レッツクッキング
水飴を作るために必要な物はジャガイモ、大根、おろし金、水、布だ。
ジャガイモと大根は似たようなものがあり代用できるが、おろし金がなかった。
そこでティグルにおろし金を作ってもらうことにした。
「こんなんでいいか?」
「ありがとう!それじゃあお試しでやってみよう」
まずはジャガイモを擦り、デンプンを沈殿させる。
上澄みを捨て、水を替えながらデンプンをとる。
ノワルさんに大根をおろしてもらい鍋に、水とデンプンをいれ粘り気が出るまで火にかける。
あら熱が取れたら大根のしぼり汁を加える。
「もう出来たんですか?」
「続きは明日ですね」
「時間かかるんだなぁ」
次の日
灰汁をとりつつ水分を飛ばし、飴色にしていく。
粘り気がでて、トロッとしてきたら完成だ。
「出来ましたよ、これが水飴です」
「本当にうまいのか?ただのやさいだろ?」
「あんまり美味しそうに見えないけどねぇ」
ティグルとヴェルトが鍋を見ながら言ってくる。
「材料は野菜だけど甘さもしっかりあるし、砂糖の代わりに料理に使えば痩せやすくなるんだぜ」
その時ノワルさんの耳がピクッと動いた。
「それは痩せるということですか?」
「まぁ、砂糖よりかは太りにくいってだけで、食べ過ぎはよくないですけどね」
「そうですよね……」
ノワルさんはガッカリと肩を落とした。
「あはは……まっ、まぁ一回食べてみましょうか」
みんなに水飴を配り味見してみた。
「ほんのり甘くておいしいですね」
「確かにうまいけど……」
「ねぇ、るー、おいしいけどこれを屋台にだすの?」
ティグルとヴェルトが微妙な顔をして聞いてくる。
「いいや、これは次に作るものの材料だよ。これがあればもっと美味しくなるからな」
「「えっ、まだ出来上がりじゃないの!」」
2人が驚いてるなかノワルさんは気に入ったのかペロペロ舐めていた。
「えっと……ノワルさん?」
「はっ、すいません!」
「これ普段の料理にも砂糖の代わりとして使えるので便利ですよ」
「それは便利ですね!」
「それじゃ今度はアプル飴を、作りましょう」
「「「うん!」」」
まずは水と砂糖を鍋で溶かす、砂糖が完全に溶けたら少量の水飴を入れ煮詰まるまで待つ。この時木べらで混ざるのは禁止だ。結晶化して舌触りが悪くなるからな。
一口サイズに切ったアプルを潜らせ飴が固まったら完成だ。
「きれいですね」
「ツヤツヤしててうまそうだな!」
「パリパリしておいしいね」
みんなの感想に安心しながらアプル飴をたべる。
「うん、うまい!」
「しかもこれ棒に刺してるから手が汚れないね」
ヴェルトがいいことに気づいてくれる。
「そうなんだよ、俺の国の祭りだと食べながら回れるからいいんだよ。しかも果物を変えればもっと見栄えがよくなるんだ」
こうして屋台はアプル飴に決まった。




