パサッ…の夜
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】（不思議のパルプンテ）
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです（BGMのみ）。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル：パサッ…の夜
ある日、仕事から帰って部屋に居ると、
窓の外に誰か立ってるような気がした。
「いや、そんな筈ないよね…」
当たり前のことなんだが、
これがなんだかリアルな感覚で、
その後も、私の心と言うか
思考の様なものを悩ませ続けた。
翌朝起きて、
その日は自宅ワークの日だったので、
私はデスクに向かい、
いつもの様に仕事を始める。
パソコンに向かってタッチして居ると、
パサッ…と言って、
足元に何かが落ちてきた。
私のデスクは古いタイプのもので、
デスク横に引き出しが3つあり、
デスクの下に足を入れて
ライティングや仕事をする形のものだった。
「…？？」
なんとなくわかった。
引き出しの隙間から向こう側に
せり出す感じで何かが落ちてきたんだ。
見ると手紙？
「……」
黙って拾い上げて読んでみると、
「あ、懐かしいなぁ〜」
昔、友達からもらった手紙だった。
でもその日の夜から、
不思議な事が立て続けに起きたんだ。
翌日の夜も
同じ様にしてデスクに向かって居ると、
パサッ…と言って
同じ形で手紙が足元に落ちてきた。
拾い上げてみると、
やっぱり昔に友達からもらった手紙。
でもその手紙の内容が、
なんだかもらった覚えの無い、
読んだ記憶の無い、
奇妙なものに変わっていた。
（手紙の内容）
『この前は楽しかったね。
また行こうね♫
…でさぁ、今何してるの？
この手紙読んでくれたかなぁ？
もし読んでなかったら、
次の日の夜にでも絶対読んでね』
「…なんだこれ…？」
まず手紙を出したのに、
「読んでくれたかなぁ」
はおかしいだろう。
それに「今何してるの？」なんて
手紙で聞くのは、
この状況からして絶対おかしいと思った。
そもそも、こんな内容の手紙を
読んだ記憶がなかったんだ。
『この前は楽しかったね。
また行こうね♫』までは、
確かに読んだ記憶はあったのだが。
そう、多分、
後半の手紙の内容が変わっていたんだ。
私はそれを見てギョッとした後、
引き出しをバッと開け、
思いきって中を隈なく見てみた。
「っ…？！？」
驚いたと言うより、恐怖した。
その引き出しの中に、
白い手紙がワンサカ入ってる。
こんなに手紙なんて絶対もらってない！
そう断言できるほどの量の手紙が、
今、私の目の前にある。
「な、なによこれぇ！」
私は夢中になって少し我が身を忘れ、
その手紙を全部 掻き出して
床の上にばらまけた。
すると手紙は、
フッ…フッ…と言った感じに
1枚ずつ消え始めて行き、
最後に残った手紙が消えたあと、
その手紙のちょうど下になっていた
フローリングが、
なんか、奇妙な形にぼやけていった…？
「…！？！」
そんな恐怖を目の前にして、
もう何も言えない。
ただ、黙って見て居ると…
ヒュウ…ヒュウ…と言う、
風の音にも聞こえる
呼吸音の様な音が
鳴り始めていた。
私はそれまでの姿勢から、
じっくりその床を
眺める形になってしまった。
よく見て居ると、
フローリングの床の木目が1つだけ
呼吸をして居た。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=HuUuMa7AgSM
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
