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私に用件ですか  作者: 海田 洸
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たるい戦闘

走って受注所から依頼者の家に向かい話を聞いた。とにかく早く終わらせたいのだ。休めるからな。

そして、依頼者によると郊外の畑にリザードが住み着いてしまっている。それを、おぱっらえばいい。つぎにオークのほうといえば、近くの森のオークが最近急に増加した。そのため、森オークを倒してほしいというものだった。

まぁオークのほうはミスったな。探すのが面倒だ。と思いながらとりあえずリザード討伐へ向かった。

「着いた、か」

畑を見ると、すでに荒らされまくっていて以前が畑とは全く思えなかった。

畑の主人にご愁傷様と思いながら、大剣を構えた。と同時に走り出して一体切り倒した。それと同時にまわりにいたリザードどもすべてがこちらへ向かってきた。

大剣の特徴は一発の重さと攻撃範囲にある。魔法スキルは、剣でガード時強度を増させ範囲を拡大すること。振り下ろす際、魔力を注入することで切れ味、範囲を拡大できる。

その特徴を、存分に生かし30体ほどいたであろうリザードの討伐を難なく完了した。

受注は面倒なくせに、報告は何もしなくていいというクエストのシステム。これで終わった際に、通知があるので取引所へ依頼者は納入、受注者は1割除いた分を持ち分とする。

まあ、これでリザードマンの討伐完了。次は、オークか。と、森のほうへ足を向け歩いていた。すると、

「おーい。聞こえてる。こちら、カノンです」

通信魔法だ。相手についてお互いに面識があり、名前を知っていると行える。受付嬢には必須となっている。頑張ればできるかと言ったらそうでもない。繊細な魔力管理、相手との意識の連結を保つ魔力、この二つができてやっとできる。しかし、一般の受付嬢は町の圏内で限界である。まったく、カノンの魔法の才能にはつくづく驚かされる。

「はい。こちらシン。なんか用か」

「さっき町近郊で未確認モンスターの目撃情報が入ったから伝えておこうと」

「ああ、そうか。気を付けるよ」

「うん。最近モンスターがちょっと異常な傾向がみられるからね、気を付けなよ。シンは強いけど武器は大剣なんだから」

「ああ」

「それに今回のやつどんなことしてくるかわかんないからね」

「出会ったらできる限り情報集めてくよ」

「討伐しずに捕獲したら相当な報酬がもらえるからね」

「まず、出会わないと」

「それもそうだね。でも、無理は禁物だよ。じゃ、引き続きクエストがんばって」

「りょーかい」

そう言って、通信を切った。

「もう二度と」

そう心の中で叫び、森のほうへ向かった。

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