〜プロローグ〜
〜プロローグ〜
「あーあ、暇だな」
そんな風に少年は病院のベッドで呟いた。現在時刻は午前12時、とっくに消灯は過ぎ、誰一人として起きている気配はない。
「なんかする事ないかなー」
少年はさっきから独り言を言っている。
と、そんな時に少年が寝ているベッドの下から音がした。
「ん⁉︎」
少年は驚き、声を上げかけた。
「大体あんたはねぇ、さっきから独り言がうるさいのよ…」
そんなことを言いながらベッドの下から人が出てきた。
「ちょ、お前何してんだ⁉︎」
ベッドの下から出てきた少女の名前は、
『紅 十香』この少年の幼馴染だ。
「何って、あんたの看病のためよ」
この女は、自分がしたいと思ったことは何が何でもしようとする女だ。
「看病って…」
少年は諦めたかのように会話を始めた。
「さっきからずっと暇だ暇だばっか言ってて飽きないの?」
少女は少年に聞いてばかりだ。
「大体いつからベッドの下に入ってたんだよ…」
「病院が閉まる直前よ」
少女は当たり前かのように言っている。
「まぁ、お前らしいけど… お前、怒られるんじゃねえか?」
「そんなことより、一緒に話しましょうよ」
と、少女が入った瞬間何かが起きた。
初投稿です。グダグダですが許してください。