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このチート召喚士めッ!  作者: 黒川 雄輔
2/4

天界『ネイビス』にて

すみません、次回から勇夜くん転生です。


前回書き忘れてましたが、思い付きで書いているものなので続くかわかりません

「…………ん?…どこだ?ここ…」


目が覚めた俺が居たのは辺り一面真っ白い雲で出来た場所だった。


…あぁ、納得だ。僕は死んだんだから、きっとここは天国だろう。


「本当に天国…?それにしてはなんか寂しい気もする」


「ここは、天国ではありませんよ」


「!?…誰だ?」


突如背後から聞こえた声に驚いてしまう。


「私はこの天界『ネイビス』を統治する慈愛の転生神

ネクサスです。以後お見知り置きを、天海勇夜さん。

まず、二つ確認を取らせてください。よろしいですか?」


柔らかいクリーム色の髪の少女は手短に自己紹介を済まし、僕に優しく問う。


「あ、あぁ。別に構わないけど、終わったら僕からも幾つか聞きたいことがあるけど良いかな?」


「はい。構いませんよ」


ネクサスは笑顔で応じてくれた。

何故だろう…彼女の笑顔を見ると、とても気持ちが安らぐ。


「それではまず一つ目。天海勇夜、15歳。平成12 年4月8日生まれ。両親は幼い頃に他界し姉の天海優生と二人暮らし……ここまではOKですか?」


「ああ。問題ないよ…かなり念入りに調べられているけど…?」


「はい。私は慈愛の神。天海勇夜さんの担当なのです。担当は全て主神 ゼウス様が決めております」


「へえ…あ、ごめん続けていいよ」


「いえ。それでは次にあなたは今朝、子供が落としたボールを拾うために車道に渡り、突如出現したトラックに轢かれ、死亡。ここまで間違いないですか?」


「あぁ、間違いないよ。それじゃあ次はこっちが聞く番で良いのかな?」


「ええ。構いませんよ」


「ん~…じゃあ手始めに、死んだ僕はどうなるの?」


ネクサスは待ってたと言わんばかりの笑顔で答えてくれた。


「はい!私は転生神。勿論、勇夜さんを転生させるんです!」


ネクサスはふんッと、息を荒げてドヤ顔をキメた。

でも、流石に何を言っているのか解らない。全く見当がつかない。

頭の中は疑問符だらけだ。


「ん?転生とは??」


「転生というのはですね~、元の世界で一度死亡し、異なる人物として別世界への生まれ変わる、というのが定理です。別に今の姿でも構いませんがね?」


「ふーん、なるほどね。つまりあれか?ラノベでよくある異世界転生か?」


「御名答♪異世界に転生して、自由気ままな異世界ライフを送るか、また現実世界に別の人として転生してハーレムを築くか、勇夜さん、あなた次第です!」


「……ちょっと、考えさせて…」


異世界か現実、か……思えば記憶のある12、3年。あまり良いものじゃなかったな…姉さんに毎朝のようにキスを迫られ、煩い幼馴染みに手を焼いて…

取り残された姉さんには申し訳ないけど、あんな現実世界に戻る気は、更々無いな。

よし、決めた。


「ネクサス…」


「はい?」


「僕、転生するよ。異世界に」


「おお!では、幾つか項目があるので聞いていきますね」


ネクサスは水を得た魚のように目を輝かせてどこからか取り出したタブレット端末に書かれた項目に沿って僕に質問していった。


「まずは…外見はどうなさいます?エルフ、竜人、獣人、天使、悪魔等々…如何致しましょーか?」


そう言いながらネクサスはタブレット端末をコードにで繋ぎ、真っ白い壁に映し出してくれた。


「直接タップしてくれればOKです」


映し出された画面にはアイコンの如く様々な人種、種族が映し出されていた。


「ん~…色々あるけど、人間で良いや!」


「ええ!?勿体ない!勇夜さんの見た目なら、猫耳生やしても中々イケる気がするんですよね~……色々」


「色々ってなんだよ!?いや、良いんだよ別に…」


「むぅ……では次に、職業ですね。何になさいます?

剣士、格闘家、召喚士、魔法使い……私的には、猫耳で踊り子が…」


「だからなんでソッチ系のほうにヨイショするのさ!」


「あなたの顔に幼さが残っているのが悪いんです!早く決めてください!!」


「逆ギレ!?」


あんまり急かすなよな……

さて、どうしようか…と思っていて、一番最初に目に留まったのは召喚士のアイコンだった。


「…ネクサス、召喚士って?」


「んーと…召喚士と言うのは、異世界から魔物や精霊等などを召喚し使役する職業です。早く言ってしまえば自分は楽して呼び出した奴に戦わせる楽なポジションですね」


「……じゃあ、それにしよう」


「はいはいっと…念のため聞いておきますけど転生したい環境とかってあります?」


「いや、平和であればどこでも構わないよ」


「了解ですっと……よし、これで全部です。あ、先に言っておきますと転生者にはそれぞれ見合った『特典』が付くんですけど、それはお楽しみです。

それでは最後に…名前はどうします?」


「…変えるわけないだろ。天国(むこう)にいる親に失礼だし」


「ですよね……では、新しい世界でも貴方に幸があらんことを━━━━」

以前から書いてたやつ


引き籠りが異世界転生しました。


http://ncode.syosetu.com/n3550dr/

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