2ー37話
目を覚まして教えられたのは、三日間も眠りに付いていた事であった。
魔力が充分にあっても、ダメだったみたいだ。
やはり魔力だけで無く、身体の方も万全な状態で無いといけないのかもしれないとエルスが言っていた。
ジアンとルセは、エルスから俺の痩せ細った身体の状態の事情を聞いて、しばし自責の念にかられていたらしい。
俺が自分で望んでやった事だったのだけど、その事を聞いてしまったからには、今の身体の状態でもう無理な事はしないとノエル、エルス、リーナ、ジアン、ルセ、ナリア先生達みんなと約束した。
※※※
俺が再び目覚めて二日後に聖王陛下と王妃様が見舞いにやって来た。
「カイトよ、エルスから聞いたぞ。 頼むから無理をしないでもらいたいのぉ?」
「すみませんでした陛下」
「そうですよカイト君。 もう貴方一人の身体では無いのですからね」
んん? 王妃様の言葉に含みがあったぞ?
「王妃様、今の言葉は?」
「ん? あぁ、それはね─」
「それはワシから話そう。 まず、ジェイドとセリカが居ないのは聞いておるな?」
「はい。 二人の行方を捜す為に捜索隊を作り、捜しに行かせた事も」
「うむ。 して今回、二人が不在中に起こったグラティウルでの出来事。 魔物の襲撃で建物の大半は壊れ、民も魔物に襲われたり、避難の時にケガをした」
住民のケガを3人が治した、と言っていたな。
「そして、民のケガをエルス、リーナ、ノエルの3人が治してくれた。 だが、それだけでは無い。 大会を観に来ていた民から周囲に広がり知っている。 二人がおらず、グラティウルを襲った襲撃者もいた事を」
「………………」
「ワシ達と大会を観に来ていた民は知っているが、それ以外の民はその襲撃者に対抗してくれたのは誰で、どのような人物なのか、と」
「………………つまり?」
「不安を無くして安心したいのだ。 又この様な事が起きた時、剣聖と魔導師が居ない今、代わりの強者が居ないのか、と」
……………………仕方ないことか…………
「お主が望まない事をするワシを恨んでくれてかまわない。 カイトよ、二国の英雄になって欲しい!」
陛下は最後に頭を下げてしまい、王妃様も続いて頭を下げてきた。
「陛下!王妃様!どうか頭をおあげ下さい!」
二人は頭をあげてくれた。 頭をあげた二人の表情は真剣そのものであった。
本当に申し訳無いと分かるほどだった
「……………分かりました。 お受けしますよ」
「すまぬなカイトよ」
「御免なさいねカイト君」
「いえ、陛下の言っていた事は分かりますから。 それにしても今といい、選考会の時にエルスに謝った時の姿勢といい、見事と言うより板についてますよね? ハハハ」
「──お主と同じ転生者に教えてもらったのじゃよ、カイトよ?」
「っ!?」
───今、何て言った!? 転生者!? 今、陛下は転生者って言ったのか!?
「───何、を、言っているの、です、陛下は?」
「──お主達から話してくれるのを待とうかと思ったのだが、お主には苦労をかけてしまうのでな、いい機会だから話しを聞こうと思っての?」
お主達って言ってきた限り、俺だけじゃない無いって事か。誰なのかの検討が付いているのは。
「…………誰からその事を聞いたのです?」
「ガリアーノとアイリーンからよ、カイト君」
やっぱり、その二人は転生者だったか。
「その二人の転生前の名前って分かりますか?」
「ううむ。聞いた事はあるのだが、すまんのぉ。聞き慣れない名前であった為に、のぉ?」
王妃様の方を見ると同じような反応であった。
「もしかしてですけど、“斉藤”と言いませんでした?」
二人はお互いに顔を見ていた。
「おぉ、確かそんな名前だったはずだ! だけど…………」「えぇ、確かそんな名前だったはずよ! だけど…………」
何だか歯切れが悪いな?
「そして、“弘一郎”と“由香里”では無いですか?」
「おぉ、まさしくその名前のはずだ!」「えぇ、まさしくその名前のはずよ!」
「……………分かりました、俺達の事をお話しします。 そして出来れば関係者を集めてから話したいと思うのですけど?」
「分かった。 ワシの方もその方が都合がいいのでな」
俺はノエルに念話で連絡をして部屋に来てもらい、訳を話して、俺の今の家族とノエルの家族、王様もノエルに話して誰かを通門で迎えに行ってもらった。
「カイトよ」
「なんでしょう?」
陛下と王妃様はそのまま部屋で待っていた。
「お主の体調が戻ってからの話になる。 お主を大々的に民に報せる際に、エルス達と婚約していることも発表するつもりだ」
「はい」
「その時お主の紹介をするのに、ただのカイトではかっこが悪いのでな、家名を付けて紹介したいと思うのだが何か名乗りたい家名はあるか? 無いならワシの方で考えるが?」
…………家名……………家名か。
「それなら王家の一員として、グラキアスの名を授けたら宜しいのでは? アナタ」
「ううむ。 カイトがそれでも良いと言うなら、ラヴィの言う通り授けても良いが?」
王妃様は笑顔で、陛下は困惑顔で見ていた。
「そんな簡単に王家の家名を名乗ることが許されるのですか?」
「いや、簡単なことではない。 王族、又は次期国王になる者の伴侶にしか名乗ることは許されていない」
「でしたら」
「だが、偉大すぎる功績を上げた場合はその限りではない」
つまり、英雄となる俺に名乗ることは許されるってことか。
「で、どうカイト君?」
「ありがとう御座います。 ですが、申し訳ありません。 どうせなら名乗りたい家名がありますので」
「分かった。 してその家名は?」
「はい。その家名は──」
「お待たせー」「お待たせ」
通門の光と共にその言葉が聞こえてきた。それと同時に、部屋の扉を開き入ってきた者がいた。
通門から現れたのは、ノエルを先頭にノエルの父親のルイスと母親のエリス。
続けて現れたのは俺の父親のミゲル、母親のセシル、兄のマークと兄のお嫁さんのルコル。の人達は俺の痩せ細った姿を見て驚いていた。
その後は、公爵のライナー様、ギルドマスターのカサドラさんとバーンさん、サナア学園長、受付嬢のロールさんにセシリアさん。のカサドラさんを除いた人達も同じように驚いていた。
その後に出て来たのは、銀髪の大人の男性と女性、俺より背が高い少女で珍しい瞳オッドアイをしていた。気品漂う服装と雰囲気を兼ねたこの3人は何処か陛下や王妃様に近い感じがした。
そして扉から現れたのは、エルス、リーナ、ジアン、ルセ、ナリア先生、ルカ姉ちゃんにバルザ義兄ちゃん。
「急に呼び出してすまないな、オルドネス。 その子まで連れてきた所………決めたのじゃな?」
「あぁ」
陛下は銀髪の男性に何かを確かめていた。
「それで皆、急に呼び出してすまない。 コレからの内容は決して他言してはならない」
「一体、何があるのカイゼル君? ノエルちゃんから来て欲しいと言われて来たのだけど、話が分からないわ?」
陛下はノエルの方を見ると、ノエルは直ぐさま顔を背けていた。
またやらかしたな。
「いちいち説明するのは面倒なので、強引に連れてきました!」
開き直ってしまったよ。この子は。
「う、うむ。 それはカイトの強さの秘密と出自に関する事です。カサドラ様」
「せ、聖王陛下様! いきなりの無礼お許し下さい!」
「構わぬよ」
「私の息子であるカイトの強さはともかく、出自とはどういうことでありますか!? カイトは確かに妻のセシルから生まれました! 生まれた直後に抱き上げたのは間違いありません!」
「はい、確かに!」
父ミゲルの発言に母セシルが同調していた。
「まぁ待ちなさい、お二方。 順を追って話そう、カイトがどうしてこの様な姿になっているのかも。 だが、その前に約束して欲しい、決して他言する事はしないと。 王家に誓って」
「王家に誓って」
俺、ノエル、リーナ、エルスを除いた人達が頷きあってから一斉に声を揃えて、宣誓していた。
その誓いを聞いた陛下は、俺に目配せで話すように合図をしてきた。
セシリアさんまで居るのは気になるけど、カサドラさんの判断かな?
「まず最初に──」
※※※
「……………………」
事情説明を聞いた皆は、しばらく黙ってしまった。
俺が話したのは、どうして転生する事になったのか。
なぜ、痩せ細った姿で居るのか。
俺達が分かることは話して最後に、俺のだけステータスをみんなに視せた。
「………………………まさか、神じゃったとは……………」
沈黙を破ったのは陛下であった。
「俺が望んでなった訳ではないので、出来れば今まで通りに接してくれますと助かりますけどね」
「う、うむ、分かった。 でだ、お主は体調が戻れば、残りの家族を捜しに行くのか?」
「はい」
その言葉を聞いた今の家族は、複雑な表情を浮かべいた。
「そんな顔をしないでくれよ父さん、母さん。 父さんや母さん、マーク兄ちゃんやルコル義姉ちゃん、ルカ姉ちゃんやバルザ義兄ちゃんだって俺の大事な家族なんだ。 そう思っているのは俺だけ?」
父さんと母さんは俺に抱きつくように迫ってきた。
「そうだな! お前は確かに俺達の子供だ!大事な家族だ!」
「えぇ、貴方は確かに私達の大事な家族よ!」
抱きついてきた二人の声は泣き声であった。
「お前が3年前に大ケガをして、目覚めた後辺りから急に大人びた事をするようになったのにやっと納得出来たよ」
マーク兄ちゃんは俺の頭を優しく撫でてくれた。
結構、くすぐったいけど、安心するものだと感じた。
「私はまだまだカイト君と付き合いは短いけどこれからもよろしくね?」
「はい、ルコル義姉ちゃん」
ルコル義姉ちゃんは微笑みながら言ってきた。
「カイトが私達の事を大切に思ってくれてたのは知ってる。だけど、私達もカイトがこれからも大切だと思っているのは覚えておいてね?」
「あぁ。ありがとうルカ姉ちゃん」
ルカ姉ちゃんは優しく手を握ってきた。
「その歳でお前がとんでもない強さを身に付けた事に納得だよ。 俺もできる限り力になるからな、カイト」
「はい」
真剣な表情でバルザ義兄ちゃんは言ってきた。
みんな、こんな俺を受け入れてくれてありがとう。 そんな言葉しか出てこないよ。
「それでなカイトよ」
陛下が気まずそうに話してきた。
「申し訳ないが、お主の家族を捜しに行くのは当分の間、遠慮してもらいたいのだが…………………」
「どうしてです?」
「先に述べた言葉を忘れてしもうたか?」
「国民を安心させる為、強者が必要だから…………」
「そうじゃ」
さて、どうしたものかな。ジェイド兄ちゃん達みたく行方不明になったらマズイってことだしな。
「なぁ、カイト」
「ん?どうしたんだジアン?」
「今の話ってかなり大事なことを言っていたのか?」
「あぁ。 今回グラティウルで起きた騒動で俺が対峙した相手はかなり強かった。 近代最強の剣聖と呼ばれているジェイド兄ちゃんよりもかなり強かったと感じた。 今回は俺が居て何とかなったけど、もし俺が居ない内に王都がグラティウルと同じ騒動になり、そんな強敵が現れたら今の王都には対抗出来る奴が居ないんだよ。 つまり、俺の存在が敵の抑止力になり、国民には安心感が生まれるんだよ」
ジアンは俯いてしまっていた。
だが、直ぐに顔を上げた。その瞳には、覚悟を決めた力強さがあった。
「それなら俺がカイトの代わりになるよ!」
「なにを言っているんだジアン!」
「俺ずっと考えていたんだ。 修業を付けてもらっただけで無く、今回自分で招いた、目を強化しすぎて完全失明になったのを治してもらった。 その恩返しがしたいって」
「ジアン…………」
「それは何がいいかずっと考えていたんだけど、今の話を聞いて決めた。 俺がカイトの代わりになるって!」
ジアンは一度も逸らすこと無く、覚悟を決めた真っ直ぐな瞳で見てきた。
「……………いいのかジアン? 悪い言い方をすれば、平和になるその時まで国に囚われることになるって事だぞ?」
「あぁ、構わない! カイトが安心して家族を捜しに行けるなら!」
…………………もう、何を言おうとも揺るがないみたいだな。
そんな決意の瞳をしていた。
「陛下、それで宜しいですか?」
「あぁ、ワシは構わぬよ。 お主が家族を捜しに行けるようになるには、ジェイドやお主に継ぐ後継者を育てて欲しかったからの」
「分かりました。 それならジアン、更なる覚悟を決めろよ! 現時点の俺よりも強くなってもらうからな!」
「あぁ、よろしくたのむよカイト!」
拳同士を軽くぶつけた。
「カ、カイト君、それなら私も!」
「いいのかルセ? 本当に?」
「うん! 私もカイト君達に恩返しをしたいから!」
ルセも同様に覚悟を決めた力強さの瞳をしていた。
「分かった。 ルセも更なる覚悟をしててくれ!」
「うん!」
ルセとも拳をぶつけあった。
そしてこれからの大体の話をして一区切りつけた。
「それで陛下。気になっていたのですけど、そちらの方達はどなたです?」
手を差し出して指摘したのは銀髪の人達のことだ。
何処かで見たことのある人達なんだけどなぁ?
「ん?あぁ。知ってる者も居るが改めて紹介しよう。 我が国の隣の国、ソティウル騎士王国を治めているオルドネス・ザン・フォン・ソティウル騎士王じゃ」
「話すのは初めましてになるかな、カイト君」
騎士王様は握手を求めてきていた。
それに応えて握手を交わした。
「え、えぇ初めまして?」
「そして王妃のサティナ・ザン・フォン・ソティウルじゃ」
「初めましてカイト君。これからよろしくね?」
「よろしくお願いします?」
王妃様とも握手を交わした。
「先の二人の子、ティアナ・ザン・フォン・ソティウル嬢じゃ」
「は、初めましてカイト様! よ、よろしくお願いします!」
彼女はぎこちないお辞儀をしてきた。
「え、えぇ?」
どういう事? 騎士王とその王妃様までは分かるが、彼女を紹介されたのはなぜだ?
「えぇっと、話がみえないのですが、陛下?」
「それはこれから話す。 オルドネス」
「あぁ。 カイト君に聞きたいことがある。 ティアナを見て何を思う?」
「ん? どういうことです?」
はて? 意味が分からん?
「カイト」
いきなりの事で戸惑っていた時に、エルスが呼びかけてきた。
「ん?」
「しっかり見て彼女の魅力的な所を褒めてあげればいいのよ」
「ん? それなら……………」
そのティアナは胸の前に両手を合わせて祈るようにしていた。
「まず、可愛らしい容姿だし、それも相まってキレイな銀髪ですよね。それに両眼の色が違うけどキレイですしね。それに─」
「あ、ありがとうカイト君」
いきなり騎士王様から止められてしまった。
「サティナ、彼でいいと思うのだが、どうだ?」
「えぇ、エルスちゃんの言っていた通りね。私もカイト君が望ましいわ」
ん? またエルス絡みだとすると、もしかして………………
「カイト君! 君にティアナの事を頼みたい!」
「どうかティアナをお願いします!」
そして二人は頭を下げてきて、遅れて彼女も頭を下げてきた。
この二人も板についたお辞儀をするなぁ。彼女はぎこちないお辞儀だけど。
「えーと。 話がみえないのですけど、分かるように説明してくれませんか?」
そして三人は頭を上げた。
「それは私から簡単に説明するわね、カイト」
エルスが申し出た。
やっぱり事情を知っているのかよ!
「事情を知ったみんなの前だから言うけれど、カイト貴方、女神様の知識を活用しているかしら?」
「いや、途中からしてないな」
「じゃあスッゴく簡単に説明すると、ティアナ様の瞳が違うのはこの世界では、災厄が興ると言われているのよ。 どこの誰かがそんなデマを女神様からお告げがあったと言い触らしたからなの。 それが浸透為過ぎているのね」
「なんだよそれは!」
「それが原因でティアナ様は家族以外の人達から居ない者とされているのよ。王族なのに」
本当になんなんだよ! そのありもしない話は!
「そんなティアナ様をカイトはどうする?」
「そんなの家族になってやるよ!……………………あっ!」
「と、言質をとりましたのでティアナ様も無事、私達と同じカイトのモノですわ!」
やっぱりか! 嵌められた!
「……………エルス嬢。私が言うのもなんだが、強引でなかったのでは?」
「良いのですよ、オルドネス様。 長々と説明するよりもこういう手段の方が事が進みますから」
「そ、そうか。…………………………なぁ、カイゼル。お前の娘は恐ろしいな」
「そうだろ? 多分ワシ達に転生したことを話したから、これから容赦がなくなってくるぞこの子は」
「何か、お・父・様?」
「な、何でもないです!エルスたん!」
笑顔で陛下を威圧したよエルスは。 でも、本当に容赦しないと思うけどな。
「カ、カイト様! ふ、不束者ですが、よ、よろしくお願いします!」
「は、はいこちらこそよろしくお願いしますティアナ様」
「わ、私のことはティアと呼び捨てで呼んでくれませんか?」
「……………分かりましたティア。それなら俺の事も様は付けずにお願いしますね?」
「ど、努力しますカイト……………………様」
ティアは顔を赤らめてしまった。 まぁ、これから次第だけど、今は良いか。
「あぁ、それとセシリアさんもカイトのモノになってますからね」
「……………………」
エルスからの衝撃発言を聞いたセシリアさんは顔を赤らめていた。
俺はビックリして言葉も出なかった。 いきなり二人も婚約者が増えるとは、エルスは一体何を考えているんだよ?
そんなこんなで婚約者がノエル、リーナ、エルス、ナリア先生、ロールさん、ティア、セシリアさんとまだ見ぬ人物を含めて8人になってしまったようだ。 こんなに増やしてどうするんだ、エルスさんよ。
その後は、談笑して親睦を深めあって、みんなが王城に泊まる事が決まった。
※※※
「して、カイトよ」
「何です陛下?」
「お主がそんな状態になる程だ。 どんな相手だったのじゃ?」
「奴は純粋なまでに殺し合いを楽しんでいましたね。 そして俺と同じ得物を持っていました」
「得物………………確かジェイドから貰った“刀”を使っておったな?」
「はい。 奴はその刀を存分に使えてました。 アグル………………アグル・ニグルニスは…………」
「っ!? アグル・ニグルニスじゃとっ!?」
「へ、陛下!? 何か!?」
「そやつはガリアーノの弟じゃ!」
「っ!?」
お読みいただきありがとう御座います。
これにて2章は終わりです。
次の3章は5年後の話になり、その間の話2.5章をお送りします。
閑話→過去の話やその他の話
間話→3章に向けての話