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はなやぎ館の箱庭  作者: 日三十 皐月
第1章 「箱庭の日常」
10/40

第7話 ー後編ー







かのあるふぁ

ー写真を送信しましたー



かのあルファ

〔どやぁ!これが高級旅館のお夕飯じゃー!!〕


〔美味すぎて酒が進みますわー〕



〔今日一日でまだカップ麺しか食べてない私への飯テロが強烈すぎる〕


おその

〔うまそー〕


〔料理名はさっぱり分からんけどとにかく美味そう〕


おその

〔でもかのあちゃんさ…写真見る限り野菜めちゃくちゃ入ってるからこれ、ほとんど食べられないじゃん…〕



ー写真を送信しましたー



〔実はかのあが意気揚々と送った写真は私の御膳で、本当のかのあちゃんの御膳はこっちなんですよねぇ〕


〔これは…!お…お子様ランチ?!〕


おその

〔かのあさん?!旅館行ってドヤ顔で写真送っといてお子様ランチってまじですか?!〕


〔野菜が食べられない20歳の子がいるってことで、特別にお子様用の御膳を用意してくださったのよ旅館の方が〕


〔普通にめっちゃ美味そうだけどね〕


かのあるふぁ

〔すごいんだよ!美味しいし最高なんだよ!日常的にはなやぎまで送ってくれないかなこの御膳!〕


〔女将のお孫さんも野菜全然食べないらしくてね。泊まりに来てくれた野菜嫌いの子が嫌がらずに食べられるようにって料理長の人とめっちゃ考えたらしいよ〕


〔じゃぁ一応野菜は入ってんだ〕


〔分かんないように入れてるっぽい〕


かのあるふぁ

〔え?!そうなの?!〕



セリー

〔そのレシピまじで詳しく知りたいわー〕

〔かのあのこと考えながら作るの結構大変なんだよね。レシピ聞いといてほしい切実に〕


〔ちょっと分けてもらったけど正直また食べたいくらいおいしかったから、一応聞いてみとく〕


あまねん

〔なんか、思ったよりずっと楽しそうで良かったよ〜!〕

〔お子様御膳いいね、私も食べたいな〕


かのあるふぁ

〔セリー再現急募!!〕



セリー

〔で、温泉はもう入ったの?〕


〔入ったよ、最高の湯でしたわ。室内も露天もめっちゃ楽しんだ〕


セリー

〔いいねー〕


〔今は温泉上がって、ご飯楽しみながらめっちゃくちゃ良い日本酒とか地ビール呑んでくだまいてる。かのあちゃんは梅酒3種類くらい呑んでる〕


セリー

〔楽しそうで何よりだよ〕


〔なんか二人旅思いの外盛り上がってて草なんよなぁ〕


おその

〔もっとかのあだけ楽しんでるかと思ってたわ〕


〔いやね、高級旅館ってすごいんだって。あと滝も想像以上に癒された〕

〔かのあのチョイスが良かったのは正直否めない〕


かのあるふぁ

〔うーん、かのあと旅行に行ったからって理由で楽しんでもらいたかったけどね!!ま、楽しいならいっか!〕


おその

〔てか、今酒飲みながら二人で携帯いじってトーク画面で会話してるってことでおけ?〕


〔はいぃ…わてら現代っ子なんですわぁ…〕


かのあるふぁ

〔もうちょっとしたらまた喋り倒すよ!今はインターバル!〕


おその

〔インターバルは草〕

〔潮ちゃんが構ってくれて良かったねぇかのあちゃん〕


〔まぁ帰ってきたら色々話聞かせてよ。お土産楽しみにしてる。甘い食べ物系希望〕


おその

〔ご当地の旨いもん冷凍で送っといて〕


かのあるふぁ

〔任せて!!みんなの分のお土産めっちゃ買って帰る予定だから!!〕


セリー

〔ありがとねー萌はお土産のクッキーが好きです〕


あまねん

(ありがと〜!美肌グッズみたいなのあったらお願いしていいかな〕


かのあるふぁ

〔おっけーだよー!!待っててー!〕


〔明日も楽しんでね〕


おその

〔呑みすぎ注意ねー〕







「やっばい吞みすぎたぁ…」


「フラグ回収早」



温泉を存分に満喫した後、旅館の食事を楽しみながら酒盛りを始めた二人はすっかり酔っ払っていた。


浴衣を軽くはだけさせ、それぞれの酒を煽っていく。



「ねーねー、日本酒って美味しいの?ちょっともらおっかなー!」


「いや、かのあちゃんにはまだ早いって。オレンジジュース飲みなよ。炭酸入れてあげるから」


「炭酸だったらお酒〜だなんて思ってませんー!!かのあだって日本酒呑めるし!」


「しこたま梅酒呑んどいて何言ってんの。もう入んないでしょ?はなやぎ帰って試せば」


「一滴!一滴!」


「一滴で何が分かると言うんだね。はい」



頬を赤くして日本酒をねだるかのあに、溜息をついてお猪口を差し出す潮。

受け取って恐る恐るそれを口に含んだ瞬間、かのあの表情が苦しそうに顰められる。



「ぐあ゛ぁ!!喉がぁ゛!!もう…もう梅酒以外呑まない…」


「まぁ好きなもの呑むのがいいよ」


「いや…こうなったら地ビールも一滴!」


「はいはい」



絡んでくるかのあを片手であしらい、ビールを口にした後。

潮は余らせておいた漬物をぽりぽりと音を立てて咀嚼しながら聞いた。



「で、何か他に話しておきたいこととかないの?かのあと2人旅の機会なんてこの先ないと思うけど。断るから」


「えー!!楽しかったんじゃないの?!」


「楽しかった。でも一回でいいわ、充分ですお腹いっぱい」


「なんでよー!また行こうよー!!」


「んー海外旅行なら行かないこともないけど」


「出す!費用は全部出します!ハワイでどうでしょう!!」


「ハワイいいねぇ。ヨーロッパ巡りもしたいな」


「出す出す!!行こう!どこへでも!」


「仕方ないな、行ってやるか」


「もー。おそのとかが聞いてたら、そこまでして潮と行きたい理由を述べよとか言われちゃうよー」


「それは私も聞きたい。絶対あまねんとかと行った方が楽しいでしょ」


「友達と旅行行きたくて何が悪いのさー」



頬を膨らませていじけたかのあが、じとーっとした視線を潮に向ける。

それから何でもなかったかのように表情をころっと変えると、追加で頼んでいた唐揚げを食べながら言った。



「あまねんはきっと何でも聞いてくれるし、すっごい共感してくれると思う。私が辛いんだって言えば辛そうにしてくれるし、泣いたら泣いてくれると思う」


「そうね」


「で、潮は忖度なく自分が思ったことを言うでしょ?かのあが辛くたって泣いてたって、同じようには絶対にしない。あくまで自分の立場から見てどう思うか教えてくれる」


「間違いないね」


「他の人たちもそれぞれそうだけど、本当に私含めて6人とも全然違うんだよねー。それが本当に面白い。だからマジレスすると誰とが一番楽しいかとかってないの。みーんなとたくさん過ごしたい。色んな意見が間近で聞けるのって面白いんだ」


「旅費の一切合切を出してでも得るものがあるということですな」


「そういうこと!!…とはちょっと違う気がするけどね!」









ーー翌朝。


寝相の悪いかのあに背中を蹴られて起床した潮は、早速朝の身支度を始めていた。

嫌がらせで自分の布団をかのあの布団へ重ね、暑さに呻く声を聞きながら帰り支度も同時に進めていく。


潮が用意を済ませていると、朝食の配膳時間を確認する電話がかかってきた。

まだ起きそうにないかのあを振り返り、少し遅めの時間を指定する。


それからご当地のテレビチャンネルをかけてまどろんでいると、朝食の時間が迫ってくる。

さて起こすか、と潮が立ち上がった時。

驚いたことに、かのあがのっそりと起床してきた。



「お、おお…びっくりした。珍しいね、朝に弱いかのあちゃんがアラームも無しに起きるなんて」


「ん゛ー…トイレぇ…」


「あー、寝落ちしたからね。お酒出さなきゃね」


「漏れる…」


「いってらっしゃい」



どうやら尿意で目が覚めたらしい。

とてとてと寝ぼけ眼で手洗いに向かったその後ろ姿を見送り、再びテレビに目を向ける。


テレビでは丁度ぶらついて帰ろうかと話していた通りの様子が流れており、潮は気になるお店をスマホへ簡単にメモしながらうんうんと頷いた。



「いいとこだなぁ」



トイレから出て顔を洗ってきたかのあも、潮の後ろからその映像を見て目を輝かせた。



「今のお土産屋さん、ちょっと良さそう!」


「そうね、行ってみよう」


「まじで昨日寝落ちしてよかったー!トイレで起きたの初めてだよかのあ!若干頭痛いのと気持ち悪いのがあれだけど!」


「私は結構大丈夫だな。水いっぱい飲みな。ま、これから旅行先では絶対酒盛りして寝てもらわなきゃ」


「いや、これは本当にそう。早起きって気持ちいいんだねー!」





程なくして朝ご飯が部屋に運ばれてきた。

前日酒盛りをしたお腹に優しい、美味しい和食を楽しむ潮。



「染みるー…」


「美味しいー!」



かのあもまた、昨晩とは違うメニューのお子様御前を嬉しそうに頬張る。



「旅館で食べる焼き鮭はまた格別だわぁ…お浸しもだし巻き卵も美味い…」


「この小さい和風ハンバーグね、あっ野菜入ってる!って分かるんだけどめちゃくちゃ美味しいから食べれる!目玉焼きも焼き加減最高!」


「おぉ、美味しそう…あ、そっちおにぎりじゃん、わかめおにぎりいいね。海苔の方の中身は?」


「鮭だったよ!」



潮によって帰り支度はほとんど済まされていた為、のんびりと朝食を楽しんだ2人。

食べ終えてお膳を片付けてもらったその後は、かのあが身支度を整えている間に潮が部屋を回って忘れ物がないかを確認してチェックアウトする。



「いやぁ、お子様御前のレシピ聞けると思わなかったわ。芹が喜ぶぞこれは。口頭の話を簡単にメモしただけだけど」


「かのあが一番嬉しいよ!!別パターンのも教えてもらえたね!いい旅館だった絶対リピ確定!」



ーーお礼を言って、旅館を後にする。

車を発進させて、2人は早速お土産を買う為目的の通りへと向かった。





近くのパーキングに車を停めて、通りを歩く。

雑貨の多そうなお店に入って物色していると、ご当地の有名なものを使って作られた美肌石鹸やハンドクリームなどを発見した。



「ねーねー、これあまねんにいいかも!」


「んー?おお、いいね。好きそう」



かのあが周への追加のお土産品として、地産の果物を使って作られたドライフルーツも一緒にカゴへ入れている間に、潮が芹の為のお土産を選んでいく。



「萌にはこのしゃれおつなクッキーと、愛らしいキーホルダーと…芹には…お、このアロマオイルいいじゃん…お、このご当地タンブラーも好きそう」


「あ。そういえばあっちのお店にセリーの好きそうなお洒落なバウムクーヘン屋さんあったよ!」


「いいね、後で買いに行こう」



話しながら次々とカゴへ入れていき、今度は蛍とおそのへのお土産を選んでいく。



「ね、このいい感じのコップ蛍好きそう!」


「じゃ、それに紅茶セットと…この利便性の高そうなエコバッグでもつけとくか」


「自転車で買い物してくること多いもんね。それならどんな時でも中身大丈夫そう!」


「おそのは海鮮セットを冷凍で配送頼むつもりだから…あと何にしようか?この面白Tシャツでも買っとく?」


「うんうん!好きそう!あ、これもいいんじゃない?このご当地アイマスク、おその絶対好きでしょ!」


「うわー好きそうー…そういえばアイマスクつけて寝てるって言ってたなぁ。ナイスなチョイスだわ」


「へへ」



雑貨系多めのお土産品を大量に購入し、一旦車へ戻る。

それから、食料品を求めて再び通りを進んでいった。



「あとはお土産のお菓子を適当に何個か買って、バウムクーヘン屋さんと、美味そうな店でプリン人数分の冷蔵配送頼んで…あとテレビでやってたシューアイスセットも冷凍配送頼もっか」


「おっけー!おそのの海鮮詰め合わせも忘れずに頼まなきゃね!」


「今日テレビでやってたんだ。お店の場所控えてあるから荷物増える前に先に寄って注文しよっか」



海鮮詰め合わせセットを注文し終えると、次はお菓子を買いにお店を巡る。

話しながらそこそこの量のお土産を買い終えて、2人はもう一度車へと戻った。

お菓子などは持ってきていた大型の保冷クーラーへ念の為に入れておく。



「さて、結構時間かかったけど…そろそろお腹空いてきた感じあるな。お昼はいつ頃にする?」


「自分達のお土産買ったりした後、もう食べちゃおっか!」


「おっけー」



各々好きに自分へのお土産を買った後、2人は早速海鮮丼を食べに出た。

テレビの映像通りの景色を歩いて海鮮丼屋に着くと、既に幾人か順番待ちをしている列に混ざる。


思ったより待つこともなく店内に入り、早速メニューを開いて各々食べたいものを頼んだ。

そして、やはりそれほど待つこともなく食事が提供される。



「いやー、最高の手際」


「すごいー!宝石箱みたい!!きらっきら!!」


「写真撮って送りつけよう」



一枚だけ写真に収め、待ちきれないというように割り箸を手に取って2人は同時に手を合わせた。



「「いただきます!」」



新鮮な魚介類が乗った丼は色とりどりで、見た目にも美味しい。

かのあは醤油だけを、潮はわさび醤油を回しかけ、一口。

あまりの美味しさに2人ともがしばしの間黙り込んでその味を堪能する。



「おいっしー…!!一瞬言葉忘れちゃった…!」


「本当、新鮮な魚介類ってこんな美味しいんだね」


「ぷりっぷりだよー!イカ食べた?甘くない?!めっちゃ好きなイカ!」


「本当、イカ甘い。てか全部めちゃくちゃ美味い、全然臭くなくてびっくりしてる」


「海鮮丼サイコー!」



あさりの入った味噌汁も啜って、その美味しさに思わず息を吐いた。

旨味のある出汁が全身に染み渡るようで、満たされていく食欲に幸せを感じる。



「あさりの味噌汁やばすぎだよコレ…!幸せぇ…」


「貝って普段あんまり買って食べたりしないから久々に食べた。ウマー」


「ねーねー!屋台飯パーティ終わったら次は、はなやぎで貝焼きパーティーしよ!!」


「それいいね、採用です」


「缶で焼くやつやってみたい!はまぐりのバター醤油とかもやろー!」


「盛り上がるだろうなぁ」







ーー通りでの目的を全て果たし、車へ戻って来る。

助手席へ乗り込んだかのあはスマホをささっと操作して、ナビを表示した。



「よっしゃ!パフェ食べよう!!」


「いやぁ、美味しいものばっかり食べて最高」


「めちゃくちゃ美味そうなパフェのある喫茶店、調べてあります!運転よろしくお願いします!!」


「リフレッシュ旅行っていうより、食べ歩き大満足旅行ですね最早」


「美味しいもの最高ー!!」



ナビに従い、他愛のない会話をしながら目的地へと進んでいく。

しばらくすると、かのあの話す喫茶店が見えてきた。



「到着ー。なんてばっちりなタイミングなんだかのあちゃん。海鮮丼が程よく消化されてきて丁度甘いものが食べたいお腹になってる」


「でしょー??」



満足げに笑うかのあに頷きつつ、店内へと足を踏み入れる。

朗らかなマスターがテーブル席へと案内してくれたので、2人は早速ぱらぱらとメニューを眺めた。



「この季節のフルーツ盛り合わせパフェにする!」


「懐かしのチョコサンデーパフェにしようかな」


「めっちゃいいじゃん!!」



のんびりとした空気の流れる中、パフェを待ちながら今回の旅行について振り返る。



「はー…ほんっとに、旅行楽しかったねー!」


「正直……めちゃくちゃ楽しかった」


「えっホント!?嬉しいんだが?!」


「食べるもの全部美味しかったなぁ。旅館も最高だったし。なんかプランも良かったから満足感しかない」


「ゴリゴリに褒めるじゃん!また行こうね!」


「旅行のセンスを此処に認める」


「また行こうね!」


「美味しいものを選ぶアンテナがすごいんだろうな、かのあちゃんは」


「あれ…何か物凄いはぐらかされてる気がする……まぁいっか!いっぱい話聞いてくれてありがとね、潮!」


「はいはい。あ、パフェきた」



話している内にパフェが運ばれてきて、同時に手を合わせた。



「いただきまーす!おいしそー」


「いただきまーす。うわぁ、懐かしのチョコサンデーめっちゃ懐かしい感じする…」


「潮好きな果物あったらあげるよー何が良い?」



そこそこ大きめのパフェを、食べ合いっこしながらあれよあれよという間に平らげていく2人。



「このチョコサンデーの下の層のさ、フレークがふにゃふにゃにならない内に食べ切ったら気持ちいいんだよね」


「ちょっと分かるかも!」


「かのあちゃん、お口にクリームめっちゃついてますけど」


「いいの、拭いてもまたどうせすぐついちゃうから!」


「わんぱくだねぇ」




ーーパフェを堪能して、喫茶店を後にする。

余韻に浸りながら、2人は帰路を進んだ。



「さ、帰ろっか。はなやぎに」


「うん!ありがとね潮ー!楽しかったよー!」


「こちらこそ」






*  *  *  epilogue






(たっだいまー!!)


(おっ、帰ったか。おかえりーおつかれー)


(久々の長距離ドライブでしたわぁ)


(おつおつー)


(え待って、その大量の紙袋って全部お土産じゃないよね?)


(いかにもなのである!!)


(やばすぎ)


(楽しかったんだねぇ)


(リフレッシュできたん?)


(うん!もうスッキリ!めちゃくちゃ話聞いてもらえて…最高だったよ!)


(いやぁ。私も普通に楽しかったわ)


(無事ストレス解消になったんなら良かったよ。で?何のストレスだったか一応聞いとこうか)


(実はまだ潮に話し足りてない話題があるんだけど聞く?!お父さんの話なんだけどさぁ!)


(おう…濃そうだな…)


(じゃ、お土産のお菓子も買ってきたことだし後は食べながら聞いてやってよ。私は寝まーす)


(潮、ついでにゲーム持ってきてくんない?ゲームしながら聞くから)


(あ、おすすめのゲームあるからそれ持ってくるわ)


(ちょっとー!!それは…かのあにもやらせてよ!)


(いや、そっち?)







第七話 ー後編ー 了





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