婚約破棄された経験を小説にしたら超売れた
「マリーナ、今この時をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!」
華やかな夜会の最中。
私の婚約者のランベルト様が、唐突にそう宣言した。
「どういうことですかランベルト様! ご冗談はおやめください!」
「もちろん冗談などではないさ。――見損なったぞマリーナ。君は陰でコソコソと、バルバラに陰湿な嫌がらせをしていたそうじゃないか。君のような痴れ者は、僕の婚約者に相応しくない!」
「……なっ!?」
「嗚呼、ランベルト様……」
目元に涙を滲ませた、男爵令嬢のバルバラ嬢が、ランベルト様にしなだれかかる。
「それは何かの誤解です! 私はバルバラ嬢に、嫌がらせなどしておりません!」
「この期に及んでしらばっくれるというのかッ! 僕は夜会のたびに、一人でひっそりと涙を流しているバルバラを目撃していたんだ。何故泣いているのか理由を訊いても、『何でもありません』としか言われず、僕は随分歯痒い思いをしていた。――だが先日、やっとその理由を教えてくれたよ。『実は以前からずっと、マリーナ様から身分が低いことをバカにされていたんです』、とね」
「……!?」
私が、バルバラ嬢のことを……!?
「やれ『平民のクセに、男爵家に取り入って後妻になった売女の娘』だの、『似合いもしないのに高価なドレスで着飾って、それじゃドレスが可哀想』だの、口にするのもおぞましい罵詈雑言の数々で、バルバラの心を傷付けていたそうだなッ!」
「そ、そんな……!? 私は一度だって、バルバラ嬢にそんな酷いことは言っていません!」
そもそもバルバラ嬢とは、今日までろくに会話をしたことすらないのだから。
「では、バルバラが噓をついているとでもいうのか?」
「……!」
ランベルト様はバルバラ嬢をグッと抱き寄せ、その潤んだ瞳を見つめる。
「この目を見ればわかる。――これは真実を語っている目だ。それに対して君の目は、自分以外の人間を見下している醜悪な目! どちらが悪かは、議論する余地すらないッ!」
あぁ……。
こうなってしまったらもうダメだ……。
ランベルト様は昔から、思い込みの激しいところがある。
自分が一度正しいと信じたものには、とことん盲目になってしまうのだ。
子どもの頃も、とあるメイドの、「メイド長からイジメられている」という嘘の証言を鵜吞みにして、メイド長をクビにしかけたことがあった。
あの時は私が何とかメイド長の無実を証明して事なきを得たものの、今回は私が当事者なだけに、それも難しいだろう……。
「……フッ」
「――!」
私にだけ見えるように一瞬、バルバラ嬢が勝ち誇った笑みを浮かべた。
なるほど、大した演技力だわ。
そりゃランベルト様みたいな単純な男性は、コロッと騙されてしまうでしょうね。
――こうして私は呆気なく、婚約を破棄されてしまったのであった。
「ハァ……」
あれから数日。
独り身になってしまった私は、自室で一人、ぼんやりと窓の外を流れる雲を眺めていた。
濡れ衣で婚約を破棄されたことは遺憾ではあるものの、前向きに考えるなら、却って助かったとも言える。
ランベルト様のような、視野が狭い箱入り息子と結婚していたら、それはそれでろくな人生にならなかったことは火を見るよりも明らかだったからだ。
とはいえ、私を悪者にしたバルバラ嬢に文句がないと言ったら嘘になる。
この鬱憤を、どうにかして晴らせないものか……。
「そうだわ!」
婚約を破棄されるなんて経験、なかなかできるものではないのだから、いっそそれを活かして、小説を書いてみよう。
おお!
そう考えた途端、頭の中にどんどんイメージが湧いてきたわ!
私は机の中から原稿用紙とペンを取り出し、思うがままに物語を書き始めた。
「とりあえず主人公は、私をモデルにすればいいわね」
物語の冒頭、主人公は夜会の席で、突如婚約者から婚約を破棄される。
男爵令嬢の虚言で、無実の罪を着せられてしまったのだ。
ここまでは私の経験した通り。
でもせっかく物語にするのだから、やはり紆余曲折の末ハッピーエンドにしたいところ。
よし、ここは一つ主人公を、『氷の貴公子』の二つ名を持つ、ハイスペックだけれど、冷徹で誰にも心を開いたことのない公爵令息に嫁がせる展開にしよう。
そこで主人公は、徐々に氷の貴公子の心を溶かしていき、やがて溺愛ルートへ。
逆に主人公の元婚約者を寝取った男爵令嬢は、段々と虚言がバレていき、立場が危うくなっていく。
最終的に男爵令嬢は、元婚約者にも見放されてしまうのだ。
やはり自分に相応しい女性は主人公しかいないと気付いた元婚約者は、主人公ともう一度やり直したいと懇願しに行くが、既に氷の貴公子とラブラブモードに入っている主人公はそれを一蹴。
これにてめでたしめでたし。
「……うん、イケるわ!」
これは我ながら、傑作の予感!
こうしてこの日から私は一心不乱に書き続け、一ヶ月ほどで、ちょうど本一冊分くらいの物語を書き終えたのであった――。
「さて、と」
完成したのはいいものの、せっかく苦労して書いたのだから、このまま埋もれさせておくのは勿体ない。
駄目元でコンテストにでも出してみよう。
調べたところ、『ニャッポリート出版』という大手の出版社がちょうどコンテストを開催していたので、それに応募してみた。
「まあ、流石に受からないでしょうけど」
とはいえ、一つの物語を書き終えたことは、得も言われぬ達成感があった。
まさか自分で物語を考えて書くことが、こんなに楽しいだなんて。
すっかり創作の面白さに目覚めた私は、この後も一作書き終えるたびにコンテストに応募するというのを、ひたすら繰り返すようになったのである――。
そんな生活が半年ほど続いた、ある日のこと。
「お嬢様、お手紙が届いております」
「あら、ありがとう」
メイドが私宛の手紙を持って来てくれた。
はて?
誰からかしら?
「……!」
何とそれは、ニャッポリート出版からの手紙だった。
ま、まさか……!
震える手で手紙を開くと、そこには――。
「あ、あぁ……!」
私の処女作である『氷の瞳が溶けるまで』が、コンテストで最優秀賞を受賞した旨が記載されていたのである――。
「これはこれはマリーナ先生。ようこそおいでくださいました。私が先生の担当をさせていただく、アロイス・エドワーズと申します」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
その翌週。
ニャッポリート出版の本社の会議室に伺った私を、私の担当になってくださる、アロイスさんという若い男性編集者が出迎えてくださった。
差し出された名刺には、『ニャッポリート出版 ノベル編集部 アロイス・エドワーズ』と書かれている。
アロイスさんはメガネがとても似合う、理知的なお顔をされていた。
しかもまつ毛も長く肌も陶器のようにスベスベで、まるで蠟人形のようにお美しく、思わず見惚れそうになった。
これは、さぞかし女性社員にもおモテになるに違いない。
私の小説の『氷の貴公子』のビジュアルイメージが、まさにアロイスさんそのものだったので、ある種の運命のようなものを感じる。
ただ、このアロイス・エドワーズという名前、どこかで聞き覚えがあるような……?
「でも、先生だなんて、何だか照れますね。私なんて、ついこの間まで小説を書いたこともなかった、ただの素人ですのに」
「そんな! だとしたらマリーナ先生は紛れもない天才ですよ! 今回先生が応募してくださった『氷の瞳が溶けるまで』は、編集部満場一致で最優秀賞受賞が決定した大傑作でした! 特に冒頭の婚約破棄シーンが圧巻です。あのリアリティは、トッププロでもなかなか出せるものではありませんよ」
「そ、そうですか」
まあ、何せ実体験をそのまま書いてますからね。
そりゃリアリティはありますよね。
「我が社としても、『氷の瞳が溶けるまで』は空前の大ヒット作になることを確信しております。最優秀賞受賞発表と同時に、大々的にキャンペーンを打ち出し、社運を懸けて売り出していく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします!」
「あ、はい、恐縮ですわ」
おぉ……。
これは思っていた以上に大事になってしまったわね。
――こうしてニャッポリート出版が猛烈にプッシュしてくださったこともあり、私のデビュー作である『氷の瞳が溶けるまで』は、社会現象になるほどのヒット作になったのであった。
「マリーナ先生! また重版がかかりました!」
「またですか!?」
ニャッポリート出版のいつもの会議室で、アロイスさんからそう告げられた。
これでもう何度目だろうか……。
流石に自分でも若干怖くなってきた。
今ではどこの本屋さんでも私の本が平積みされており、それを見るたび、嬉しさと気恥ずかしさで、心がグルグルしている。
「これで累計発行部数は、大台の100万部を突破いたしました」
「ひゃ、100万部……」
あまりにも現実味のない数字に、頭が理解をするのに数秒を要した。
そうか……。
私の書いた小説を、100万人もの人が買ってくださったのね……。
「これだけの大ヒットは、我が社としても数年ぶりのことです。今度100万部突破の記念祝賀会を開くことになったのですが、マリーナ先生はいつがご都合よろしいでしょうか?」
「……!」
記念祝賀会……!?
どうしよう……。
貴族の夜会に出る時よりも緊張してきたわ……。
「それではここでマリーナ・ハルフォード先生より、ご挨拶を賜りたいと思います。先生、よろしくお願いいたします」
「はい」
そして訪れた記念祝賀会当日。
ニャッポリート出版の社員の方々をはじめ、各出版関係者が一堂に会したパーティーは、貴族の夜会にも引けを取らない、それはそれは豪勢なものだった。
アロイスさんに促されて壇上に上がった私に、無数の視線が集中する。
嗚呼、凄いプレッシャーだわ。
でも、今では私もプロの端くれ。
みっともない姿は見せられないわ。
私は軽く息を吐いてから、真っ直ぐに前を見据える。
「只今ご紹介に与りました、マリーナ・ハルフォードです。このたびはこのような場を設けていただき、恐悦至極に存じます。私がこうしてこの場に立てているのも、ひとえに――」
「ちょっと待ったッ!!」
「「「――!!」」」
その時だった。
ドカドカと足音を立てながら、一組の男女が会場に入って来た。
――それは他でもない、私の元婚約者であるランベルト様と、そのランベルト様を私から寝取ったバルバラ嬢だった。
な、何故二人がここに……?
「何か御用でしょうかランベルト様? ここは関係者以外立ち入り禁止のはずですが」
「フン! 何を白々しい! 僕たちはバリバリの関係者じゃないか! ――何せ君が書いた小説の登場人物に、勝手にされたのだからなッ!」
ランベルト様は手に持っていた、私の『氷の瞳が溶けるまで』の書籍を、天高く掲げた。
なるほど、これほどの社会現象にまでなっている作品だし、私も本名で出版していることもあり、ランベルト様が『氷の瞳が溶けるまで』を読んでいたとしても、然程不思議ではない。
そして読めば必然的に、ランベルト様とバルバラ嬢をモデルにしたことにも気付くだろう。
「確かに私が実体験をベースにそれを書いたのは事実です。ですが、それが何か問題なのでしょうか?」
「問題大アリだよッ! このバルバラをモデルにしたキャラは、虚言癖があるっていう設定じゃないか! しかも僕をモデルにしたキャラは、その虚言にコロッと騙されてしまうなんて、これはとんだ名誉毀損だ!」
「そうです! 最近私は夜会でも噓つき呼ばわりされて、とっても肩身が狭い思いをしてるんですよ!」
あらあら、私はデビュー以来小説の仕事が忙しくて夜会には出ていなかったけれど、まさかそんなことになっていたなんて。
でも、バルバラ嬢に虚言癖があるのも、ランベルト様がそれにコロッと騙されたのも紛れもない事実だし、それで文句を言われても、自業自得では? としか言えないわね。
「僕たちは直ちに出版の取り止めを要求すると共に、相応の慰謝料を請求するッ!」
うわぁ、そうきたか。
でも、このままではニャッポリート出版さんやアロイスさんにご迷惑が掛かってしまうわね。
さて、どうしたものかしら――。
「お待ちください」
その時だった。
おもむろに一人の中年男性が前に出て、ランベルト様と相対した。
その男性は、お顔がアロイスさんにそっくりだった――。
「父さん。いや、社長」
アロイスさん……!?
今この方を、父さんと呼びましたか……!?
なるほど、アロイスさんは、ニャッポリート出版の社長のご子息だったのですね。
「あなたが社長ですか?」
ランベルト様が、社長をギロリと睨みつける。
「はい、私がニャッポリート出版の社長を勤めさせていただいております、アラン・エドワーズと申します」
「――なっ!?」
何ですって……!?
アラン・エドワーズといえば、我が国の四大公爵家の一角、エドワーズ家のご当主様のお名前と同じ……!
まさか、このお方は――!
「そ、そんな……! あなた様は、エドワーズ公爵閣下なのですかッ!?」
途端、ランベルト様がガタガタ震えながら、目を泳がせる。
「ええ、普段私は滅多に人前には出ないので、驚かれたことでしょうね」
「あ、あぁ……」
そうなのだ。
エドワーズ閣下は夜会にもほとんど出席されないことで有名で、そのお顔を知っているのは、ごく一部の関係者だけ。
そのエドワーズ閣下が、まさかニャッポリート出版の経営者で、しかもアロイスさんはそのご子息だったなんて……!
つまりアロイスさんは、公爵令息ということ……!?
どうりでアロイス・エドワーズという名前に、既視感があったはずだわ。
思わず横目でチラリとアロイスさんを窺うと――。
「今まで秘密にしていて、申し訳ございませんでした」
「……!」
アロイスさん――いや、アロイス様が悪戯っ子のような笑みを浮かべながら、私に軽く頭を下げられた。
おぉう……。
まさか公爵令息というところまで、私の小説のキャラと一致してるなんて……。
偶然とはいえ、あまりにも因縁じみているわね……。
「さて、我が社に慰謝料を請求するとのことでしたが」
「あ、いや、これは、その……」
相手が遥かに身分が上のエドワーズ公爵閣下だとわかったことで、ランベルト様が借りてきた猫のように大人しくなってしまった。
「この件について、私の愚息からお話があるそうです。そうだな、アロイス?」
「はい」
え?
エドワーズ閣下に促されて、ランベルト様の前に立つアロイス様。
お話、とは……?
「この件について、お二人にお会いしていただきたいお方がいるのです」
「…………え?」
お会いしていただきたい、方……?
「どうぞ、前へ」
「「「はい……」」」
アロイス様が声を掛けると、会場の隅のほうから、三人の若い女性が前に出て来た。
三人とも私は見覚えのない顔だけれど……。
「なっ!? なんであなたたちがここにッ!?」
だが、三人の顔を見た途端、バルバラ嬢が露骨に狼狽え出した。
バルバラ嬢のお知り合いかしら……?
「こちらの方々は、バルバラ様の平民時代のお友達だそうです。こんなこともあろうかと、私のほうでお呼び立てしておきました」
「クッ……!」
ああ、どうりで私は見覚えがないはずだわ。
でも、何故昔のお友達を呼ばれたのですか、アロイス様?
「バルバラ様は名誉毀損でマリーナ先生を訴えるとのことですが、そのことについて、どう思われますか?」
「いやいや、そんな権利バルバラにはありませんよ。――だってバルバラが噓つきなのは、事実ですもん」
「ちょ、ちょっとッ!?」
なるほど、そういうことですか。
「そうそう、マリーナ様からランベルト様を寝取った時だって、『バカな箱入り息子を騙すのなんて楽勝だったわ~』って、私たちにドヤ顔で自慢してきたんですよ」
「あれはマジで引いたよね」
「ア、アンタたちいいいい……!!!」
あらあら、やっぱり悪いことはできないものね。
「どういうことだバルバラッ!? 君は僕を騙していたのかッ!? 見損なったぞッ!!」
「い、いや!? これは違うんです、ランベルト様! これには訳が……」
「ええい、言い訳なんて聞きたくないッ! この女狐めッ!! ただで済むと思うなよッ!」
「そ、そんな……」
「ランベルト様、よろしいのですか、そんなことを仰っても?」
「…………は?」
アロイス様の仰った意味が理解できないのか、ランベルト様はポカンとした顔になった。
こういうところも、まさにランベルト様ね。
「確かにバルバラ様があなた様を騙していたのは事実でしょう。――ですが、こんな少し調べれば誰でもわかるような虚言にあなた様が踊らされていたのも、また事実。ここでバルバラ様を糾弾することは、ご自身の無能さを認めることと同義であるとは思われませんか? ――これでは、貴族の沽券に関わりますよ」
「そ、それは……」
うん、同じ貴族令息として、格の違いをわからせてしまいましたね、アロイス様。
「「「…………」」」
「……クッ!?」
会場中の冷ややかな視線が、ランベルト様とバルバラ嬢に集中する。
これぞ針の筵ね。
「……あ、ぼ、僕は大事な用事を思い出したので、今日はこれで失礼いたします!」
「わ、私も!」
ランベルト様とバルバラ嬢は、逃げるように会場からそそくさと出て行った。
あーあ、これでもうあの二人は、貴族社会では生きていけないでしょうね。
――あんな不届きな人間が許されるほど、貴族の世界は甘くはないのだから。
「さて、マリーナ先生、ちょっとしたアクシデントはございましたが、これで無事解決ですね。どうぞご挨拶の続きをお願いできますでしょうか」
アロイス様が私にニッコリと微笑んでくださる。
「はい、本当にありがとうございました、アロイス様」
私はアロイス様に、深く頭を下げた。
「いえいえ、これも仕事のうちですから」
「アロイス様……」
私の胸が、自分のものではないみたいにドクドクと高鳴っている。
この感情が何という名前なのか、まだまだ作家としては駆け出しの今の私には、わからなかった――。
「……うん、こんなところかしらね」
「マリーナ、お茶を持って来たよ。おや? もしかしてそれが、例の原稿かい?」
私がプロデビュー二周年記念用の短編をちょうど書き終えたところで、夫がお茶を持って来てくれた。
「ありがとう。ええ、たった今書き終わったところよ。でも本当にこれでよかったの? 私とあなたの馴れ初めを基にした私小説なんて、需要あるのかしら?」
「ふふ、僕もそう言ったんだけど、読者からのアンケートで一番要望が多かったのがそれだったんだよ。みんな、人気作家の恋愛事情に興味津々なのさ」
「そういうものなのかしらね」
まあ、確かに私も好きな作家先生が私小説を書かれたら、是非とも読んでみたいとは思うけれど。
「では、お茶を飲みながら拝見するね」
「ええ、よろしくお願いします」
私は夫に、出来たての原稿を手渡す。
「どれどれ、タイトルは『婚約破棄された経験を小説にしたら超売れた』、か。ハハ、これは面白そうだね」
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