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はじめまして異世界。

投稿遅くなってすみませんっ!

  ……眩しいな

  いつもよりカーテンから漏れる陽の光多くないか?






  チュンッチュンッ チュンッ





  ん……小鳥のさえずり……?

  車の排気音とか、マフラーを外したバイクの音が聞こえないだと?むしろ木々のさざめきとかは聞こえるのにか?ここは少女漫画か?



  …………おかしい。1度起きるか。



  そう思ってゆっくりと目を開いていく。大量の陽の光が、突如流れ込むように目に入ってくることで、ピントがすぐに合わない。この現象には、慣れているため全く慌てないが、今の自分が置かれている状況がわからずに慌てそうだ。


  天井は高くて見えずらいが、霞んだ茶色に年輪があったため、木でできているとわかった。とりあえず、秒で見知らぬ天井であると断言できる。だって私の家の天井は、昔の日本家屋とかじゃなくって、ごくごくその辺にある3階マンションに住んでいるから、コンクリートの色で白いんだもん。



  「………ここ、どこ…?」



  とりあえず、周囲の確認をしようと起き上がってみたら、自分の身体が妙に軽い。自分を確認しようとしたら、横のドアが開いた。誰が出てくるのか全くわからないため、全身の筋肉を強張らせベッドの端へ逃げた。ドクンドクンッとしっかりとした動きをしつつ、速さが増していく心臓に呼応するように、恐怖感が湧き上がっていく。

 



  そして、完全に扉が開き、

  「っ!目覚めていたんだね、よかった。具合はどこも悪くない?」



  扉から現れたのは、晴れた空の色を映し出したかのような髪色で、透き通るような黄金色の瞳を持った青年であった。よく見てみると頭に龍の角らしき物が左右についている。とても顔立ちがいいことも相待ってか、とても笑顔が輝いており、口調、仕草、目の色全て、私を心配しているものであった。


そんなに怖がる必要なかったのかもしれない。


  というか、なんで角なんてつけてるんだろう?なにかのイベントでコスプレをしてたのかな?にしては、ものすごく自然に生えているように思える。



  「大丈夫?もしかして、まだ具合悪い?」



  考え込んで返事をしなかったため、心配をかけてしまったようだ。


  「い、いえ!具合は悪くないのですが、なんだか身体が軽く感じます……」


  「少し痩せ気味なのと、ベッドの上でしっかり寝れたからかな?」


  少し痩せてるのか……それにしては軽くない?なんか今までより、断然軽いんだけどなぜ?


  「どこか痛む場所はある?」


  「ないです……」


  「じゃあ今からご飯持ってくるから待ってて」



  優しいな。でも、見ず知らずの人だし警戒はしなきゃ。


  まあ、とりあえずそれは一旦置いておいて、そもそもなんで私はここにいるんだろう。



  「あ、あのっ!」


  「どうしたんだい?」


  「わ、私、なんでここにいるんですか?ちょっと記憶がなくてわからないんです……」


  「僕が狩りに行ってる時に、君が木の幹で眠っていたのを見つけたんだよ。そのままにしておくと、獣が寄ってきてしまうかもしれないからここに運んできたんだ。勝手にしてしまってごめんね?」



  木の幹で……?というか、狩りって言った?

 まあ、今の時代でも狩りやってる人はやってはいるが、寝る前にそんな場所に行った覚えなんてない。ましてや、木の幹で寝てない。自宅のふかふかベッドで寝た、というか寝落ちたが……


  でも、心配して匿ってくれたであろうことはなんとなくわかった。



  「いえ!ありがとうございます!」


  「じゃあ少し待っててね」



  ガチャリと完全に扉が閉まる音がする。

  また、孤独になったこの部屋に、さっきまであった緊張感は多少緩んだ。強いて言うなら、ここはどこかという疑問は、全くもって解消されていないことは変わりなく、それによって緊張が緩和されているような気もする。とりあえず来るまで、何かわかるものがないか部屋を調べてみるか。


  そう思ってベッドから降りようとした。慣れていないベッドのため、下をしっかり見て躓かないように注意する。そして、地に足をつけ目線を上げて気付いた。


  昨日まで見ていた、世界じゃない。

  私が見ていた世界は、もう少し高い所からの目線だったはずだ。


  おかしい。いきなり目線って変わるものだったっけ?そんな時にふと、視線の先に姿鏡が目に入り、慌てて駆け寄り自分の姿を映した。


  鏡の世界には、エメラルドグリーンの髪に金色の瞳、頭に先ほどの青年と似たような角が左右にある色白の齢8歳の女の子が映し出されていた。


  信じられない光景に思わず、鏡に触れてみる。全く同じ動きをした鏡の女の子と、手が触れそうになる。明らかに、鏡の女の子が自分だということが判明した。


  え、えーーーーーーーーっ!!!!!!?

  黒髪黒目のモブであった28歳はどこいった!?

  というか角ある段階で私、人間やめてない!?

  なにがどうなってるの!?


  そういえば外は?外はどうなってる?そう思って部屋を見渡した。すると、ベッドの横に窓があった。急いで、ベッドに乗り上げ、窓を覗き込む。すると、現代では信じられないほどの、木々や花々、ましてや側を流れる澄み渡った小川まであった。


  …………どうやら私、渡里未架は人間をやめた状態で異世界にきてしまったみたいだ

こんな感じのノリでまだまだ続きますがよろしくお願いします

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