場を任せ、望美と共に斗貴子の捜索を開始する。

 一方、残された黒鉄はフトタマの結界に迷い込み、民間人を虐殺しようとしていたカナヤマビコと対峙する。

 支離滅裂な理屈で暴力を正当化するカナヤマビコを黒鉄は否定し、慢心の隙を突いた奇策によって撃退するのだった。


 ・七年前の決着

 耳成山の深部にて、明はタケミカヅチに追い詰められた斗貴子を発見する。

 そして明かされる七年前の真実。斗貴子もまた鳴衣の仇を討つために戦っていたのだ。

 全てを知った明は過去に決着を付けるため、ついにタケミカヅチを撃破する。

 現神との戦いはこれからも続くが、それでも明は自分の中で大きな区切りがついたことを強く実感していた。




 ○作中の用語および地名


 ・藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)

 大和三山の中心に広がる都の跡。といっても現在は草原と花畑が広がっているだけで、一般人の出入りも自由な空き地となっている。


 ・フツノミタマノツルギ

 タケミカヅチが所持していた剣。記紀神話に名を残す名刀であり、古くから剣神フツヌシとの関連性が指摘されている。

 作中におけるフツノミタマノツルギはヒヒイロカネという特殊な金属で作られており、地球上に存在する全ての物質を断ち切ることができる。




 ○キャラ設定


 ・タケミカヅチ

<所属>現神勢力

<性別>男

<年齢>2000歳以上

<容姿>合金製の全身義体と銀色の装甲板を白装束と包帯で隠している。右手の先にはフツノミタマノツルギと呼ばれる刀を接続している。

<体格>約2メートル半

<能力>雷を操る。


最後の神産みの際に生まれた現神。その肉体は実験中の事故によって崩壊し、その時にサルベージされた脳髄だけが機械の体に入っている。

正確は冷酷かつ徹底した効率主義。しかしそれは劣等感の裏返しでもある。

生命活動の大半を機械に依存しながら、それでも機械になりきれなかったことが彼の敗因だった。


 ・カナヤマビコ

<所属>現神勢力

<性別>男

<年齢>2000歳以上

<容姿>銃砲刀剣等、多種多様な兵器を巨大な毬のように繋ぎ合わせた体を持つ。その隙間からは鉄製の手足が何本も突き出ている。

<体格>体は金属製であり、二階建ての家屋と同じくらいの大きさをしている。しかし本体は……?

<服装>無し。

<能力>鉄と火薬と油を無限に生み出し、兵器を生成する。


現神の一柱。神産みの後遺症で精神に異常をきたしており、常軌を逸した凶暴性と殺人衝動を抱えている。

現神の中でも特に危険とされており、これまでは天之御柱内部に拘束されていた。

自身の狂った価値観を否定した人々に深い憎しみを抱いており、人類を虐殺するためだけに新たな神代を望んでいる。

ちなみにイワツチビコの言っていた金の字とはカナヤマビコのことである。


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