ゾンビゲームで挫折(クソゲーだった)
初めまして。
ランダムなお題に合わせて15分以内に考えて書いた最初の小説です。
拙作ですが楽しんでいただけたら幸いです。
「てんちょー、なんか面白いゲームないー?」
この子はかなめちゃん、わたしの姉の娘さんだ。ゲーム屋を営むわたしとはかなめちゃんが小さい頃からの付き合いで当時高校生だったわたしとよく一緒に遊んだものだ。
「いま流行と言ったらシューティングゲームかな。ほら、イクラを避けるやつ」
「おー!!!てんちょー、これ!!これ何!!」
話聞いてないし……。
かなめちゃんはJKだ。いつの間にかゲームソフトを手にしている。
「どれどれ、あーこれ……」
10年も前のソフトだ。ニンテンだかスクスクだかのゲーム会社が他会社の有名ゾンビシリーズをオマージュした作品。年々、虫だったり、肉塊だったりとグロ要素を極めてゆく本家ゾンビゲームと違い。人間の狂気的な面をメインとする中々挑戦的なゲームだった。サイコホラーもの、というのだろう。
「ヘェ〜、さきちゃんも遊んだんだー」
「まーね、中盤に出てくるお婆が怖いのなんのって。あーでも、わたし最後までクリアしたことないなー」
自分のことながらゲームの話をし始めるとJKみたいな言葉になるの、虚しくなる。
そういえば、お婆はお説教タイプの狂気ゾンビだったっけ。
「にひひ、今日は徹夜するぞー」
……かなめちゃんも挫折しそうだな。
お題:バイオ挫折
(どうやらカプコン様のバイオハザードシリーズのことらしいです。遊んだことないから詳細は知らん)