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この世界には聖女様がいるらしい  作者: やまとうみ
第一章 酒場サンジェル
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2.ロゼの名


あの日からロゼの様子がおかしいことに育ての親であるサンジェルとミラが気づかないわけがない。フラミンゴが置いていったウォッカを使って香水を作るのはいつものことだが、それとは別に今まで売り物としては作らなかったチョコレート菓子も毎日のように作っている。

ここ酒場サンジェルは、商人たちが酒代として置いていった品物をロゼが加工し商品化する。それをまた商人たちが買い取り、その後客に売るのが通例だった。中でも香水と薬はよく売れるので主力商品として手掛けていたが菓子を商品化したことは今までにない。他に職人が存在するからだ。


「恋だよ恋。こりゃ完全に甘党美男子に恋しちまってるね」

「・・・商人の嫁にはさせられんぞ。泣きをみるのがわかってるからな」


サンジェルは腕組みをしながらオペラケーキを作るロゼを眺めている。嬉しそう、楽しそう、というよりも険しい表情で真剣に作っているロゼ。国王に差し出す献上品の試作でもしているかのようだった。


「仕方がないさ。ウチのバカ息子も商人に憧れて家を出て行ったんだし」

「だから言ってんだ。商人ってのは冒険家と同じくらい夢見がちで、あのバカ息子は生きてんのか死んでんのかもわからん。出て行って手紙一つ寄越したこともない親不孝もんだ」

「まぁ、商人にはありがちだよ」

「手紙を出してやれ、たまには実家に帰れって口を酸っぱくして言ってんのにアイツらは・・・」

「危険な仕事も多いだろうからね。実家に迷惑かけたくないんだろうさ」

「だから俺は言ってんだ!!絶対にロゼを商人の嫁にはせん!!」


親の心、子知らず。ロゼの将来を危惧しているサンジェルの前に「サンジェルさん、味見してみて。お酒に合うかな?」とお手製のオペラケーキを持ってくるのだから質が悪い。いらん、いらん!と突っぱねたいが「美味しそうじゃないか」さっきまでミラに見せていた顔はどこへやら。目も頬も落ちそうなくらい垂れている。娘の作ったケーキを突っぱねる父親などどこにいる。食べたいに決まっているじゃないか。たとえ、他の男へ渡す前の実験体だとしてもだ。


「・・・うま。なんだこれ」

「美味しい?サンジェルさんでも美味しい?お店に出してもいい?」

「店に出すのか?」

「ダメ?」

「ダメなわけあるか。これは酒代とは別に金とってやらんとな」


酒場にケーキ、酔狂な商人たちには悪くもないだろう。サンジェルは皿の上に乗っていた一切れのケーキをあっさり平らげた。「ミラさんも食べて!」ロゼはミラの分も切り分けて差し出す。「ロゼー、本気出しすぎなんじゃないかい?」口をにやつかせたミラはロゼを肘で突く。ロゼは顔を真っ赤にして「だって・・・だってね!」両手で顔を隠す。層が重なったオペラケーキのガナッシュにこだわり、柔らかさと甘さを変えたものを三種類も用意していたことがミラにバレて恥ずかしがっている。


「そろそろフラミンゴがロゼの香水を受け取りにくるだろし、楽しみだね」

「ど、どうして!?」

「彼に食べてもらいたいんだろ?大丈夫、美味しいよ」

「ミラさん!!しー!!しー!!」


ロゼは自分の口に人差し指を立ててサンジェルを一瞥した。サンジェルはあえて気づかないフリをする。全てバレているのに。ロゼがガナッシュに恋しているのも、ガナッシュのためにオペラケーキを作っているのも、自分が実験体にされたことも全て。


「・・・さて、勘定でもつけてくるか。高値で売り付けてやる」

「一方的な恨みはやめなよ、サンジェル」


店を出て倉庫へ向かうサンジェルにミラが溜め息混じりに言う。「恨み?」ロゼが首を傾げながら問うとミラは首を左右に振って「気にしない、気にしない。父親ってのはね、いつまでも娘の恋人でありたいのさ」ロゼの肩をポンポンと軽く叩いた。


**


酒場サンジェルには朝だろうが昼だろうが客が来る。酒を買いに来る主婦もいれば、軽い食事と一杯の酒を飲んで仕事に行く男たちも集まる。そこに混じって現れる商人たち。商人たちが集まるのは決まって一仕事終えた夕方から夜にかけてだった。

日が沈み外が暗くなりはじめるとロゼは店の出入口を何度も目で確認する。扉を開けて赤ら顔のフラミンゴとフードを被ったガナッシュが現れるのを今か今かと待っていた。


「そういやさっきフラミンゴの野郎を見かけたよ」

「え!?フラミンゴさん!?どこで!?」

「港でな。相変わらずデカい荷物持って、ノロノロ馬を引いてたよ。アイツは本当に商才があるというか、食えない奴というか」

「もう一人一緒にいなかった?フラミンゴさん、お弟子さんをとったそうなの」

「弟子?アイツに?・・・あの野郎、更に販路を拡大しようとしてんのか?」

「見なかった?」

「どうだったかなー?デカい荷物に目がいって他には気づかなかったわ」


巨体で毛むくじゃらのイエティはウイスキーの入ったグラスを手で回すと「ほんとロゼはフラミンゴが好きだよな。アイツの話は嘘も本当も入り混じってて面白いが鵜呑みにすると恥かくぞ」ロゼに笑いかけ一口飲んだ。


「聖女様の話?」

「サンタクロースは存在するのかしないのかと同じようなもんだ」

「サンタクロースはいるのよ?」

「間違えた。サンタクロースは煙突を通って我が家に来てくれたのか、だな」

「バカだね、イエティ。サンタクロースはトナカイのそりに乗って空を飛び、世界中の子供たちにプレゼントを配ってるんだよ」


大きなしゃがれ声が話に割って入ってきた。「おーおー、夢語らいのフラミンゴじゃねぇか」イエティの後ろには豪快に笑うフラミンゴが立っており、少し距離を置いたところに大きなズタ袋を担いでいるガナッシュがいた。


「ロゼ、こんな見た目も話もむさっ苦しい奴の話なんか面白くねぇだろ。やっぱ語るなら夢とロマンよ」

「だからお前は恥ずかしい奴だって教えてたとこだ」

「恥なんてかいてナンボよ。そのうち周りを笑顔にしだすんだぜ?」

「嘲笑ってんだよ。あー、俺こんな奴じゃなくてよかったーってな」


フラミンゴとイエティが話し始めたのでロゼは気づかれないように小さく後ずさる。フラミンゴの後ろで突っ立っているガナッシュに「どうぞ」と席に座るように促した。ガナッシュは大きな荷物を自分とフラミンゴの間に置き、椅子一つ分開けた席に座った。


「何にしますか?」

「フラミンゴさんと同じものを」

「それじゃ、この間の二の舞に・・・」

「多少は強くなったんじゃないかな。・・・自信はないけど」

「どうしてもっていうのでしたら、先にゴールデンミルク作ってきます。その方が酔わないかも」

「ロゼの手間になるだろ?」

「潰れちゃった方が手間です!」

「それもそうか」


ガナッシュが小さく笑う。ロゼもにやける口を抑えられず笑った。「すぐお持ちしますね」と言い残しカウンターから離れようとするロゼを「ちょいちょい、ロゼ。これ、例のやつ」とフラミンゴが鞄から小箱を取り出した。小箱の中身は生成り色のマグカップで何のイラストもない素朴な温かみを感じる。


「それ、客用な」

「ふふっ、はーい」


前回ロゼのマグカップをガナッシュに使用したことを本気で気にしていたのだろう。まさか本当に客用のマグカップを持ってくるとは思わなかった。「見て見てミラさん、フラミンゴさんがお客さん用のマグカップだって」貰った生成り色のマグカップを厨房にいるミラに自慢げに見せた。


「客用のマグカップ?なんだい、そりゃ」

「この間、フラミンゴさんから貰った私のマグカップをガナッシュさんに出したら、少し不機嫌になったの。今度、お客さん用のを買ってくるって、それで」

「はーん?フラミンゴの奴、いい年したおじさんのくせにヤキモチ妬いたのかい」

「ヤキモチ?」

「サンジェルといいフラミンゴといい、ロゼは嫁に行くの遅れちまうね」

「お嫁さん?私、お嫁さんにはいかないよ?ずっとここで働くつもりだもの」


「いいでしょ?」ニコッとミラに笑いかけると隣で小鍋を取り出した。口を開けて固まっているミラは「・・・・サンジェル、私もロゼを送り出せないかもしれないよ」ポツリと零した。


**


トレイにはフラミンゴから貰った生成り色のマグカップに注がれたゴールデンミルク、そして腕によりをかけて作ったオペラケーキが並んでいる。ロゼは高鳴る胸を抑えられぬままトレイに並べられた二つをじっと見つめている。どんな反応が見られるのか楽しみでもあり怖くもある。すーはーすーはー深呼吸をして「よし!」意を決してカウンターに戻った。

フラミンゴとイエティはいい感じに酒が回っていてサンジェルの後ろを通るロゼに気づかない。ガナッシュは頬杖をつきながら酒飲み二人を眺めていた。カウンターに戻ってきたロゼを見つけると居住まいを正す。


「お、お待たせしました」

「お待ち申し上げておりました」

「え?」

「ん?」

「なんて言いました?」

「いや、なんでもないよ」


ガナッシュはロゼからトレイに視線を移し「あ、オペラだ」ゴールデンミルクとは別に用意されたケーキにすぐ気づく。ロゼは震えそうになる手を必死に抑えて「が・・がんばって、作りました」黒光りするチョコレートケーキを凝視する。するとそのケーキに手が伸びてきて「俺、好きなんだよね。オペラ」ガナッシュは、ひょいっとトレイからオペラを取る。


「これ、作るの大変でしょ?」

「がんばりました!」

「俺のため?」

「えっ!?」

「ガナッシュって名前気に入ってくれてたみたいだから」


「まさか酒場でケーキが出てくるとは思わなかったな」面白がっているのか喜んでいるのかわからないがガナッシュが目を細めて笑うので、ロゼは胸が苦しくなってトレイをぎゅっと抱きしめた。

フォークで切り分け、口に運び、咀嚼しながら頷く様までじっと見つめていると「美味しいよ」欲しくてたまらなかったガナッシュの「美味しい」にロゼはにやけてしまう口をどうすることもできない。「よ、よかったぁ」全身の力が脱力してその場にへたり込みそうになった。


「なにお前だけうまそうなの食ってんだよ」

「オペラですよ。知ってますか?」

「俺を誰だと思ってんだあ?俺は貴族相手に毎日商売してる名うての商人フラミンゴ様だぜ?」

「悪名高いの間違いじゃねぇの?」

「は~有名人ってのはつらいね~。有名になるってのは好評と同時に悪評もついてくんだからな~」


「人間の妬み嫉みってやつは恐ろしいもんよ」何かを思い出すかのようにフラミンゴは宙を見上げた。「お前にも恐ろしいもんがあんのかい」イエティは豪快に笑いながら酒を引っかけている。


「ロゼ、知ってるかな?上流階級の人たちはオペラをブランデーと嗜むことが多いこと」

「え?そうなんですか?」

「二人にも出してあげなよ。豪快な酒飲みがお淑やかになるのか、ちょっと見てみたくない?」


ガナッシュが悪巧みするように笑みを携え、食べかけのオペラが乗った皿を指先でトントン叩く。「見てみたいです!」ロゼは小走りで厨房に戻り二人分オペラケーキを切り分けた。「フラミンゴさんもイエティさんも食べて!貴族の皆さんはブランデーと嗜むそうよ!」さっき仕入れたばかりの知識を披露してケーキの横にブランデーを注ぐ。二人は急に静かになり何故か背筋をピンと伸ばした。普段なら使いそうにもない小さなフォークを手にし、おじさん二人は同時にケーキを頬張る。むしゃむしゃ食べるけれど感想が出てこない。辛党の二人には美味しくないのかもしれない、が。


「うまいよ、ロゼ。うん、うまい」

「うんうん、こりゃ貴族じゃなくてもブランデーがすすんじまう」

「嘘っぽーい」

「嘘じゃねぇよ!なあ?フラミンゴよ」

「あったりまえだろ!ロゼの作るもんにハズレはねぇのよ!いやー、うまいうまい」


「酒がすすむなー」とブランデーをゴクゴク飲んでいるのは、ただの飲兵衛だからじゃないのか。ロゼが二人の様子をじっと見つめていると「違う、ロゼ。うまいのは本当なんだ。けど、俺らは貴族の嗜みはわからんのよ。ケーキはケーキ、飯は飯、酒は酒なんだ。な?」ご機嫌をとるようにフラミンゴは眉を下げてロゼに言う。情けないフラミンゴの姿を見て、荷物を挟んだ先に座っているガナッシュが声を抑えて笑っている。


「てめ・・・お前の入れ知恵か!?ガナッシュよ!」

「・・・面白かったです。背筋伸ばしてケーキを頬張るフラミンゴさんも、情けなく言い訳してるフラミンゴさんも」

「ったく。ロゼ、商人の話なんかに乗るんじゃねぇぞ。質がわりぃったら」

「お前が言うのか」


ブランデーを注ぎながらサンジェルが言った。「俺はな、人をからかうような真似は」とまた三人で話し始めたのでロゼもまた少しずつその場から離れガナッシュの席の前に行く。未だに小さく肩を揺らすほど笑っているガナッシュは「面白かったね」とロゼに目配せした。


「後で怒られませんか?」

「あの人、後腐れない人だから大丈夫だよ」

「いつもこんなことを?」

「いや?初めてした。ここ以外でできるわけないよ」

「どうしてですか?」

「ここがフラミンゴさんにとって安心できるところだからね」


ロゼはフラミンゴに目配せする。赤ら顔で大きい声で豪快に笑ういつものフラミンゴがそこにいる。「ロゼは、ここ以外のフラミンゴさんを知らないだろ?あの人、貴族相手に商売してるだけあって抜け目ないんだよ。顔には出さないけど気張ってて、早くここに帰ってきたい一心で仕事してるように見える」ガナッシュは残りのオペラケーキを口にした。


「ガナッシュさんは、人をよく見てるんですね」

「フラミンゴさんほどじゃないよ。あの人は本当にすごい」

「でも、そのフラミンゴさんのお弟子さんになれたガナッシュさんもその才能があるんだと思います」

「どうだろ、俺は」

「サンジェルさんから聞きました、ガナッシュって“のろま”って意味があるんだって。でも、私が勘違いしたみたいに、ガナッシュって聞くとあのチョコレートクリームを思い浮かべる人の方が多いと思うんです。甘くて美味しくて人を幸せにするような、そんな商人になれるようにその名前を送ったんだって私は思ってます」


ロゼが顔を赤くして目を細める。「私はガナッシュって名前大好きです!」甘い甘いチョコレートを口にしたみたいに顔が垂れた。「美味しそうだから?」ガナッシュが小さく笑いながら訊ねる。その顔は酒も飲んでないのに赤らんでいた。


「そうだ、ロゼ。俺も持ってきた」

「品物ですか?」

「いや、これは俺用の酒にしてほしくて」


ガナッシュがズタ袋を漁り一本の瓶を取り出した。「ボトルキープってやつですね。珍しいお酒ですか?」カウンターから身を乗り出して覗き込むロゼに「珍しくはないかな」茶色の小ぶりな瓶を差し出した。


「ロゼワイン」

「・・・え?」

「俺ばっかり食べられるの癪だから、俺もロゼを飲むことにする」


ガナッシュが言っていることを理解できなかった。「瓶を眺めてもしょうがないでしょ。注いでごらん、綺麗だから」ロゼの後ろに並べられているグラスを指さしたガナッシュはマグカップに入ったゴールデンミルクに口をつけ一気に飲んだ。その仕草さえ見ていられないほどロゼは手渡された茶色の瓶に釘付けだった。

棚に視線を注がず慣れた手つきでグラスを取るとガナッシュの前に置いた。「栓は俺が抜く。貸して」目の前に差し出された手に吸い込まれるように受け取った瓶を渡す。ガナッシュは簡単にコルク栓を抜くとすぐに瓶をロゼに返す。ロゼは両手で瓶を受け取り慎重にグラスに注いだ。淡いピンク色の液体が光を反射するようにキラキラ光り、グラスの中で小さく揺れる。


「・・・・綺麗」

「見たことなかった?ロゼって名前だからそこからとってるものだと」

「ううん。知らない。・・・そうだったのかな」


グラスの中で揺れるワインをずっと眺めているロゼに「これは、俺のです」ガナッシュはグラスを手に取りワインを口にした。テキーラを悶えながら飲んでいた姿とは程遠く、香りも味も堪能するように目を瞑ってワインを口に含むとガナッシュは美味しそうに表情を緩ませた。その様子に、自分に何かされたわけでもないのにロゼは顔を真っ赤にしてその場に立てなくなってしまった。しゃがみ込んでカウンターを見上げるとロゼワインを口にするガナッシュの顔だけ見える。


「サンジェルさんよー、娘さんが口説かれてますが見逃してもいいんですかい?」


フラミンゴの声がする。ロゼにはフラミンゴの顔が見えない。どんな顔で言っているのかわからない。けれどサンジェルは隣に立っている。ロゼは両手で口を押さえながらサンジェルを見上げた。「これだから・・・口が上手い商人ってやつは」弱弱しく呟いてロゼを見ることはなかった。


「ロゼー、顔に騙されんなよー。こいつが甘い言葉吐けば貴族のお姉様たちはあれもこれもと商品買っていくってもんだ」

「人聞きの悪いこと言わないでください。俺は真剣に商品の価値を説明してるだけです」

「そのお姉様たちは商品よりもお前の顔を眺めてるがな。はっはっは、まあ、俺は売れさえすりゃあ何でもいいけどよ」


フラミンゴとガナッシュの会話などロゼの頭に入ってない。ぼーっとする頭でゆっくり立ち上がり、彷徨わせた目はガナッシュの手に収まっているグラスのワインを見続ける。


「ロゼも飲んでみる?」

「えっ!?や、私は、眺める、だけ、で」

「そうか、ロゼに酒勧めるのダメだったっけ」


「あとは、なんだったかな。聖女様の話がいるんだっけ?」ピンクのロゼワインを口にしながらガナッシュはロゼを上目遣いで見る。「きょ、今日はもう、頭がいっぱいです!!」フラミンゴ以上に顔が赤いロゼを見てサンジェルを除く全員が大きく笑った。


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