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もふもふの王国  作者: 佐乃 透子
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魔術勉強のお時間 3

 もふもふの王国をお気に入り登録してくれた方々が380人を突破しました〜。拙作を楽しみにしてくれている方がこんなに居るのだと実感し、ものすごく嬉しいですm(__)m。

 これからも精進致しますので、よろしくお願いしますm(__)m。

 読者様に、この場を借りてお礼申し上げますm(__)m。






佐乃透子

 お昼ご飯も終え、午前に引き続き、午後の授業もディーバさんの魔術の勉強教室となった。「今までにないほどに貪欲に知識を求めて下さるなんてミーナ様のおかげです!!なんでも聞いて下さい!!」と感激して燃えたディーバさんと、「これは?」「こんな時はどうすれば良いの?」と分からない事には鋭くツッコミを入れるアルゴス君とマルケス君。この集中力を途切れさせたくないと、本当は午後からソルゴスさんによる武術訓練だった所を急遽、交換し、明日は一日、武術訓練だそうだ。もちろん、私も明日の武術訓練にもお邪魔しようとお願いして容認されました。

 今日の夜にエリゴスさんと飲み比べがあるけど、大丈夫だと思うし〜。

 ついつい浮かれて、一人脳内で脱線していると、ディーバさんと子供達は質疑応答合戦をしていた。無言の私に気付いたアルゴス君が言う。

「ママも聞いて!!」

「アルゴス、僕たちがいっぱいしてるからママは聞けなくなっちゃったんじゃない?」

「あ!!そっか!!」

 慌てたように自分の両手で口を塞いだアルゴス君と、それを見て続いたマルケス君はわくわくと期待に満ちた瞳で「ママも早く!!」と訴えている。

 ん〜。質問、質問〜。なんか聞きたい事〜。

 魔法の授業なのだから、それに関する質問をしなければとは思うのだが、こちらに来るまで魔法は空想上な物で身近ではなかった為に、頭を悩ませる。

 アルゴス君もマルケス君もそんな目で見ないで〜!!どうしよ!!なんか、なんか、・・・・あ!!

 こちらで得た知識の引き出しに入っていた疑問を口にした。

「移動の魔術は使えないのかと質問した際、魔術を使うには精神力を酷使するので回復するまでは術者は使い物にならないと伺いましたが、召喚の儀式を行なった子供達は大丈夫だったのでしょうか?」

「ミーナ様は観察眼が鋭いですねぇ。 アルゴス様、マルケス様、ミーナ様は宝物探しも上手ですが、このように宝物を集めるだけでなく自分の物と出来るからこそ素晴らしいのです。お二人も見習って下さいね?」

「「うん!!」」

 私の疑問にうんうんと嬉しそうに頷いたディーバさんは子供達に解く。元気に頷いたアルゴス君とマルケス君に、私は「お返事は、うん、じゃなくて、はい、だよ?」と言う。

「「はいっ!!」」

「良い子達、見〜つけた!!」

 言い直してくれたアルゴス君とマルケス君をぎゅっと抱きしめ、改めて、ディーバさんの話に耳を傾ける。

「本日の授業で、回復の魔法は命を削ると言いましたが、全ての魔法に言える事なのです。魔法を使うには精神力と生命力をものすごく使います」

 魔力があるのは前提としても、使うにはセンスと生命力を削らなきゃいけないと。でも!!それなら、アルゴス君とマルケス君はヤバイんじゃないの!?寿命がめちゃめちゃ縮んでるんじゃないの!?

 焦る私に気付いたのか、アルゴス君が笑顔で言う。

「ママ、大丈夫だよ!!マルケスはすっごいんだ!!」

「すごくないよ〜。すぐ泣いちゃうもん」

 マルケス君は照れて顔を真っ赤に染めながら、もじもじと体を動かした。

「魔術師は魔法を使う為に各々の持つ器に魔力を貯めている、魔力は生命力と直結しているとお考え下さい。この器は個人により大きさは様々ですが魔力が減ると使えなくなるのは変わりません。通常ですと使った魔力は、体を休める事でしか貯める事は出来ませんが、マルケス様とアルゴス様は違うのです」

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