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虹の末裔  作者: $ung
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第1話 〜始まり〜




 これは剣と魔法とドラゴンの時代からお送りする魔術戦記物語。

 始まりは1つの国の末裔たちが広げる今は無き物語。

すべての始まりの"おとぎばなし"




 多くの血が流れた。

女神戦争が終わった。

人々は生き残った。

一人の女神は神の愛した人を嫌い、破壊に及んだ。

そして、一人の女神は神が愛した人を守った。

二人の女神の戦いは今では御伽話で語られ、多くの人たちは女神を祀っていた。


 一人の女神と一人の人間の間に子孫が残されて、今は一国の王家にまで拡大した


虹の国「タイラーン」


 山の谷間に手を伸ばしてつかまっているかに見えるタイラーン城はかつて女神が愛した先代王アルハーツ・タイラーンが築き上げたお城である。

 

今は1000年以上も歴史を持ち、今はその末裔たちによって幸せな日々を送っていた。



 山の谷間に手を伸ばし捕まっているかに見えるタイラーン城、かつて、誰が作ったかも知られていないタイラーン城はまさに天空の城とも呼ばれている。

一年に一度、災害や、敵の侵入を防ぐために魔術部隊による儀式(虹神祭)行われている。


今年は何かが違う、一国の後継が生まれた。


「カイ・R・タイラーン」


タイラーン国12代目となる次期王


「ハイデル様、やはりこのお方は我が国の王にふさわしい目をしておいでです」


「...」


タイラーン国の王家は古より黒い髪、深緑の瞳が受け継がれていた。


一方、同時間にもう1人

タイラーン国、騎士団大隊長

アルナス・ラフィールと国王の従兄妹との間にも子供が生まれたのだ。



名は「ミカ・ラフィール」

綺麗に色染まった金色の髪、王家の証である深緑の瞳である。


この物語は2人の物語である。



 2人が生まれまもない頃の話であった。

タイラーンより西、国境を超えた先にある小さな国が何者かの族により崩落。新たな国が誕生した。

バーデン国と名づけられ、あっという間にさまざまな国を領地に収め、大きな帝国へと名乗り上げていた。


国境を守備で固めるよう命じたハイデル国王は強大すぎる力に不安を抱いていた。


「国王様、現在西の国境は大変手薄になっております、何か対策はお考えですか?」


「...」


「現状、我が軍の指揮は低下しており、何か対策を立てねば、すぐさま攻めてこられますぞ」


「アルナスを呼べ」


「承知」


すぐさま神官はアルナスを呼び出した。

何事かとアルナスは謁見によばれ、だいたい感づいていたかのように答えた。


「アルナス、そなたの考えをきかせてくれ」


「王よ、西の国境は手薄であれ、知略による策はございます、対策さえしっかりとしておればそのような心配はないかとおもわれます」


「さようか」


西の国境、高度200メートルにも及ぶ丘の上に建てられた砦は矢はもちろん、投石すらとどきにくい城がある。

名はハイベル。

タイラーン国が所有する最も高い場所に築かれた砦である。


「策はございます、守備を固め長期戦へ持ち込むのが良いかとおもわれます」


「長期戦か」


「さよう、高いハイベルは攻め入るのにも難しいため短期間で全力で攻めてくるはずです、それをことごとく蹴散らせば、我が軍に勝機はあります」


「なら、西の防衛は守備隊に任せよう」


「承知しました」


しかし、バーデンは数年西の国境は超えてこなかったのである。




 6年後



 タイラーン国は何事もなく平和な日々が続き、王子のカイはすくすくと育っていた。


「カイ様!、カイ様!、どちらにおられますか」


(みんな、捜しすぎだよ)


カイは6歳になるとやんちゃな行動が増え、1人屋敷を抜け出してはよく通う場所があった。


城の西にあるかつて、虹の神がいたとされる湖であった。


「今日も綺麗だな〜、あれ!?」


(カサカサ!!)


「なんだウサギかよ、ここってなんでいつも湖に虹あるんだろ?」


(...)



湖が光り、何かがカイに問いかけていた。



(アル...)


(アルハーツ...)


「アルハーツ?タイラーンの初代国王?」


(やく...そく)


何かはっきりとしない言葉が聞こえてきたが、カイはよく聞こえなかったため、帰ることにした。



「カイ様!!!」


「あちゃー、バレてしまった」


「こんなところに!いつもいつも無茶ばっかりされて」


「ごめんよ、ラウルフ」


ラウルフはカイの世話役である。


「カイ様になにかございましたら、国王様に叱りをいただくのは私なのですから」


「...」


後日のことであった。

カイの屋敷にアルナスとその娘が訪ねて来た。



「カイ様、お元気でなによりです」


「アルナスじっ様!」


アルナスはカイを高々と持ち上げ挨拶を交わした。


「ご紹介いたします、こちらは我が娘のミカでございます」


アルナスの後ろにはひょっこりと隠れていた小さな金髪の女の子がいた。


「ほら、ミカ、ご挨拶しなさい、こちらは王子のカイ様だ」


「あっ、こ、の!たびは」


「あははは」


カイが大きな声で笑った。


「そんなにかしこまらなくていいよ、ミカよろしくね」


「あっ!はい!」


「カイ様、今日は少し陛下にお招きいただきこちらにきたのです」


「たしかにじっ様がよばれるの、珍しいね」


「では、謁見しに参りますので、少しの間、我が娘のミカを頼めますか?」


「おぅ!任せてよ!」


「ではミカ、くれぐれも失礼がないように」


「はい!父上!」


アルナスが謁見する間2人でいることになったカイとミカは早速お互いについて問いあった。



「てか、ミカ同い年なんだね!」


「はい、カイ様と一緒でとても嬉しいです」


「そうだ!見せたいものがあるんだけど、一緒に行かない?」


すぐに仲良くなった2人は窓辺から飛び出した。


「すごーく怖いけど、カイ様と一緒なら大丈夫です」


「大丈夫、危なくないよ」


2人は西の湖にたどり着いた。

湖に広がる綺麗な光景にミカは心打たれ、まだ6歳が見るその光景は神秘的で、一瞬にして言葉を失うほどであった。


「どうだ?ミカ?、!?」


「...」



一瞬のことだった。


急に湖のは光だし、2人を包むように広がった。

2人は気を失い湖の横に倒れ込んだ。

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