表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩の目次

「今 (the future is now)」 「さよなら白昼夢」

作者: 冬野三月

「今 (the future is now)」



今が足元から沈んでいく


なにをしても


なにもしなくても


時間は前に進んでいく


さっきから


今まで


時間はいつまでも進んでいく


誰も待たずに私たちを置いていく



この瞬間の今


今を感じて


今を忘れて


私たちは進んでいく


時間と付かず離れず


進んでいく



たんたんたん


と包丁とまな板がリズムを刻んで


ばたばたばた


と足音が踊っている


笑い声が響いて


泣き声が木霊こだまする


私たちはそれでも時間と共に進んでいく


別れと出会いの隙間を慈しんで


踊りながら歌いもして


そして今





「さよなら白昼夢」


白昼夢の中


夢遊病者のごとく


過ごしている午後三時


さみしくもなく悲しくもなく独りぼっち


かまってほしいと犬が啼いて


体にまとわりついた毛皮のフード


閉じられた扉を開けたり閉めたり


忙しい


日々に追い立てられて今日も夢遊病


白昼夢が今日を昨日にして


昨日がいつの間にか明日になってる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ