表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家族で異世界転生~そして、少年は~  作者: 長谷川
第0章 プロローグ
3/111

0-2話

「ハァ、分かりました。頼みを聞きますので転生する方向でお願いしますよ」


 皆を見ると皆も同じ考えらしく頷き返してきた。


「よろしくさね! 先ほども言った通り色々と、付与させて貰うさね! まず、その世界の知識と力を与えるさね。その世界に必要な言語能力と、どうゆう時代か。力は私の加護を、まぁ……簡単に言うと最初から強くしていける、と言うことさね」


 あぁ、そういえばそっちの知識に詳しい友人が言ってたな、『異世界にいくと言語能力は必須だし、魔法も使えるようになる』って、お約束みたいな物らしいな。


「言語能力は分かるとして、時代の方は女神様の加護に関係しているのか?」

「そうさね………大雑把に説明すると、時代は今の地球より発展はしていないさね。まず」


 女神様は指を立てた。


「そちらで言うと、乗り物が馬車での移動手段の段階さね。一般人が魔法が便利に使えるおかげで余り発展はしていない。魔物もはびこっているさね。次にレベル制で、代表して言うと魔物を倒すと強くしていけるし、強力な魔法も使えるようになる、その他にも色々な手段はあるさね。まぁ、あんた達は、私の力で初めから強くできるさね」


 まぁこの知識もちゃんと与えておく、と最後にそう言っていた。

 そんな話を聞きつつ、俺は友人に聞いた通りになってしまったと観念するしかなかった。


「私からはこんなとこさね。この他に要望があれば言って欲しいさね」


「ハイハイ! 私は晴くんの幼なじみになるようにお願いします! 晴くんと結婚したいので! 力の方は強く無くてもいいので、晴くんをメッチャ強くして下さい!」

「俺は、女性にして下さい! 幼なじみのポジションは取れなかったからお姫様とかそんな感じで! 俺も晴と結婚したいので、力の方は同じで、晴に」

「私も兄と似た感じで、晴くんに」


 女神様のセリフに反応した雫、優斗、優菜がそんなことを言っていた。


「俺は何でもいいな~! 魔法が使えれば! 力はそこそこで、残りは晴斗を強くすれば!」

「私もお父さんと同じかな」

「ワンワン!」

「二ャ~」

「ちょ、ちょっと何、皆しておかしなこと言ってるのさ!?俺をそんなに、強くさせてどうするのさ!?」


 三人に続けて言っていた。そんな両親二人は、ワクワクした感じで、ハナとミケは嬉しそうに、俺は慌てて言った。


「「「守って欲しいから!!」」」

「「「「晴斗なら出来ると信じてる!!(ワンワン、ニャー)」」」」


 薄々知っていた雫や双子の本音を聞いた俺は、呆れかえるしかなかった。


「まぁ、あっちは一夫多妻制だから性別やポジションは問題無いけど、力の方は、そんなこと出来ないから最低限の強さを与えるさね。あと、一纏めにしないで二人一組に別けるさね」

「「「「「どうして?」」」」」


 俺以外の残りの人達が聞き返していた。


「最初に言ったと思うけど、魔神の完全復活を望む信仰者が居るから、バラバラに別けて情報収集や討伐をして欲しいさね。復活までまだまだ時間はあるけど、手分けしてした方がいいさね。皆のことは知識として、分かる方法を与えておくさね」

「「「「「分かりました」」」」」


 皆は返事をしていた。


「さぁさぁ、時間が掛かったけど二人一組になってこの光に入っておくれさね」


 女神様がパチンと指を鳴らすと、そこには人が入れる大きさのゲートの光が出て来た。


 俺達は、言われた通りに二人一組になった。


 組み合わせは、俺(晴斗)&雫、優斗&優菜、父&母、ハナ&ミケとなり、ハナ&ミケから順にその光に入っていった。


「ワンワン!」「ニャー!」


 どうやら俺に挨拶をしている様だった。


「またな、晴斗。どんな姿で会えるか分からないけど元気でな!」「早い内に再会出来るのを、待ってますよ。元気で」


「いやー! 楽しみだな! どんな姿になるのか! 早く晴に会えるのが待ち遠しいよ! 早く再会出来るのを待っているよ! またね」「晴くん、しばしのお別れですけど、早く再会出来るのを待ってますよ! またね」


「さぁ、晴くん私達も行こう」


 次々に入っていき最後に俺達の番になり、雫が先に入って行った。


「まぁ、頑張ってみますよ。それではさよなら」

「あぁ、よろしくさね!」


 はぁ~。気乗りしないなぁ。面倒臭そうだしな。


 そして俺は光に入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ