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俺たちの子供ら

作者: 今井キマリ

俺かい


桃源郷で


子供らに桃を配っているおっさん


彼らは、実にピュアで


もう人間界に


落とされることは


ないだろう


俺は人間のころ


マザーツリーだと気づいた


幸せだった


いつか帰ろうと思ったよ


俺は桃源郷で


二つに割れた


マザーツリーの俺


木の実を配る俺


充足している


極楽浄土も悪くない


震える子供もいる


そういう子には


人間界の醜さを教える


もちろん下界に落とすという意味


大抵の子は帰ってくるさ


極楽浄土の素晴らしさは


色彩では語れない


包み込むような温かさがある


俺は当時


逃げなかったよ


人生から


これだけは言わせて


いつか人は死ぬ


天上で待ってるね


俺たちの子供ら

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