表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男装女子  作者: 桜騎
2/2

地獄

 こんにちは、桜騎です!今回のこの二話で発表させていただきます!男装女子、しゃべるダンボールさんと共同…?とにかく、一緒に書くことになりました!ということで、バトンタッチです。しゃべるダンボールさん、よろしくお願いします!

 自分は、何でこんな目に遭うのだろうと、考えたことがある。わが子に男装させる母親、少しでも気にくわない事をすれば、殴ってくる母親。これは多分、幸せで、まともな家族には見られない事。でもそれは多分で、本当に正しいのはどちらなのかわからない。でも、私は、今のままで幸せと言えないと、ときどき思うことがある。そんなことは、正しいことを知らない私が言ってはおかしいのだろうけど。

 きっともう、お母さんは誰にも止められない。


 「紫苑、ちょっとこれ手伝って?」

「はい」

私は学校から帰ってきて宿題をやらせてもらえる暇もなく、お母さんの手伝いをする。お母さんは怒りっぽく短気だから、気を付けなければ地雷を踏み、殴られる事だろう。そんなところで育つ僕のルールは、『文句禁止逆らい厳禁』だ。それを細かく分けたのが、


    1.お母さんの前では必ず女子っぽいことをしない事

    2.お母さんの事は母さんと呼ぶこと

    3.お母さんのいう事は絶対

    4.お母さんに文句は禁止

    5.絶対に男子になりきること

の5つだ。こんなの、普通の母親を持つ子供には「はあ?何言ってんの、この人」となるかも知れない。だが、私はこの決まりを守らなくては命を捨てたも同然。父親はいないため、凶暴な母親のもとで安全に育つためにはきちんとやるしかないのだ。

 いつか、この地獄のような生活を抜け出す事。それが、私の夢だった。

 私は、この地獄を抜け出すことができるのだろうか…?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ