5/17
アスターテ皇国 1(エカリテ 3)
薄汚れた子供 マリン
エカリテは子供を拾った後、どうすれば良いのか分からず
分からないことに混乱した
混乱のままに、考えて、唯一自分に近づこうとしてくれた兄を思い出し…
初めて、人を頼って
助けを求めた
…………………………………………………………………………
本来であれば薄汚れた孤児など捨て置くのだか
兄の采配により孤児 マリンは
しっかりと侯爵家家人としての教育を受け
下級メイドから働き始めた
エカリテはこれまでになくマリンを気にかけ
マリンに話しかけるだけでなく
他のメイドや侍女
料理人に庭師
護衛
助けてくれた兄
と、
話ことが増えていった
これにより
自分の周りを見つめることが
話をし
自分が何に助けられているか
毎日が
当たり前でないことが
分かることができたのだった




