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荒神学園神鳴譚 ~トンデモオカルト現代伝奇~  作者: 嶋森智也
第六章 三者の重なる場所に
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第六回・ここまでのおさらい

 六章の簡単なまとめです。

 「設定がゴチャゴチャしてこんがらがってきた」とか「このキャラのフルネーム何だっけ?」となった時にお読みください。



 ○超簡易あらすじ


 ・生徒会との決着

 事件の真相に近づくため、明たちは今一度生徒会長・武内のもとへ向かう。

 荒神に対して不信を募らせる武内は頑として協力を拒み、一触即発の雰囲気が漂う。そんな時現れた斗貴子の計らいにより、両者は模擬戦で決着をつけることになる。

 戦いを通して武内は自らが視野狭窄に陥っていたことを知り、改めて明たちに協力を求めるようになった。


 ・神々の過去

 武内が語り始めたのは、この飛鳥地方にまつわる歴史の真実だった。

 大和王朝の前身である超古代文明・高天原と、そこに住まう者たちが作り出した超科学の産物。神を目指した支配者たち。それこそが現神であり、荒神であり、八十神だった。

 しかし、神に至る試みはまだ終わってはいない。

 現神は新たな神代という計画を進め、さらなる上位存在へと進化を遂げようとしている。その計画は、この星に生きる全ての生命を犠牲にすることと同義でもあった。


 ・三つの神

 新たな神代を阻止するため、明たちは敵の拠点である三輪山に夜襲を掛ける。

 彼らを迎え撃つのは三体の現神。砂の神ハニヤスビコ、蟲の神スクナヒコナ、そして仇敵タケミカヅチ。

 タケミカヅチを見つけた明は一人先走り、敵の罠にはまってしまう。


 ・寄生するもの

 孤立した明の前に現れたのはスクナヒコナだった。

 スクナヒコナは何者かによって操られており、その体内に潜んでいたのはかつて猛に憑りついていた寄生体だった。

 復讐を誓う寄生体は自らの手で明を辱めようとしており、その執念と策略に明は一時圧倒されてしまう。

 しかし、最終的には相討ち覚悟の作戦とクロエの挺身が功を奏し、明は寄生体の撃退に成功する。

 寄生体にとどめを刺そうする明だったが、あと一歩のところでタケミカヅチに妨害される。

 スクナヒコナ曰く「始まりの者」である寄生体──ヒルコは、新たな神代はもうすぐ実現すると叫びながら去っていくのであった。




 ○作中の用語および地名


 ・電磁波

 本作の謎を解き明かす重要な単語。

 生物に影響を与え、大地をも動かす。光や放射能も電磁波の一種である。


 ・現神(うつつがみ)

 超古代文明・高天原の支配者たちが進化した姿。

 強力な電磁波は生物のDNAを変異させてしまう……その事実に着目した彼らは、自らの肉体に特殊な電磁波を照射することによって人を越えた存在となった。


 ・荒神(あらがみ)

 現神に代わって生み出された下級神のこと。

 現神の核であるヤサカニから抽出したDNA「荒神因子」を人の体に移植し、電磁照射によって有機的結合を果たす。これによって人は異能の力を得ることになった。


 ・八十神(やそがみ)

 荒神の失敗作。

 暴走した荒神因子によって理性を失っているが、その代わり現神に準ずる強さと寿命を得た。


 ・三輪山(みわやま)

 橿原市の東に位置する中規模都市「桜井市」にそびえる霊峰。

 ピラミッド研究家酒井勝軍(さかいかつとき)がピラミッドだと主張する山の一つであり、山中には日本最大級の宗教施設「大神神社(おおみわじんじゃ)」がある。

 耳成山と香久山、そして三輪山の三つは大和三山と対になるような二等辺三角形を形成しており、その奇妙な法則性は古くから一部の研究者をうならせてきた。


 なお、二つの二等辺三角形の頂点(三輪山と畝傍山)を結ぶ直線を南西に向かって伸ばしていくと……?


 ・新たな神代

 現神の悲願。遺跡に貯め込まれた大電力を電磁波へと変換、照射することで日本中の人間を強制進化させる計画。

 これによって人々は神となり、現神もまた完璧な存在へと近付くことができる、らしい。

 しかしその代償は決して小さくない。

 途方もない量の電磁波は生物の在り方を歪め、この星の環境をも狂わせてしまう。そうして引き起こされる災害は、神になれなかった者たちを一人残らず滅ぼしてしまうだろう。




 ○キャラ設定


 ・神崎 クロエ(かんざき クロエ)

<所属>私立高臣学園 1-1クラス所属。生徒会書記

<性別>女

<年齢>15歳

<容姿>金髪ロングストレート。黒いカチューシャをしている。瞳の色は青。ジト目。

<体格>身長147cm

<服装>暗い朱色のセーラー服。生徒会の赤い腕章。

<家族>日本人の父とイギリス人の母。

<能力>ヤタガラスの眷属。カラスの使い魔を召喚し、触れた者にその感覚情報を伝達する。


生徒会に所属する荒神の一人。

シニカルで人嫌いだが、それは過去のとある事件が深く影響している。

現在は武内邸にて療養中。


 ・ハニヤスビコ

<所属>現神勢力

<性別>男

<年齢>2000歳以上

<容姿>巨大な砂の鎧をまとっている。しかし本体の姿は……?

<体格>???

<服装>???

<能力>周囲の砂や土を支配する。


現神の中でも特に過激な一派に属する神。非常に傲慢で、新たな神代を実現するためならどのような虐殺でも平気でやってのける。

他人に姿を見られることを異常に恐れているが……?


 ヒルコとスクナヒコナのプロフィールは次章のまとめで。


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