花風すぎて 作者: インジュン 掲載日:2017/04/15 雨は過ぎ、風が涼しい。 残り少ない桜が 空(くう)をきるように踊る。 両手にカバンを提げ、 ぱちぱちと瞬くわたしの 足元で花が汚れている。 信号が明滅している。 排気ガスの臭い、 ああ、道ん中で酔えそうだ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ここは、忙(せわ)しい。散る桜が美しいのに。 思い馳せる時間も、煤で汚れてしまう。 感想(アドバイス)募集中です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――