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家族で異世界転生~そして、少年は~  作者: 長谷川
第2.5章 閑話と間話
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2.5章 間話 その後3 後編


 大浴場の傍らには、サウナも完備されていた。


 そしてそれを発見した、エイシャさんが『これは何?』と言った為に、エルスがまたしても『どの位耐えられるか!耐久自慢!』と言って、おふざけを始めてしまった。


 俺は、無理をせず早々にサウナ室から出て、その後に続々と脱落者が出て、結果はエイシャさんが勝った。


 今回は何も賭けていなかったから、安心して堪能出来た。


 そんな事を充分に堪能してから、浴場をあとにした。 


※※※


 浴衣に着替えて、今度はみんなで夕食を食べる為に、リーナを先頭にその場所に向かう事になった。


 その道中は、エルスとセシリアさんが左右で、手を恋人つなぎの状態をしてきた。 まさに両手に花状態に。


 しばらく歩いて、リーナがとある一室のふすまの前に着き、そのまま中に入った。

 

 そして中に入ると、宴会場と呼ぶに相応しい部屋で、和食中心の料理がぜんに盛られて、一人一人座れるように並べられていた。

 

 中には父さんと母さんが立って待っていた。


「さぁ、皆様! ご存分に召し上がって下さい! ノエルちゃんのお弟子さんの手助けもあり、料理は沢山用意させてもらいましたから!」


 父さんが全員が入ったのを見計らって言ってきた。


 と、言うより、ノエルも弟子達と一緒に連れて来ていたんだな。


 そう思い、ノエルの方を見ると、ウィンクをして返事をしてきた。


 ノエルは不意打ちで可愛い事をしてくるから、ますます惚れてしまうよ。 まったく。


 宴会場には、舞台も設置されていて、その舞台を正面に、コの字のように席が並んでいるため、片方には使用人達、もう片方にはエイシャさんやジアン達、アレク義兄さん達やバルザ義兄さん達が座り、舞台の正面に俺と婚約者達が座る形になってしまった。


 イヤイヤ! 普通は王族の方が座るんじゃないの!?


 アレク義兄さんにそう言ったら、『私はそういうのは気にしないから。 それに、父よりも権力が上なエルスが居るし』と、言っていた。 しかも笑顔で。


 それはそれでどうなのよ、王族の方達よ。


 そんな事を感じながらも、騒がしくも楽しい宴会が始まった。


 未成年組は果実水を、成人組の大半は果実酒を飲んで、酔いが廻った使用人の1人が、舞台に立ち、一発芸を披露仕始まって、それがきっかけで順番に周り始まった。


 持ちネタがない人の為に、()()()()()()()()()()まで、用意されており、ソロだったり、デュエットで歌っていた。


 カルトちゃんに至っては、カルトちゃんの歌でバロン達【小型状態】が踊っていた。 


 それよりも、ジアン達よりもカルトちゃんと居る方が結構多いよな? バロン達は。


 俺はセシリアさんとティアと一緒に、カラオケで、ロールさんは先生と。


 ノエル、エルス、リーナは、魔法を利用した手品を披露していた。 音だけや視覚を利用した魔法を駆使していたけど、結構な出来栄えであった。


 その披露の最中には、板前の服装をしたマーク兄さんと、着物姿のルコル義姉さん。


 そして、その2人の間に産まれ、浴衣を着た2歳の女の子、ルークちゃん達が料理を持って、顔を見せにきた。


 話しを聞くと、俺達が正体を明かした後に、ノエルに料理を教えてもらっていたらしく、ノエルが認める程の腕前に、現在はなっている為、今まで食べていた料理は、マーク兄さんの指示の元で、作っていたって言うんだから、驚いたものだ。 


 その後は、マーク兄さんだけ自分の仕事場に戻り、ルコル義姉さんとルークちゃんは残って、ルコル義姉さんはみんなに、会釈とお酌をして廻っていた。


 ルークちゃんは、カルトちゃんと一緒にバロン達と遊んでいた。


 バロン達(アイツら)って、もとから子供好きだったのか?


 そんな感じで、宴会は夜遅くまで続いた。


※※※


「ったく~」

「フフフッ! 仕方ないじゃない。 みんなでこうした事って、今までしてこなかったのだから」

「それは、そうだけどさ…………」


 エルスの言うとおりだけど、だからって、酔いつぶれるまではしゃぐ事ないだろうに。


 使用人の大半が寄った勢いではしゃいで、宴会場に寝てしまっていた。


 エルスが言ったとおり確かに、何かイベントを開催して、それに使用人達が参加しても、準備から片付けまでするのは、結局使用人達がする訳だから、そういうの無しでの全員参加は今回が始めてだから………………仕方ないか。


「ほらみんな! 案内された部屋で寝た寝た!」


 俺は手を叩きながら、無事な使用人達に、同部屋の人を運ぶような感じに言って、お開きにした。


 俺も正直、眠たくなってきていた。


 アレク義兄さん達の子供が居る組が、キリの良いタイミングで抜け出していたから、今、宴会場に残っているのは、俺と婚約者達、ミゲルさん家族を除いた使用人達だけになった。


 それにしてもバロン達は、召喚者であるジアン達をそっちのけで、カルトちゃんと共に居なくなってしまったよ。 普通は召喚者に付きっきりになるはずなんだけどな?


 おかしな現象に疑問を抱きつつ、散らかってしまった宴会場を片付けようとしたら、父さん達に『やっておくから』と、止められてしまい、感謝を述べて、婚約者達と部屋に向かった。


 その行きは、セシリアさんが酒に酔い、寝てしまった為に、俺がおんぶをしてあげて運んだ。 


 両隣には、お酒に強くなってほろ酔い状態の先生と、お酒には元々強く、こちらもほろ酔い状態のロールさんが、俺の浴衣の袖を少し掴んで歩いていた。


 俺がセシリアさんをおんぶして居なければきっと、ピタッと腕にくっついていたのだろうな?





 …………………………………………背中には、セシリアさんのそこそこに発達した双房がくっついていた。 柔らかかったです!


※※※


 何事もなく部屋に着くと、最初に入った部屋には、テーブルがそのままで、布団も敷かれていなかった。


 一体何処で寝るの? と、リーナを見ると、妖しげな笑みを浮かべていた。


「コッチの部屋に用意されているはずよ」


 リーナが言ったのは、最初の時にリーナがその部屋の前を陣取っていた部屋であった。


 そしてリーナは、静かにだが勢い良く、バッとふすまを開けた。


「……………………はぁ~。 こんな事だろうと思ったよ」


 その部屋には、途轍もなく馬鹿デカい布団が敷かれていた。


 全員が充分に寝られる程に…………  


「流石はカイね! 私のことを熟知しているなんて、嬉しいわ! そしたらこの部屋、と言うより、この和室はカイと私達の為に造った特別な部屋なの」

「そしたらリーナ、もしかして!」

「えぇ、そうよエルス! カイと存分に()()()()()()出来るのよ!」

「流石リーナ、見事な手際ね!」


 エルスはリーナに向けて拳を作り、そして親指を立てて、グッジョブ!と、いった仕草をしていた。 リーナも同じ仕草で返していた。


「…………………うん、まぁ。 俺が言いたいことは一緒だし、今日はエルスの所為で何だか疲れたから、もう俺は寝るよ」

「ええーっ! 私達とコレから()()んじゃないの!? カイト!?」

「誰の所為で疲れたと思っているのさ、エルス! それに()()()()()()もあるから、いつも通りだよ!」

「「えぇー!」」


 ロールさんと先生が不満げに言っていたけど、ホントに眠くて、セシリアさんを布団の上に静かに降ろして、そのまま隣に俺は寝始めた。


 まぶたが重くて、寝ぼけて始めていたから確かじゃないけど、エルスが()()()()()()()()気がした。


※※※


「──みんな、私は決めたわ!」

「…………何をするって言うのエルス?」


 カイトが寝て少ししてから、エルスが不適な笑みを浮かべて、セシリアとカイトを除いて、起きているメンバーに言い始めた。


 そのエルスの発言に、リーナが聞き返していた。


「カイトが言っていたでしょ? 法律問題でみんなに手を出さないって」

「確かにカイト様はそう言っていましたけど、それがどうしたのです、エルス様?」

「それじゃあ、ダメって事です。ティア様」

「でもでも、エルスちゃんはそれを何とかするって事なの?」

「そうですわ、ロールさん」


 ほろ酔い状態のロールは、エルスの言葉に食い付くように迫っていた。


「それは本当ですか、エルス!」

「もちろんですわ、先生」


 ほろ酔い状態のナリアも、食い付くように迫っていた。


「先生とロールさんが、()()()()をしなくてもいいようにしますわ!」

「えっ!?」「なっ!?」


 エルスの飛んでも発言で、ロールとナリアは目を見開いて、言葉を詰まらせていた。


「大人のお二人が、性欲を持て余して、セクシーな下着やネグリジェでカイトを誘惑しても、まったく手を出してくれなくて、その所為で鬱憤うっぷんが溜まって、自慰行為をしているのは知っているのですよ」

「「な、な、な、なに、何を、言っているのかなエルス(ちゃん)は!!」」


 エルスの発言に動揺して、見事なまでにロールとナリアは、ハモってしまっていた。


「か、仮に、そ、そうだとしても、カ、カイト君は、まだ、未成年だ、だよ!」

「そ、そうです! ま、まだ、13歳の少年、で、ですよ!」


 動揺が隠し切れていない、ロールとナリアは噛み噛みで話していた。


「何を言っていますの! 身体は少年と言っても良いですけど、精神年齢は、もうオジサンの年になっているのですよ! ギリギリセーフです!」


 エルスが、自分達の正体を教えているため、その様な発言が出来た。


「それに、カイトだって本当は()()()に決まっています! ね、ノエル!」

「ふぇ!? わ、わたし!」


 ノエルはまさか自分に話しが振ってくるとは、思っていなかったようだ。


「な、何で私に振ったのエルスちゃん!?」

「だって、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「な、な、何を、言って、いるのかな、エ、エルスちゃんは!?」


 ノエルが眼を泳がせて、動揺していた。


「あら? 知らないふりをするんだ。 それなら話しても、問題ないわね。 と、言うわけで、()()()()()()()()()本人から、伺いましょうか。リーナ」

「───それは、転生前の話よ。 その時はカイトとノエルは15歳で学校の卒業式だったの」

「15で卒業ですか。 そちらの世界の学校は随分と早いのですね」


 深刻な感じで話し始めたリーナに、ナリアが質問をしていた。


「それだけではありませんよ、先生。 私達が元いた場所では、6歳から学校に通い始めていましたから」

「6歳からですか!」

「えぇ。 そしてそれを最低でも9年、普通の人は12年通っているのです。 まぁ、更に必要ならもっと通う年数は増えますけどね」

「12………………どうしてそこまで通う必要があるのです?」

「最初の6年で教育と世界の仕組みを学び、次の3年でその応用的な事と世界に出る準備。 その次の3年では、なりたい職業を決めて学んでいきますね。 更に専門的な職業、例えば…………教師や建築家といった専門的な知識を、寄り詳しく学んでいく必要がある方は更に年数がかかりますけど」

「そうなんですか……………」


 ナリアは、リーナ達が居た世界の話を聞いて、その世界の人達は凄く勉強熱心なんだと感心していた。


「それで話を戻しますけど。 2人がその卒業後の数日後、2人でデートに行ったのよ。 そして、その日の夕方にカイトが帰ってきた表情が、疲れていたけど、スッキリした表情をしていたのよ。 私は確信したわ。 確実に()()()な!と」


 リーナの最後の言葉を聞いた途端、一斉にノエルに視線が集まっていた。


「リ、リーナちゃんは、いっ、一体、な、何を、言って、い、いる、の、かな!」

「そんなに噛み噛みでどうしたの、ノエル?」


 ノエルは目を背けていたけど、リーナがそんなノエルに詰め寄り始めていた。


「さぁ、白状した方が身の為よ」

「さ、さぁ。 な、何の、事かな」

「そう、あくまでもしらを切るのね」


 ノエルに詰め寄っていたリーナは、不適な笑みを浮かべていた。


「まずはそうね。 8歳までおねしょをしていた、とか…………」

「えっ!?」

()()()()()()()()()()()()()はいつ、とか……………」

「えっ!?えっ!?」

「どれにしようかしら?……………」

「ちょっ、ちょっと待ってリーナちゃん!」

「何よ、ノエル。 今、どの話をしようか迷っているのに」


 ノエルは『もしかして!』と思って、焦りだしていた。


「も、もしかして──」


 ノエルはみんなに聞こえないように、リーナの耳元に近寄り、話していた。


※※※


「ごめんなさい。 カイ君との始めてを話すので許して下さい」


 ノエルは、リーナの恐るべき情報収集に、負けた。


 リーナだけでなくエルスも、2人に関しての情報は、聞く人が聞いたら、関わりたくない!と言わしめるほどに、恐ろしいものであった。 もはや、ストーカーの域と言っていいほどである。 ある一つを除いては。


「最初から素直になれば良かったのよ」

「そうは言うけど、リーナちゃん。 そういう事って普通、言い触らさないよ」

「大丈夫よ。 此処に居るのはみんな、カイ大好きっ子しか居ないのだから」


 リーナの発言に、残りのメンバーは頷いていた。


「分かったよ。 そしたら話すけど、カイ君とデートに行った日の午前は、普通に買い物などをして遊んでいたの」


 みんなは、ノエルの初体験を食い入るように聞いていた。

 

「で、午後から何処に行こうかって話になって、それで……………」

「ホテルに入ったのね?」

「う、うん」


 急に恥ずかしくなったノエルのかわりに、リーナが応えた。


「あの~リーナ様。 ホテルって何ですか?」

「ホテルって言うのは、内装は違うのですけど、この旅館みたいに泊まれる施設の事ですよ、ティア。 建物は…………グラティウルにある【ドリームス】の宿屋が分かりやすいですね」

「リーナ様達の世界には、そう言った建物が多いのです?」

「えぇ。 しかもノエルとカイがしたホテルって言うのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()なんです」

「「「えっ!?」」」


 ティア、ロール、ナリアは専用の施設がある事に驚いていた。


「で、そのホテルに入った後は………………したのね?」

「う、うん」

「それで、何回したの?」

「え、え~と…………」


 リーナの追求にノエルは、赤面仕始めていた。


「ノエルっ!」

「っ!? そ、それが詳しく覚えていないの!」

「ん? どういう事?」

「カ、カイ君って、あぁみえて結構、性欲が強いの! そ、その時は、10回以上は、し、した、かな?」

「「はぁぁぁぁっ!?10回以上!?」」「「「10回以上!?」」」


 リーナとエルス、ティアとロール、ナリアは同じ言葉を発して、驚いていた。



「そ、その後も、月1回位の間隔で、し、していたのだけど、も、もちろんお父さん達が亡くなって暫くはしていなかったけど、そ、そのどれも、わ、私が覚えていられただけでも、最低でも10回以上は平均に……………」

「「「「「………………………………」」」」」


 流石に、予想以上の事で全員が絶句していた。 


 そう、リーナとエルスの知らないことは、カイトの性欲の事であった。


「み、みんな?…………」

「…………………貴女、よく無事でいたわねノエル。 いや、ノエル様」

「えっ!?な、何で急に“さま”なんて付けるのリーナちゃん!?」

「貴女に敬意を払っているだけよ、ノエル様」

「ノエル様は凄かったのね!」「ノエル様、どうかご教授を!」「ノ、ノエル様、ど、どうか、ご、ご指導して下さい!」


 リーナの“さま”付けをマネして、ロール、ナリア、ティアが一斉に迫っていた。 ただ1人を除いては。


「み、みんな、ふざけなくて良いから!」


「ねぇ、ノエル。 どうしてそれを()()教えてくれなかったの?」

「ふぇ!?」


 そう、エルスだけは、()()()()()に気付いていたのだ。


「みんな、浮かれている場合ではないわよ!」

「一体どうしたって言うのよ、エルス?」

「リーナ、よく考えて頂戴。 ノエルが経験したのは、()()()()()()()()()()よ」

「え、えぇそうね」


 エルスは、他の3人にも真剣に聞いて頂戴と見渡して、全員が真剣な表情になっていた。


「そしたら今のカイトは……………どんな状態?」

「「「「???」」」」「………神様?」


 エルスの話の意図が分からないノエル、ロール、ナリア、ティアを余所に、リーナだけは分かっていた。


「そうよ、神よ! 今のカイトは神なのよ! そんな()()()()()()()()の性欲は、どうなるって言うの!」

「「「「「っ!?」」」」」

「まだ未発育の私達3人はすぐに()()()()て、残りの性欲は全て、先生達に降りかかるのよ! 先生達は、ノエルの話を聞いて、10回以上も出来ますか!」

「そ、それは…………ちょっと…………」「…………ちょっと、無理ですね」「む、無理です…………」

 

 ロール、ナリア、ティアは、エルスの言った意味をやっと把握した上での返答だった。


「だから、マズいのですよ! 眠れる野獣を呼び起こし、この歳で快楽にハマったら、色々と支障が出ます! それに私は先に言っておきますけど、絶対堕ちると宣言します!」


 エルスは自信満々に、皆に告白していた。


「そしたら、これから先はどうするの?」

「そうね………………急にしおらしくすると、その反動で野獣が目覚めるかも知れないから、服装はいつも通りで、行動は少し控えめにするしか無いわね……………」

「──それと、オネェサマに念話を覚えてもらうってのはどうかしら? 私達が対処出来なくなった、最終手段として」

「………………リーナの言うとおり、それしか無いわね。 みんなもそれでいいかしら?」


 その問いに、頷き返していた。


「私はカイトの中の野獣が目覚めて、私達に襲ってきて、その事で罪悪感が残らないように、王城に戻り次第、()()()()()()()()を作りますわ」

「えぇ、お願いね、エルス」


 リーナの頼みにエルスは頷き返して応えていた。


「では、コレからの事が決まりましたので、寝ましょうか」


 カイトの意外な性欲を知り、それぞれがコレからの事を決めて眠りにつき始めていた。


※※※


「ふぁ~~」


 翌朝、いつも通りの時間に目覚めてしまったカイトは──


「………………って、なんだなんだ!」


 自身の周りの状況を確認すると、いつもの光景では無かったことに、驚いていた。


 そのいつもの光景とは、全員が寝間着であるネグリジェが()()()()、色々と見えている状態なのだ。ただ今回は浴衣。


 普通は浴衣であろうと、()()()()ときは()()()()のだが、セシリア意外の全員が、はだけておらず、ピシッとしていたのであった。


「浴衣だからかな?………………」


 カイトはそういう事だと思い、あまり気にせずに、日頃の朝の鍛練をするために、準備に入った。



 それから3日間、アデル町で、しばしの休息を堪能していた。

お読み下さりありがとう御座います。

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