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家族で異世界転生~そして、少年は~  作者: 長谷川
第3章 動き出す者達、そして~
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プロローグ

『───────フム。どれくらいの時間が経った?』


 そのモノは、永き眠りから醒めた。


『残り少ない力でよくもまぁ、頑張ったものだ』


 そのモノは、自らの傍らで目を閉じて磔られているモノに向けた言葉であった。


『──────力も対して持っていなかった様だしな』


 そのモノは、闇を纏っている状態の異形の手を握ったり、開いたりして、闇を操っていた。


『コイツの………………神の力を授かりし者から奪うだけの事』


 そしてそのモノは、磔られているモノの拘束を解いた。


 磔られていたモノは、目も開かずに直立不動のままで居た。


『とりあえず、コイツで様子を確かめるか』


 そのモノは、闇を纏った異形の手を、直立不動のままで居るモノに闇を放ち、そのモノを包み込んだ。


 そして闇が、直立不動で居るモノの中に入っていく。


 闇を取り込んだそのモノは、金髪が漆黒の髪になり、漆黒のローブを纏っていた。


 そして目を開いたその瞳は、漆黒で虚ろな瞳をしていた。


『こんなモノだな』


 そのモノが、闇を纏った異形の手を軽く振り払うと、闇を取り込んだモノは、闇を足元から出して、姿を包み込み姿を消した。


『さて。神の残りの力を手に入れたら、こんなクズ共の居る世界は消滅させなければな』


 そのモノは、遠くを見ていた。



 そのモノは、魔神。


 永き眠りから醒めた世界を滅ぼす存在。


 そのモノの根源は──

 

お読みいただきありがとう御座います。


3章のはじまりです。

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