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プロローグ


静寂なる夜の果て

焚火に寄りて

古き調べ歌い奏で

聖乙女と孤独の獣

境を越えし恋の詩

いま甦らむ


空を焦がす咆哮に

血の宿命は目覚めけり

断崖に響く祈りの声

眠りし獣呼び覚まし

運命の鎖は解かれぬ


呪われし竜にこそ

清き名を授けよ

それは祈りの証

それは赦しの光

それは誓いの印


竜が人を知り

人が竜に触れしとき

千年隔てし壁崩れ

断絶の傷は癒えゆき

命と命は寄り添わん


されどその愛は

世の定めに背くもの

ひとたび芽生えし想ひは

風に抗ふ花のごと

儚くもたしかに咲きけり


ああ聖乙女よ

ああ孤独なる獣よ

君らの名は風に刻まれ

村々に歌い継がれん

吟遊詩人ここに歌わん――

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