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繁華街へ行く。

 琥珀と水美はパーティー登録をし終えると、ダンジョンに行く予定だったがその前に親睦も兼ねて、繁華街を歩いていた。受付嬢は「頑張ってきてくださいね」と応援の言葉を送ってくれたので、軽く会釈をしてギルドを後にした。


「日本もダンジョンが出現してから随分様変わりしましたよね」

「あぁ、今じゃあそこらかしこで魔石のエネルギーを使った魔道具が使われてるもんな、街灯だって魔石のエネルギーを使ってたり、それにプラスして、一般市民からの税収の底上げをしたりで、日本も変わってきたってもんだ、のくせして、武器屋のドアは手動ってケチすぎんだろ」

「ハハハハ、本当そうですよね」


 そんな感じに水美とは打ち解けあっていった。

 魔石がそこらかしこにあるということから、琥珀は以前、街中の魔石でスキルポイントを得れないかと考えたが、これもどういう仕組みになっているのか、自分が倒した魔物以外ではスキルポイントが得られないらしいのだ。


 そして一般市民とは冒険者ではない人たちのことだ。

 冒険者は命を懸けるリスクがある分、税の底上げはされていない。


 命を懸けないといけないことからある程度のお金を蓄えている人達はわざわざリスクを冒す必要がないので冒険者にはなっていない。


 そのため、若者の冒険者数が増加傾向にある。


「でもまあ、楽しみが増えたって捉え方をすればこの今の世界も楽しめますよね」

「あぁ……そういや水美って何で冒険者になったんだ?」

「あ……えと、その…………言わないといけませんかね?……」

「いや、俺が悪かった、人には聞かれたくないことの一つや二つあるよな」


 さっきまで良い感じに親睦が深まってきた感じだったので、冒険者になった理由を聞こうとしたが何かの地雷だったのだろう。琥珀と水美は二人ともばつが悪そうだった。


 数秒、気まずい空気になったが琥珀が切り出した

このままではどんどんと悪い空気になると察したからだろう。


「なあ、水美、ダンジョンに行く前に腹ごしらえをしないか? ちょうど繁華街にいるんだしさ」

「あ、いいですね。行きましょう」


 琥珀の提案に水美も笑顔で賛成してくれた。

 水美が美味しいお店を知っているということだったので琥珀は後をついて歩く。


そして、水美についてお店の中に入った。


「あら、水美ちゃんいらっしゃい、そちらの方は……あ、彼氏さん」

「――――ち、……違いますよーーーーー!!!!……もう何言ってるんですか、こちらの方は南条琥珀さんって言って私のパーティーメンバーの人ですうぅ」


 水美は口をぷくうぅと膨らましてお店の店主に言い返していた。

 一方、琥珀はというと、まるで親子のような光景だと仲睦まじい様子を眺めている。


「琥珀さんも何か言い返してくださいよ」

「お、おぉ、そうだな」


急にそんなことを言われたものだから一瞬ビクリとした。

 琥珀は水美に言われると店主の女の人に自己紹介をし恋人疑惑も解決しておく。


 こんな可愛い女の子が俺のこと何か好きになるわけないですよ、と。


 そう言われた水美は何とも言えない顔で琥珀の顔を覗き込んでいた。

 どうしたのだろうか? と琥珀も顔を見返した。


「何でもないです、さっさと席に座りましょう」

「いやいや、絶対に何か思ってるだろ」

「もう、何でもないですってば、さっさとご飯を食べましょう、恵理さん、いつものおすすめ料理持ってきてください」


「はいよ」


 恵理と呼ばれた、女店主はそう一つ返事をして厨房の方へといった。

 数分後出てきた料理は5階層で取れる鶏 (一般の鶏より美味しい普通の鶏、魔物ではない) が入ったスープだった。


 これが、かなり美味で頬っぺたが落ちるほど美味しかった。

 水美のちょっとした機嫌の悪さも元に戻ったようで何よりである。

今日はこの後、今までの話の編集作業をしようと思っているので2話目は投稿できないかもしれません。(*- -)(*_ _)ペコリ


ご了承ください。

明日は2話投稿する予定です。


おかげさまでローファンタジー日間ランキング1位を取ることができました。感謝。


面白いと思った方は下記の所から、レビューや評価、感想などをしてくれたら嬉しいです。

これからもご愛読くださいませ。^^


追記


タイトル名のスキル部分の所を迷い中なので、変えることがあるかもしれません。

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