表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もふもふの王国  作者: 佐乃 透子
127/184

ちびもふブラザーズ!! 3

すみませんm(_ _)m


アルゴス視点へと変更しました。

なんだか自分でも分からないのですが、マルケス視点は書きづらくて仕方なかったですm(_ _)m。

 皆とバイバイしてから俺たちは、じーじの抱っこでルー兄の居る厨房に向かった。部屋を出たらすぐにオーシャンの皆が来たから、「お仕事、頑張ってください」って言ったら、すっごく良い顔で笑ってくれた。なんかよくわかんないけど、泣いてるじいちゃんたちも居た。ディーバみたいだよな〜。

 じーじに抱っこされてるのがなんだかちょっぴりもやもやした。ママなら平気で、もっともっとしてほしいのに変だよな。

「赤ちゃんみたいで恥ずかしいから俺たちで歩く」

「ば〜か。飛竜たち待たせんだろ?早く荷物とって行かなきゃなんねーだろが」

 じーじの言葉に「そうだよな〜」って思ったから、そのままにした。

 男の約束を破って、へなちょこな大人になったら嫌だもんな!!

「お前らも男だな〜」

「「じーじ、意味わかんない」」

 見てわかるだろ!!俺たちは男だ!!

「ミーナちゃんなら、ずっと抱っこされてても平気なんだろ?」

「「うん」」

 ニヤニヤしたじーじに頭を撫でられたけど、本当に意味がわかんね〜!!だ。

「よ〜う。邪魔するぜ〜」

「ようこそおいでくださいました。始祖様、アルゴス様、マルケス様」

 厨房の皆が入ってきた俺たちに、ザッて音を発ててお辞儀してきた。

「「よろしくお願いします」」

 俺たちもお辞儀したら、ルー兄が近付いてきてニッと笑った。

「使うのは集めといたから、秘密兵器は自分たちで作れ」

「「はい!!」」

 さっすがルー兄、わかってる〜!!

 ルー兄からじーじに手渡された袋に俺たちは釘付けだ。

「何が入ってるのかな〜?」

「わかんね!!でも、秘密兵器なんだから、スッゴいのだ!!多分」

「凄いのか〜」

 ワクワクした感じで言うマルケスに答えたら、ふむふむと頷いてから「くふふ」って笑った。

 あ!!でも、ちびもふの手で秘密兵器は作れるのか?カブトムシも掴めるのか?

 せっかく皆が俺たちの為に考えてくれたけど、なんだかドンドンしょんぼりしてくる。

「うわ!?」

「わわ!?」

 いきなり体が引っ張られるようなググッて感じがして、なんかわかんないからちょっぴり怖くなって目をつぶった。グニャッてなったのもじーじのイタズラじゃないよな?

「お?お〜い。お前ら、目ぇ開けてみ」

 じーじの声にも、俺は目を開けない。なんか、マルケスも目をつぶってるみたいだ。

「だ〜い丈夫だって。怖がんねぇで、ほら」

 こ、怖いわけじゃないぞ!?

 ルー兄がワシャワシャッて頭を撫でたから、ちょぴっとだけ目を開けてみる。でも、すぐに全部、開けた。

だって!!

「マルケス!!」

「え?……あっ!!」

「「戻ったぁ〜」」

 マルケスと顔を見合わせて、ペタペタ触って、本当に戻ったんだとニヤニヤしちゃうのはしょうがないよな。

「な?開けて良かっただろ?」

「「はい!!」」

 嬉しくて嬉しくて、マルケスと両手を(つな)いでグルグル回る。

 これで秘密兵器も自分たちで作れるし、カブトムシも掴めるな!!

「あ!!」

 急にマルケスがおっきな声を出して、くしゃって顔をしかめた。

 なんだ?なんか泣きたい事あったか?

「アルゴス〜。リオ兄とイールとイースは、僕たちがちびもふブラザーズじゃなくても遊んでくれるかな〜?」

「え?あっ!!」

 そうだった!!イールとイースは「ちびもふブラザーズと遊ぶ」って言ってくれたんだった!!この姿じゃ、嫌われちゃうかも……。

「「どうしよう〜!?」」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=418023835&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ