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家族で異世界転生~そして、少年は~  作者: 長谷川
第2章 再会、そして~
19/111

2ー5話

「な、なぁ、カイト」

「ん、何?」

「お前さっきの強さは何だよ?あんなに人を吹っ飛ばすなんて」


 ギルドを出てすぐに、ジアンが先ほどのことを聞いてきた。


「あー」

「何だよ、何か言えない事情があるのか?」

「言えなくはないけど。・・・・ジアン、それにルセ、聞いたら後戻りはできないよ?」

「「えっ!それほどのこと!?」」

「じゃあいいか─」

「や、止めとくよ!!」

「そうか?遠慮はいらないのに」

「い、いや、遠慮するから。さっさとゴブリン討伐に行こうぜ!」


 ジアンはさっさと東門に向かい、俺達も続いた。


 まぁ、これだけ脅かしておけばしばらく聞いてこないだろ。




 王都の東門から歩いて1時間ほどの距離の魔物達がよく出る森に来ていた。


 王都を出る際に、自分のマジックバッグから鉄製の胸当てと籠手を二組出し、ひとつは自分に、もうひとつはジアンに渡した。どうやら、鉄製の片手剣以外、革製の装備だったから。


 ノエルも同じく、俺達と同じ装備を自身とルセの二組分を出し渡していた。俺は()()()()()()を、ノエルは()()()()()を、ルセは弓と矢を身につけた。


 ジアンとルセは、腰に収まる位の大きさのマジックバッグを持っているが収納量が少ないとのこと。一般に売っている中で1番安い銀貨三枚で買うことのできる、2m四方の大きさだと言う話だ。だから最低限の荷物しか入れてないらしい。


 実際、セリカ姉ちゃんとその師匠がすごいよな。


 俺達は森の中を警戒して進んでいた。


「なぁカイト、この森にいるのか?」

「あぁ、この森の中間近くの位置に数体いるよ。何体分必要だっけ?」

「五体分だ。ゴブリンの右耳でいいんだっけ?」

「あぁ、そうだね」

「それにしても、カイトとノエルって一体何者何だよ?ここら辺のことも詳しいし、最低クラスで最下位の方にいるし、話せることだけでも話してくれよ」

「うーん、まぁ話せる範囲なら───しっ、いたぞ」


 森の中を警戒して進んでいると、目的のゴブリンを見つけた。その数6体、まだゴブリンどもは気付いていなかった。


 徘徊したりしているのに、今回のゴブリンどもは火を囲んであたっているな。


「ルセ、ここから弓で狙えるか?」

「うーん・・・大丈夫、いけるよ」


 ほぅ、大したものだなここから200m以上離れているのに。


 ノエルは今回二人の、と言うよりも普通の人達の強さを知りたくて、なるべく危険がない程度に二人に協力するつもりだったから、奇襲をかけるためにまずルセに指示した。

 ルセは攻撃魔法が苦手だから弓を使う、と言っていた。


 ジアンが剣をしっかり握りしめ、ルセが弓を射る瞬間に斬りかかるために準備をしていた。


 ルセは肩幅に足を開き弓矢をゴブリンに狙い付けて、射った。矢が1体のゴブリンの頭に中り(あたり)、そのまま倒れた。

 

 ほぅ、弓術Lv3だとこの距離からだとゴブリンの頭に当てられるのか。


 ルセの弓の腕前に感心している間にジアンは動き出していたので、俺も遅れずに付いていった。

ノエルは後方でルセとサポートに回っている。

その際にゴブリンどもは騒ぎ出していた。


 ゴブリンどもは片手剣と短剣をそれぞれ持って、襲撃者に備えているのが目に見えて分かった。


 ジアンが先に短剣を持っていたゴブリンを1体躊躇わず(ためらわず)に首をはねた。残りは4体。

 ジアンに危険がないようにゴブリン2体の足止めをしつつ、ジアンの動きを見ていた。

 ジアンの方も悪くない動きをしているな。


 ジアンが2体のゴブリンと対峙していて、1体が片手剣、もう1体が短剣を使用していた。

 ジアンは不用意に向かわずにタイミングを図っていた。


 ゴブリンの方が耐えきれずに襲いに行った。

 短剣持ちが先に仕掛け、ジアンは剣のリーチを活かして一度短剣持ちを弾き飛ばし、そのあとすぐに片手剣持ちが振りかぶっていた剣をジアンが自身の剣で受け止めていた。


 その間に俺は、2体足止めしている短剣持ちのゴブリンを、剣で、まず1体目の腕を落とし、すかさず首を落とした。

 その隙にダメだと思ったのか逃げようとしたゴブリンが背中を見せて、俺の背後からゴブリンの背中目掛けて光矢ライトアローが刺さりゴブリンは倒れた。ノエルの魔法だった。

 さすが、ノエルだな。


 ノエル達の方を確認すると、つかず離れずの距離を保っていた。ノエルに頷いて返事をすると、あちらも頷いて返してきた。


 ジアンが片手剣持ちの攻撃を剣で受け止めている間に短剣持ちが再び襲いに掛かって、ジアンにもう少しで攻撃があたる距離にきたときに、短剣持ちの頭に矢が刺さり短剣持ちは倒れた。

残りはジアンが相手をしている1体となった。


 ジアンが片手剣持ちの受け止めていた攻撃を受け流して、すかさず腕を切り落とし、そして首を切り落とした。


「お疲れ様、ジアン」

「あぁ、お疲れ・・・」

「どうした?・・おっ、お疲れ様。ノエル、ルセ。ノエルはサポートありがとう。ルセは弓の腕前はさすがだな」


 ノエルとルセが近くに来てからお礼を言った。


「お疲れ様。エヘヘッ、カイくんどう致しまして」

「お疲れ様です。カイトくん、ありがとうございます。ノエルちゃんも魔法凄かったですよ」

「ありがとう、ルセちゃん」


 二人は俺からの感謝の言葉を照れながらも素直に受け取っていた。


「それでジアン、どうした?」

「いや、カイトは結構余裕があるな、と。俺は結構ぎりぎりだったのに。ここら辺のゴブリンとかって結構やるな。」

「えっ?そうなのか?」

「あぁ、俺達の村の魔物達はそんなに強くないのに」


 あっ!そう言えば、あそこら辺の魔物達って弱いから、あとは行かなかったっけ。忘れていたよ。


「ま、まぁ、良いじゃないか。ほら、ゴブリンの右耳をとろうぜ」

「・・・・・・」


 ジアンから疑いの目で見られている。あとで話せる範囲で話すか。


 ジアンはしばし俺を疑いの目で見ていたが、諦めたのかゴブリンどもの右耳を切り落としにかかった。


 その後は、無事に何ごとも無く森を出て、王都へと戻ることにした。その帰路を歩いている途中にジアンが話しかけてきた。


「なぁカイト、教えてくれよ」

「何を?」

「ゴブリンに会う前の話だよ」

「あぁ、そのことか。まぁ、いいか。ただ、話せる範囲だぞ?余計に聞きたいなら別だが」

「いや、話せる範囲で。余計に聞いたら、あと戻り出来ないのだろ?」

「いや、いずれ話すけどさ」

「・・・・」


 残念ながら、俺はお前達を巻き込みたくはないけどさ。

いずれ落ち着いたらな。


俺からの返事で何か思ったのか、ジアンは黙って俺を見ていたが、気にせずに話すことにした。


「まず、俺達のランクだが、Dランクなんだ。なぜそうなったかは、さっきの戦いで察してくれ」

「・・・Dランク・・・」

「次に、なぜその強さで最低クラスの最下位に居るかと言うと、試験で、ただ単純に()()()()()()()()()だけなんだけどね」

「・・・・・・」

「なぜ強くなったかは話せない。ただ、()()()()()()()()()()()に闘い方を教えてもらったからなんだ。・・・これで納得してほしい」

「・・・・・・」


 何だか、ジアンとルセが黙ってしまった。


「おーい、ジアン、ルセ」

「―――っは!あぁ、悪い。・・・・・なぁ、ルセ」

「・・・なに、ジアン」

「俺達が、1番最下位ってことじゃ無いか?」

「うん、そうだね」

「そしたらさ、やることは決まってないか?」

「うん、そうだね」


 ジアンとルセがなにやら二人だけで話し合い、お互いに分かったような感じになっていた。


「なぁカイト」

「何だい?」

「俺達に剣と魔法を教えてくれ!と言うより鍛えてほしい!」

「えっ!?何だよ、いきなり」

「いや、話を聞いた限り、俺達があのクラスで最下位みたいだし、それに同い年でそこまで強いなら、と思って」

「私もノエルちゃんに魔法を教えてもらいたい」

「うーん、私は構わないけど。どうするカイくん?」


 うーん。まぁ、条件を出せばいいか。


 ノエルに、条件付きで二人を鍛えてやろう、と話した。


「あぁ、良いけど。但し、条件を付けさせてもらう」


 二人は頷いて返事をした。


「ひとつ、厳しくするから、泣き言を言わないこと。ふたつ、俺とノエルの強さ、正体の詮索はしないこと、そして俺達のことを誰にも言わないこと。どちらかでも、俺かノエルが、約束が破られたと判断した場合、そこで二人を鍛えるのはお終いだ。このふたつを守れるか?」


 俺からの問いに二人は互いを見て頷きあっていた。


「「はい!」」


 ノエルの方を見て頷いて返事をしたので、俺は決心した。


「分かった、二人を鍛えよう。ただ、剣はともかく魔法に関しては、これから、と言うより明日から何だが、絶対秘密にしてくれよ」

「えっ?何かマズいの?カイトくん」

「あぁ、魔法の概念を壊す位に」

「・・・分かったわ」


 セリカ姉ちゃんも言っていた位だからな。無詠唱なんて。この世界ミリテリアはせいぜい短縮魔法までだからな。


「よーし、帰ろう」


 俺がそう言うと、皆は思い思いに歩き出した。



 俺達は、明日から特訓を始める話などをして、夕方頃に王都に帰って来て、そのままギルドに依頼の報告をしに向かった。


 ギルドに入ると、夕方頃の時間でもあり食堂の方は随分と賑わっていた。ただ、またピリピリした感じがした。いい加減にしろよと思ったのは言うまでもない。

 気にせずにロールさんの受付に向かった。


「ロールさん、ただいま」

「お帰りなさい、カイトくん。それに皆さんも」

「ほら、ジアン、ルセ」


 俺はロールさんに挨拶をして、ジアンとルセに討伐の証を出すようにせかした。


「これをお願いします」


 ジアンはルセと、自分達の腰に収まっているマジックバッグからゴブリンの右耳を6個受付にあるトレイに出した。


「はい、確認しますね。」


 ロールさんは、ゴブリンの右耳を持って奥に行った。


 少ししてロールさんは戻って来て、その手にトレイを持っていた。その上に袋と銅貨数枚が乗せてあった。


「はい、お待たせしました。依頼の報酬です。ゴブリン1体に銅貨2枚で6体ですから、銅貨で12枚となります。確認して下さい」


ジアンとルセはそう言われ、確認していた。


「はい、確かに」

「それでは、お疲れ様でした。それと今後、パーティーとして依頼をこなしていきますか?」


 それを聞いたジアンとルセがこちらを見てきた。


「あー。ロールさん、それなら僕達と一緒でお願いします」

「カイトくん達とですね。はい、分かりました。それじゃあ、パーティーリーダーはカイトくん?ノエルちゃん?」


 ノエルの方を見ると、またあさっての方を見ていた。またか!……仕方ないか。


「僕で」

「はい、それではパーティーリーダーはカイトくんで受理しますね。それと今後はリーダーであるカイトくんのランクがDランクなので、ジアンくんとルセちゃんも依頼は同行できるようになりますので。」

「はい、分かりました」

「それでは今日はお疲れ様でした」

「お疲れ様です」


 3人も軽くお辞儀をして受付から離れた。


「カイト、報酬の分配だけど」

「あぁ、それならルセと二人で分けろよ」

「いや、そう言う訳には」

「いいから、二人の初依頼達成なんだから。ノエルもそれでいいだろ?」

「もちろん」

「そ、そうか。ありがとう」

「カイトくん、ノエルちゃんありがとう」


 食事をしていくにしても食堂は混んでいたので、寮で食事をしようと皆に言い、ギルド内はピリピリはしていたが、何ごともなくギルドをあとにした。


「よし、寮に帰るか」



 夕陽が沈む前に、寮に着いたとき、寮の前に見知っている人が一人居て制服姿のルカ姉ちゃんだった。もう一人居たが知らない人で、ショートの金髪にやや悪い顔立ち、長身だがやや小太りに煌びやかな服装をした人物と何やら話し込んでいた。


「──ルカさん」

「いえ、ですからお断りします。………あっ、カイト」


 ルカ姉ちゃんがどうやら、こちらに気付いて話しかけてきた。


「ルカ姉ちゃん、取り込み中?」

「いえ、大丈夫よ」

「ぐっ!それでは僕はこれで失礼するよ!」


 やや小太りの人は、寮から少し離れて止めてあった馬車に乗り込んで去って行った。


「ありがとう、カイト。助かったわ」

「あ、うん。……ルカ姉ちゃんあの人誰?」

「……うん。あの人は、ランド・ホージウム。ホージウム伯爵の二番目のご子息よ。私と同じ年なの」

「その人がルカ姉ちゃんに何の用なの?」

「……うん。最近になって、私に自分のめかけになれって言い寄ってくるのよ。断っているのだけれども」

「許せないね」

「うん、そうだけど心配しないでカイト。それよりそちらの人達は?」


 指摘したのは、一緒に居たジアンとルセのことだった。


「あっ!こっちの二人は同じクラスで友達のジアンとルセだよ」

「は、初めまして、ジアンです」

「初めまして、ルセと言います」

「初めまして、カイトの姉のルカと言います。よろしくね」

「「よろしくお願いします」」

「ふふふ、良い子達ね。ノエルちゃんは大丈夫なんだけど、カイトは無茶するときがあるけどよろしくお願いね」

「「はい」」

「ふふふ、それじゃあ、先に失礼するわね。またね、ノエルちゃん」

「またね~ルカお姉ちゃん」


 ルカ姉ちゃんは寮に入っていった。


「カ、カイト、お前の姉ちゃん綺麗な人だな!」

「ほ、本当に!緊張しちゃった」

「入学式のときにも見たけど、本当、綺麗になったよねルカお姉ちゃんは」

「ま、まぁ確かにね」


 さすがに身内を褒められると照れるって。それにセシル母さん譲りの赤髪で美人になったからね。


「さ、さぁ、俺達も入ろうぜ」

「カイトくんが照れてる~」

「ぐっ!明日は優しくしようと思ったが、厳しくしてやる」

「えっ!?あっ!ごめんなさ~い」


 ルセの謝罪の言葉を聞かず、俺はさっさと寮に入った。


 あとからルカ姉ちゃんに聞いた話だと、王族や一部の貴族は家から通っているとのこと。


 その後、寮で食事を食べ、男女に分かれてる共同のシャワールームで汗を流し、俺の部屋でノエル、ジアン、ルセで明日からの特訓の話をして、その日は終わった。



 翌日、朝日が昇る前に起きた。

 ジェイド兄ちゃん達と修業を仕始めてからいつも欠かさずにしてきた走り込みと素振り、魔力操作、それにノエルとする剣と魔法の打ち合いをするために。


 ジェイド兄ちゃんとセリカ姉ちゃんが言っていた。

 いくら強くなっても基礎を怠ると最低限の強さまでしかならないし、能力が低下する、と。こちらのミリテリア(世界)でも似たようなものなんだと、そのときは思っていた。

 それに今日からは、ジアンとルセが加わるから。


 いつもの動きやすい訓練着に着替えジアンを起こしに部屋に向かった。


「おーい、ジアン!起きろー!(ドンドンドン)ジアーン!(ドンドンドン)」


 やっぱり起きないか。仕方ないな。


 ジアンに鍵はかけるな、と言っていたから起きないジアンの部屋に入り直接ジアンを起こした。


「ほら、ジアン!さっさと起きないと更に厳しくするぞ!」

「───ん?ん!(ファー)あぁ、おはよう、カイト」


 あくびをしながらやっと起きたよ、こいつは。


「あぁ、おはよう。ほら、強くなりたいんだろ?ルセだけ強くなってもいいのか?」

「っ!!着替えたらすぐに行くよ!外で待っていて!」


 それを聞いて俺は、さっさとジアンの部屋を出て外に出たら、ノエルとルセが居た。二人も動きやすそうな服装をしていた。


「おはよう、ノエル、ルセ」

「「おはよう」」

「カイトくん、ジアンは?」

「寝坊だよ」


 それを聞いたルセは、あぁ、という表情で納得していたそのときに、ジアンが来た。


「っはぁ、はぁ。おはよう、二人とも」

「おはよう」

「んもう!ジアン初日から遅刻なの!」

「ご、ごめん!」

「さぁ、さぁ。時間が勿体ないから、その辺で始めるよ」


 長くなりそうだったので早めに二人を止めて、訓練を始めた。


 初日は、寮の周りを朝食の時間までジアンとルセにひたすら走り込むように言った。寮の周囲を1周廻るだけで軽く1㎞はあるからちょうど良かった。

 その日は、ノエルと途中まで一緒に走ってから、寮の敷地にちょっとしたスペースがあるので、そこで素振りと自身の周囲に魔力を巡らせたりとした魔力操作をしたり()()修業をした。


 さすがに、ここでは狭くまともに出来ないし、各部屋から丸見えだったからね。目立ち過ぎるから早い内に良い修業場所を探さないと。


 朝食の時間の頃に、二人の様子を見に行った。さすがに二人ともバテていた。


「お疲れ様、二人とも」

「お疲れ様~」

「ハァハァハァハァ」

「ハァハァハァハァ、疲れた~。ノエルちゃん水~」

「はいはい」


 ノエルは自身のマジックバッグから木製の水筒の水を二つ取り出し二人に渡した。

 通常のマジックバッグは生ものは腐るが、俺とノエルのセリカ姉ちゃん特製マジックバッグは時間が止まっているから生ものが腐る心配がなかった。

 セリカ姉ちゃん様々である。ただ生き物は共通して入れられないが。


「(ゴクゴクゴク)ありがとう、ノエルちゃん」

「(ゴクゴクゴク)ップァー、生き返ったー!ありがとう」

「それにしても、ノエルちゃん、この水っていつの間に用意していたの?今朝?」

「ううん、今朝じゃないよ。何日か前のだよ」

「えっ!?ウソ!?普通腐るよね!」

「あ!・・・それは秘密で」

「「・・・・・・」」


 ノエルは人差し指を口に当て誤魔化してた。


 あいつも何気に、忘れるな。まぁ、人のこと言えないが。


 こっそりと二人のステータスを確認した。



【ジアンのステータス】


名前 ジアン 10歳 男 Lv 15

種族 人族

職業 村人 冒険者 剣士

称号 Eランク


体力 20┃130

魔力 50┃50 


筋力   60

守備力  40

魔法力  20

魔法耐性 20

知力   20

素早さ  40

運    6


スキル 剣術Lv 3 火属性Lv l


【ルセのステータス】


名前 ノエル 10歳 女 Lv 12

種族 人族

職業 村娘 冒険者 魔法使い 弓使い

称号 Eランク

 

体力  20┃90

魔力 150┃150


筋力   25

守備力  30

魔法力  40

魔法耐性 40

知力   25

素早さ  30

運    6


スキル  弓術Lv 3 剣術Lv 1 水属性Lv 1 無属性Lv 3


 あとはこの二人がどんな成長をするか、少し楽しみだな。


 その後は、寮に戻り朝食を食べて、制服に着替え学園に行った。


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