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メトロノーム

作者: 流門

私の中には「誰か」がいる。

性別は分からない。

人間である確証もない。

「誰か」は常に私の中に存在し

時として同じものであることはない。

「誰か」は彼であり

彼女であり

あれであり

これであり

すべてであり

すべてでないのだ。

おそらく私は世界で一人になったとしても孤独を感じることはないだろう。

なぜなら「誰か」は私を世界から隔離し

私に寸分の孤独も感じさせないからだ。

家族が消えても、友人が消えても、恋人が消えても

私は一人ではない。

「誰か」とは誰か。

何者なのか。

何物なのか。

それはスティーブ・ジョブズ。

それは新垣結衣。

それは張り紙の女の子。

それはカラスの瞳。

それは私。

ほら

寂しくない。



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