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はなやぎ館の箱庭  作者: 日三十 皐月
第2章 「箱庭の夢語」

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第21話





ー潮が写真を送信しましたー



〔大会会場着きましたー〕

〔那由多コーチともちょっと話せたよ〕


かのあるふぁ

〔那由多応援してくるー!!〕



おその

〔おー この写真めっちゃ良いね〕

〔ちゃんと印刷して飾ろうよ〕

〔かのあも潮も那由多コーチも、皆良い顔してる〕


〔いよいよ大会当日ですな… 那由多くん、チームのユニフォーム似合っててかっこよすぎる〕

〔こちらもグッズ身に着けて楽しむ準備ばっちりです〕



ー蛍が写真を送信しましたー



かのあるふぁ

〔かわいいーーーー!!!マジでPhoenixのグッズかわいいよね?!〕

〔これ絶対那由多喜ぶから送ってやろう!!〕


セリー

〔あ、待って 兄さんたちからも送られてきてたからこれも一緒に〕



ーセリーが写真を送信しましたー



かのあるふぁ

〔びょええええええ子供たちもグッズ持っててかわ゛い゛ぃぃぃーーー!!〕

〔秒で送りましたわ!!サンクス!!〕


セリー

〔私と萌はちょっとお義母さんから連絡があって、急遽出かけることになったから一緒には見れないんだけど…速報とかのあの配信逐一確認するね〕

〔那由多くん、応援してます!〕


〔気を付けてね 現地で2人の分も応援する〕


かのあるふぁ

〔あいよーー!!!写真と一緒に伝えといた!!〕


おその

〔あ、そうか かのあ会場で配信するんだっけ?〕


かのあるふぁ

〔せやで!!!許可取れたからがっつり配信します!!〕


〔じゃぁうちらも本配信見ながらかのあの配信もかけとくか〕


あまねん

〔潮とかのあ、人多いと思うから会場気をつけてね!セリーと萌ちゃんもお出かけ気をつけて!那由多くん、がんばれ~!〕



かのあるふぁ

〔会場の熱気すごいよー!!皆の気持ち伝えて送った!!〕

〔お!既読ついた!! ありがとうございます、全力尽くします だって!〕


おその

〔あー なんか私たちまで緊張してきた〕

〔コーチファイトー!!〕


〔そろそろ開始じゃないかな?〕

〔皆さん、準備は宜しいか〕


〔あとフライドチキン用意したらオッケー〕


〔おい!何美味そうなもん食ってんだ!〕


かのあるふぁ

〔チ、チキン食ってるだとぉ!?!?くそぉ…!帰ったらかのあたちも食うぞーーーー!!〕


〔おーーーー!〕


おその

〔ちょっと、そんなこと言ってたら選手入場すんじゃないのこれ〕


〔マジじゃん コーチの雄姿を写真に収めなくちゃ〕


セリー

〔会場の写真と動画楽しみにしてる〕

〔頼んだ〕


〔任せてくれ〕


かのあるふぁ

〔よーし!!Phoenix、那由多!!ファイトーーーーー!!!〕








『超新星、Phoenixのナユタが連続クラッチ!!強豪揃いの舞台で魅せていきます!!』



「「ほわーー!」」


「待って待って、今チキン焼けたから待って待って」



ーーーはなやぎ館、シアタールームにて。

試合の様子をキャストしたシアターに釘付けになる周と蛍の前に、おそのが用意したフライドチキンが並べられていく。


甘辛チキン、ザクザクチキン、スパイシーチキンの3種と、細長いかりかりポテトの良い匂いがシアタールームに漂った。



「うおーめっちゃ美味そう」


「最近商店街に入ったテイクアウト専門店のやつなんだけど、これめちゃくちゃ美味いんだよね」


「やった~!」


「ほんで、ほい。コーラいる人?」


「ココアのみたい」


「てめぇでやれ」


「ひどくない?」


「あ、私ココア飲みたいから一緒に作ってあげるよ~」


「あまねんマジ天使」



ココアを作りにキッチンへ向かった周。

その間に、試合はどんどん白熱していく。



『Phoenix、状況少し厳しいか…清音せいおんが落ちて2vs3!そこへCPUも参戦しての大混戦!』



『あ゛ーーー!!別パもきたーーー!!那由多逃げろーーー!!!』



「あの…かのあの配信これ要る…?うるさくない…?」


「いやぁ、ちょっとかのあの反応も気になるじゃん?」



熱い実況を追うように、パソコンでかけているかのあの配信から絶叫にも近い応援が聞こえてくる。

ココアを持って戻ってきた周がソファに座り、3人並んで改めて観戦パーティーが始まった。



『ああああーーっと!ここで11(さむらい)がナユタを庇ってダウン!この隙に那由多は洞窟へ逃げ込みました!』


「どぁぁ…!コーチ逃げて超逃げて!」


「ゲーム全然分からないから正直何が起こってるのか分からないんだけど…実況の人が分かりやすく教えてくれて助かるな~」


「実況神だよね」



『しかし待ち受けていたのはMonoLithモノリス!!Phoenix立て直しならず!!』



あぁ!と思わず声が出る面々。

次の試合までかのあの配信をメインに食事が進んで行く。



『あーマジで嚙み合わせがわるすぎた今のは!!あーーーもーーーーPhoenixがんばれぇぇぇ!!』


『まぁまぁかのあちゃん…これ、うちの編集さんが差し入れに持ってきてくれたらしいから。とりあえず食べて次の試合を待とう』


『べえぇ?!何これ…うおおおーーーー!!!フライドチキンとポテトきちゃーーーーーー!!!えっいいんですか?いいんですかマジで?やったーーーー!!見たか蛍ぅぅぅ!!』



「なぁ、こいつの情緒どうなってんの?」


「配信で人の名前出すなばか」


「かのあも食べたかったんだね…」



『あ。私の大好きなチーズスティックフライまで買ってある。さすが編集さん…分かってらっしゃる…』


『何それオイシソウ!!!』


『モッツァレラチーズ入ってるんだけど、バジルも上にかかってるんだよね。めっちゃ美味いやつ…見てこれ。にょいーーーーーん』


『かのあも!!かのあもにょいーーんしたい!!てか潮、配信だからってかわいこぶって!!この!!かわいいなこの!!何がにょいーーーんだこの!!』


『うざ。うざいからもう喋るのやめるわ』


『ごめえええええーーーーーーん!!潮ちゃんごめえぇぇーーーーーんねぇぇぇぇ!!!!!』



「潮もかのあの配信だからって頑張って喋ってるんだろうなぁ…」


「普段必要のないことはあんまり喋らないもんね。緊張もしてそうでかわいい」


「それでこのいじりはうざいなぁ…」


「でもコメント欄仲良しコメで涌いてるわ。結果オーライか」


「まぁ実際仲良いよね」


「分かる」





ーーそんな調子で楽しみながら、あっという間に試合は進んで行き。

Phoenixが上位を維持したまま、いよいよ最終試合を迎えた。



『さぁ、最終試合……この試合でチャンピオンが決定します!!』


『那由多ぁーーー!!!勝てぇぇぇ!!!』


『コーチ!!見せつけてやれーーー!!!』




「いけー!コーチーーー!」


「何か今更だけど、潮の大声も入ってんのめっちゃ草なんやが」


「本当にね。しかもちゃっかり特別席で見せてもらってて笑うわ」


「潮のこんな声聞けるの珍しいよね!これって後でまた見れるの?」


「かのあの配信は確か…アーカイヴ消さない感じだったはず。私も後でもう一回見たいから確認しよう」


「ありがとう!あ、そうだ。ちょっと待ってて~」



緊張の最終試合を前に、立ち上がった周がキッチンから何やら持って戻ってくる。

その手に持ったお盆の上には、煌びやかなお菓子やケーキが並べられていた。


察したおそのと蛍が食べ終わったお皿などを片付けて、嬉々として受け取る。



「お菓子も召し上がれ~」


「うおおおお菓子キターーーーー」


「何ですかこの美味そうなケーキは?!」


「こっちはレモンカードで、こっちがブルーベリーのレアチーズケーキだよ!」


「何この美味そうなドーナツは!?」


「焼きドーナツ!作ってみたくて作っちゃった。こっちが抹茶で、こっちがきな粉ね~」


「観戦を楽しむ環境があまりにも整いすぎてるなぁ」



突然始まったお茶会にうきうきしながら、再度ソファに腰掛ける。

そしていよいよ最終試合開始の音が鳴り、本配信もかのあの配信も最高潮の盛り上がりを見せた。



『現在首位のMonoLith、次点にYM、そしてPhoenixと続いておりますが…試合終了時の総合最多得点チーム、あるいは壁を越えることのできたチームにチャンピオンの称号が与えられます。まだまだ誰が掴み取るのか分かりません』


『さぁ試合開始です!!全てのチームへ大きな声援を!!』


『那由多いけぇぇぇぇえ!!!!!』



開始早々からこれまでの試合運びと違い、様々な戦況の変化を見せる最終試合。

どこがどう動くか分からず、固唾を呑んで見守る面々。



『まずは鍵の回収に向かうPhoenix、CPUとの戦闘をそつなくこなしながら壁の方角へ向かいますが…このまま行けばMonoLithとかち合ってしまう重要局面です』


『試合中盤、覚醒率はZIO9(ジオナイン)がトップ、キル数はMonoLithがトップという状況…ここでYMが戦闘!宝箱を巡って激しい攻防が始まります!!』


『宝箱を獲得してYMが覚醒率トップに躍り出ました!!覚醒の扉に向かって移動しますが、あーーーっとMonoLithの漁夫!!とんでもない数のグレネードが飛んできます!!』



「うおおおおYM落ちた!!Phoenixあるぞ!!」


「熱すぎぃ…!」


「ねぇねぇ蛍、かのあの配信が静かになっちゃったけど、これ大丈夫…?止まっちゃった?」


「いや…これは…。多分集中しすぎて喋ってないパターンじゃないかな」



重要な最終試合、かのあから祈るような声が漏れているのが聞こえてきた。

実況とコメント欄が相反するように盛り上がっていく。



『YMが落ちたことでZIO9が再び覚醒率トップになり、覚醒の扉への移動が始まりました!!』


『Phoenixが11と清音のスキルリンクで素晴らしいワンピック!そしてナユタのウルトが炸裂ーー!!ToiMOREトイモアがここで落ちました!!』


「「「わーーーーー!」」」


『うおおおおおおおPhoenixーーーーーーーー!!!』


『Phoenix!Phoenix!Phoenix!』



持ってきていたチームペンライトを振りまくり、おそのと蛍と周が喜びの声を上げる。

かのあと潮の声、そして本配信から聞こえてくる会場のPhoenixコールも聞こえてきて、全てが一体となっているかのような熱さが渦を巻いた。



『さぁ、Phoenix何とか踏ん張りたいところ!未だにキル数トップのMonoLith、覚醒率トップのZIO9、Phoenixが此処でどちらかを超えられればチャンピオンにも手が届き…おっとここでなんと後方からLEGENDARYが迫ってきます!!』



「うおやばい…!!ここで宝箱取られたらまずい!!」


「このファイト勝たないと…!」


『コーチィィィ!!!』


『なゆたーーー!!いけえええーーーーーーー!!!』



『LEGENDARYの怒涛のスキルリンクに11が痛手を負う!!立て直せるかPhoenix!ナユタが正確なグレネードでLEGENDARYを引かせようと試みますが…!!おっと此処で清音がウルトを使いました!華麗なワンピックと同時に11が何とか立て直します!』


『しかしLEGENDARY、ここでウルトを返し捨て身の詰める判断を取りました!!2v3、Phoenix取り切れるか!』




『ああああーーっと!!!この状況でZIO9が介入ーーー!!!LEGENDARYが落ちました!!』




『や゛ばーーい゛!!なゆたぁぁぁ!!!』


「コーチ…!」


『行けPhoenixー!!!』



かのあと潮の声が、段々と掠れていく。

必死の応援と会場の熱気が混ざりあう中で、戦況が確実にチャンピオンを決める瞬間へと導かれていった。



『11とナユタがスキルリンクで耐えましたが清音ダウン!おっとウルトを喰らった11もそのままダウン!!Phoenixも落ちてしまうのか!しかしここでナユタがウルト返しーー!!!完璧なタイミング!会場から拍手が湧きます!!』


『そして一体何個持っているのかグレネード!リソースのない状況でアイテムを駆使して距離を取っていきますナユタ!パッシブでダウンした2人を引っ張りますが蘇生なるか!』



『当然ZIO9この好機を逃がしません!11を確キルで仕留めました!そして迫るスキルリンクがナユタを追いますが、清音のパッシブに守られます!!』



喋れないほど集中して見守る3人。

最終局面で繰り広げられる攻防に、全員が釘付けになっていた。



『立て直したいPhoenixと追うZIO9!宝箱まであと少し!どちらがこの場を制するのか…ナユタが溜まったスキルでZIO9のPOLTを拘束、しかしここで清音が確キル、蘇生ならず!Phoenix再び厳しい状況!』


『宝箱前でナユタ、持ち前のキャラクターコントロールでZIO9を翻弄します!!そして1v3の状況で拘束したPOLTを狙う!勝つのか!?勝つのか?!…なんと、なんと撃破ーー!!!Nieの単独スキルが飛びますが不発、両者リソース無しの1v2!』



『しかし…!!回復がないナユタ、これは厳しい、あーーーっと取り切られてしまいました…!!Phoenix、大健闘でしたがここで敗退となりました…!』



ーーーかのあの配信は、声もなく。

やがて泣き声を我慢する嗚咽が聞こえてきた。


大きなスクリーンに映った那由多の姿に、見守っていた3人も涙を流す。







全ての試合が終了。


Monolithと追い上げてきたZIO9の1位争いは僅差でMonolithが制し、チャンピオンが決まった。

インタビューが続いていく中、最後に那由多へとマイクが向けられる。


擦って赤く泣き腫らした瞼。

潤んだ瞳。大きなスクリーンに映し出された若き才能の姿に、会場からすすり泣きが溢れた。



『自分の…まだまだ短い人生の中で、一番一生懸命でした。全力でやり切った…でも、それでも足りなかった』



涙声はしかし力強く、マイクを通してたくさんの人の心に届いていく。



『だから、もっとやりたいです。俺』



話しながら、美しい涙がぽろぽろ流れ落ちていく。

多くの人がその姿に釘付けになり、心から紡がれていく言葉に耳を傾けた。



『俺の一生懸命が世界のレベルに届いて、出した全力が世界中の選手と1位を競い合えるようになるまで…頑張ります。今日のこのたくさんの反省は、次の勝利に必要な全てだったと思ってます。応援してくれた方々、本当にありがとうございました。そして、これからも応援よろしくお願いします』



かのあに設けられた配信スペースから2人分の大きな拍手が送られる。

そして会場からも、割れんばかりの大きな拍手が響き渡った。








*   *   *   *   *   epilogue








(おかえりー。2人ともお疲れ様)


(うん…ただいま!)


(那由多コーチには会えた?)


(ううん!こういう時に身内と顔合わせたくないタイプの子だからさ。那由多から連絡が来るまで待つことにした!)


(そっか。そうだね)


(なのでお泊りして観光して帰りましたーん!!お土産後で届くはず!)


(やったー!)



(セリーも萌ちゃんもおかえり!!)


(ただいまー!)


(あれ、なんか芹さん目腫れてません?)


(おかえり、ただいま。出かけながら試合の進捗ずっと追ってて…最終試合からリアルタイムで見れたから萌と見ててね。最後の那由多くんのインタビューで有り得ないくらい泣いちゃった。多分何回見ても泣いちゃう)


(分かる…)


(ママ、ずっと泣いてたの。だからね、萌がずっと良い子良い子してたの)


(かわいい…)


(尊い…)




(那由多コーチにさぁ、今度はなやぎに来てもらったら何しようか)


(ほんと何しようかね。那由多コーチって何が好きなの?かのあお姉ちゃん)


(えぇ?!那由多の好きなものぉ??………那由多って好きなものとかあるのかなぁ?)


(有るだろ)


(んー。嫌いなものしかなさそう!)


(身内がド偏見極まりなくて草)



(そういえば前ゲームしてた時、スーパーとかコンビニとかでアイス一種類ずつ買い漁って自分史上最高のアイス決めて順位変わってくのひたすら楽しんでるって言ってたなー)


(おお…なかなか個性的な…)


(え~!すごくタイムリー!私今アイス作りハマってるんだよね!自分で盛り付けて楽しく食べようパフェパーティーとかどう?)


(何だその楽しそうなパーティーは!!)


(パーリナイすぎるでしょそれ絶対参加します)


(パフェパーティー最高ーーー!!!やったーーー!!!)


(丁度蛍のおじいちゃんから、金曜日にたくさん果物送るよ~って連絡来てたんだ!土曜日とか那由多くん予定どうかな?)


(聞いてみるーー!聞いてみるし何があっても予定空けさせてやるわ!!パーフェ!パーフェ!)



(私と萌、金曜日にそっちに泊まろうと思ってたから土曜日開催助かる。ちなみにその日、前春祭りで食べて美味しかった鯛めしを作ろうと思ってるんだけど…那由多くん食べて帰ったりしないかな?人の作ったご飯抵抗あったりするかな)


(はぁー?!鯛めしサイコーーーーー!!!)


(どんだけ人の作ったご飯に抵抗ある人でも芹の手料理だったら絶対食べるでしょ)


(どういう理論?)


(ちなみにコーチ、ずっとクーバーとかパンでお腹満たしてるらしくて、はなやぎで皆でセリーの手料理食べてるって言ったらめっちゃ羨ましがってたよ)


(そういえばそんなこと言ってた!!それっていくら払ったら食べさせてもらえるの?って聞いてきたから、うちのセリーの飯をそんな簡単に食えると思うなよ!!って煽っといた!)


(どんな煽り?ハードルあげるのやめてね? でもよかった、そしたら那由多くんの分も用意しよう。大会の慰労も兼ねて好きなものも作ってあげたいんだけど、好物知ってる人いないの?)


(はーーーい!!那由多は昔から、蓮根のはさみ揚げが大好きでーーーーす!!!)


(めちゃくちゃピンポイントだなぁ)


(なんか、ひき肉挟まってるのとか、エビのすり身と大葉挟まってるのとか!ばあちゃんが良く作ってくれてたんだけど、あれがすごい好きだったみたい!スーパーで総菜探してるんだけど見つからなくてぴえんって言ってた!)


(那由多コーチぴえんマ?)


(奇遇やな、ワイもぴえんマ?って声出たわ ぴえんマ?)


(了解 詳しくありがとうね、それにしよう)



(あー。待って、もう一回見たいかも)


(今同じこと言おうと思ってた!!もう一回見よ!!那由多の神クラッチとか神キャラコンとかの切り抜き上がってるからドデカスクリーンで見よ!!)


(いいね!)


(那由多くんの今後が眩しくてまた泣いちゃいそう)


(出かけ先のスマホで見てたから、大きい画面で見れて助かる。嬉しい。でも待って泣いちゃうわ多分)


(あー。思い出したら泣けてきた)


(よーし、キャストするから待っててねー)









第二十一話 了








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