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◆ 中間キャラ解説

◆ゲルダリア・ソーレント/ゲルダ・シェルメント(16歳)

 大型犬の体当たりでひっくり返って頭をうち、今いる世界が乙女ゲームの世界だと気付いたが、乙女ゲーム「王立アストロジア学院」に関しては人伝てに内容を聞いた範囲しか知らないため、本来のゲルダリアの役割は誤解したまま。

 あの乙女ゲームが同じ制作会社から出ているRPGと世界観を共有していると気付いた後は、乙女ゲーム中で自分に課された役割がどうでもよくなるほど、世界の先行きに対して不安を感じている。

 魔術属性は風に特化、水も最低限扱える。回復と防御が主軸だが本人は納得できずに攻撃魔術も強化に勤しんできた。思うように攻撃魔術が伸びない反動で爆弾造りに力を入れがち。



◆ヴェルヴェディノ/ディー・シェルメント(隣国へ向かう時期に誕生日を迎えて17歳)

 防衛都市の管理者の息子で、四男。

 実は自分の長い本名があまり好きではない。が、ゲルダリアとテトラが名前に関して余計なことを言わないので捻くれずに済んでいる。

 ゲルダリアとテトラの一家との出会いにより、本来の乙女ゲームの世界以上に心身共に健康的に育った。

 愛情不足により発生したゲーム中の廃人フラグは、ゲルダリアとの誓約で消えている。

 魔術属性の基礎は上位の月蝕だが、元々はRPG世界の主人公候補キャラだったために能力値に補正が入っており、四大属性のうち土・水・風はそれぞれ簡単にであれば扱える。

上位属性の月蝕に影響され、火属性の調整だけ狂う。



◆テトラ/トラングラ・シェルメント(そろそろ14歳)

「王立アストロジア学院」の元になったRPG、「キラナ・ヴェーダ」の冒頭で主人公に旅の心得と忠告だけを残して死ぬNPC。仲間にすらならないため、はっきりとしたプロフィールは公開はされていないが、死亡時の年齢は18歳。

 ゲルダリアに出会いそのまま秘めの庭で育ったため、魔術師としての能力はゲーム中より高い。エルドル教授から甘やかされ好奇心を爆発させて育ったため、元のゲームの魔術師テトラより奇行が増えている。



◆タリス・ソーレント(15歳)

 気は弱いが、両親や従者達の支えにより、ゲルダリアと離れた後もどうにかグレずに育った。ただ、同世代の貴族とは上手く馴染めずにいたため、学院に入った後は孤独感が増した。

 家紋の鳥はセキレイ。

 暇を見つけては、学院内にいる小鳥の面倒を見て息抜きしている。

 魔術の才がある家系ではあるが、公爵家としての仕事に追われて魔術を扱う訓練は学院に入るまで なおざりにしてきた。ゲルダリアと同じく攻撃魔術には向いていないが、護身のためにゲルダリアと訓練を始めたことで精神も安定してきた。



◆ラーラさん(そろそろ年齢は秘密にしたい)

 昔は曲芸師の一座に居た孤児だが、駆け落ちして秘めの庭に逃げ込み、魔術師ではないが特例で住まわせてもらった。

 面倒見がよい人で、秘めの庭に来てすぐの魔術師はだいたいが彼女に世話を焼かれ餌付けされる。



◆ボギーさん(名前を挙げても誰だか忘れられている可能性が高いテトラの父親)

 故郷の農村では普通に農家として生活してきた。ある日、村に寄った曲芸師の一座が少女に過労を強いているの知り、二人で逃げて以後は故郷には帰っていない。

 秘めの庭では畑の生産管理だけでなく、備品の買い出しなどの仕事を引き受けて遠出することもある。



◆エルドル教授

 魔術研究施設の立ち上げ以後からずっと秘めの庭の管理者をしている。

 王族は彼の正体を知っているが、情報はうまく伏せられているため、魔術師でも事情を知る者は少ない。



◆ノイア・ミスティ(16歳)

 ゲルダリアと同じく、この世界が乙女ゲームの世界だとは気付いたが、アーノルド王子のルート以外はあまり遊んでいないため、情報不足。

 元の乙女ゲームの主人公とは性格的な親和性が高かったが、前世の趣向を引きずってしまっているため、恋愛思考からは遠くなってしまった。

 故郷の伯爵のことを慕っているが、最近は身分を越えた恋に挑むよりも、確実に部下として働くことを目指している。



◆アーノルド・アストロジア(17歳)

 前世の記憶を抱えたゲルダリアとイライザの行動により、王族周りの環境に変化が起きた。それにより元の乙女ゲームよりも精神的な安定が得られ、アストロジア家の役割への嫌悪感は減っている。兄と自分の役割の差だけはどうにもならず、そこだけが現状の悩みとして残っている。



◆フェン・ロロノミア(16歳)

 乙女ゲーム中において、魔術が扱えない王族としての重責を抱えてはいたが、ゲルダリア達が魔石の採掘と研究を要求したことで、その問題の解決策を見出してしまった。

 そうしてロロノミア家の次期当主の座を確実にし、ゲーム中より王族としての権限と仕事量が増え、姿を見せない日が多くなった。



◆イデオン・ミュング(16歳)

 元はロロノミア家の遠縁のため、魔術属性の上位である太陽の魔術が扱える。

 騎士団で活躍していたユークライド・グレアムを尊敬していたことと、その友人であるソリュ・ロロノミアと関わったことが本人の人格形成に影響しているが、それは乙女ゲームにおいては非公開の情報だった。乙女ゲームにおけるイデオンの役割は、主人公を甘やかし、主人公の抱える悩みを解決することだったため、イデオン自身の話はまるで語られない。

 聖者のようであれ、というキャラ付けにより、ゲーム中では本人の悩みが公開されなかった。



◆シャニア・シルヴァスタ(16歳)

 乙女ゲームにおけるライバル役ではあるが、ゲーム中において主人公との直接の接触は少ない。元のゲーム中では心労と周囲の環境の悪さが重なり、アーノルドと向き合う時間がうまく作れなかった。

 現在のノイアと、夢で見た赤毛の少女が同一人物だとは気付いていない。



◆ナクシャ・ジャータカ(16歳)

 ゲーム中でルートに入らず確認できた要素が、生い立ちより『神出鬼没の迷惑王子』というキャラ付けが先だったため、誤解を受けがちだった。

 とはいえ性格自体には難があるため、最初から真っ当な環境で育ったとしても周りを振り回す性質には変わりがない。



◆ソラリス/ラスター・メイガス(16歳)

 ゲーム中では最初の暗殺指示を遂行してしまった後のため、魔術強化の入れ墨を顔に入れていた。

 この世界では暗殺に失敗し、命を奪うはずだった商人に救われる。

 現在はフェンの指示を受けながら学院内で警備の仕事もしているが、それ以外の時間には学生らしく日常を送れている。

 庶民の行動模範がまだ理解できていないため、ノイアの行動と発言を興味深く観察している。



◆イライザ・グレアム(16歳)

 死ぬ直前の出来事も含めて思い出したため、ゲルダリアやノイアよりもハードモードな始まりになった。

 この世界が乙女ゲームの舞台であると同時にRPGの舞台となっていることにも気付いたが、RPG側の情報は不足している。

 そのため、ラフィナとメローナの二人がRPGの中で主人公の行動妨害をする役であるのを知らずにグレアム家の養子に迎えた。



◆ドゥードゥ&ガーティ(23歳)

 北の大陸出身。RPGである「キラナ・ヴェーダ」の登場キャラ。男女の双子。

 グレアム家に仕えイライザと共に行動したことで、本来はゲームの続編まで退治できなかった敵を倒し、宝玉の姫に見立てられた女性を全員救うことになった。



◆ソリュ・ロロノミア(26歳)

 無性体。

 第一王子を生かすために、幼い頃から身代わり役を課せられていた。

 北の国の使者を事故死させたという誤解を受け入れて以後は行動が制限されていたが、普段から勝手に抜け出していたため、誤解が解けた後もさして変わらない日常を送っている。



◆アリーシャ(16歳)

 RPGである「キラナ・ヴェーダ2」の登場キャラ。

 剣の扱いも近接格闘も慣れている。

 アストロジアの学院に来て魔術の扱いを覚えた。属性は土。



◆バジリオ(16歳)

 RPGである「キラナ・ヴェーダ2」の登場キャラ。主人公の友人枠。

 ユロス・エゼル国で専用の魔術を身に付けたが、アストロジア王国式の魔術を扱う才能も高い。アストロジア王国式の魔術では基本属性は風。攻撃特化。



◆ルジェロ・グリンジオ(20歳)

 RPGである「キラナ・ヴェーダ」の登場キャラ。

 北の国において、妖精族と人族をつなぐ役割の家系の医術師。

 ゲーム内においては貴重な回復役。



◆シデリテス・シルヴァスタ(22歳)

 シルヴァスタの分家の長男。

 シャニアの姉であるシシーリアが本家を継がないのであれば、シデリテスが本家入りする予定。



◆トレマイド(16歳)

 RPGである「キラナ・ヴェーダ」の登場キャラ。

 本来は妖精族と人族の血が混ざることはないが、魔術実験の結果に生まれた混血。

 その生い立ちによりゲームプレイヤーから同情を引いてもおかしくないのだが、自己中心的な行動が多すぎたことと、ゲームシナリオの詰めの甘さにより、ウザキャラ扱いされていた。




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