退場
ある日事件が起こる。王子レイの暗殺が企てられたのだ。レイが暗殺者に狙われたのはヒナリとの手合わせ中である。ヒナリの木刀に集中していたレイは暗殺者に弓で襲われたのだ。
「レイ様!」
矢はレイの腹を抉った。
「レイ様!しっかりしてください!」
「僕の事はいい、早く暗殺者を追ってくれ。」
「何言ってるんですか!王子が死んでしまったら…」
ヒナリは何とか治療しようとする。
「無駄だ。僕は、影武者、僕のかわりなんていくらでもいる。それよ、り、暗殺者を、」
ヒナリは王子の言うことを無視して治療していた。
「王子のかわりを務める人はいるのかも知れません。でも、あなたのかわりなんていません!」
そういってなんとか治療していた時、暗殺者はヒナリを狙う。レイはヒナリを庇う。
「レイ様!?」
「ほら、はやく……それは君にしかできない!」
なんとか致命傷にはなっていなかったので、ヒナリは仕方なく暗殺者を、追う事になった。
「生きて!」
そう言って暗殺者のいる方へと飛び出した。相手は弓で狙ってくるヒナリはそれを避け、薙ぎ払う。
ヒナリはだんだんと距離を詰めて行く。相手は落ち着いて弓をつがえる事がむずかしくなっていった。
「はあ!」
ヒナリはついに暗殺者を倒す事が出来た。あとはいそいできた兵士達に任せるとヒナリは王子の元へと走る。
「レイ様!!」
「………」
レイからの返事はなかった。
「そ、そんな………」