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家族で異世界転生~そして、少年は~  作者: 長谷川
第1章 目覚め、そして~
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閑話 ノエル編

「さぁ、晴くん私達も行こう」


 私は晴くんより先に女神様が創った光の中に入った。


「XXXXX」


 次に、目を覚ますと知らない天井?が見えて、声を出そうとしたが、まともに出なかった。


 それに伴って、手を動かして理解した。 私の視界に入ったのはちっちゃな手だった。無事に転生して、赤ちゃんになっていたから。


 そんな私の声に気付いて、私の視界に、背中まであるストレートの藍色の髪におっとりとした顔立ちのした女の人だった。 その人は私に手を近づけ抱き上げた。


「XXXXXXXX」


何かを言っていたが、まだ赤ちゃんだからか、耳が発達しておらず分からなかった。 次に、ショートヘアーの青髪の優しい顔立ちの男の人が近づいて来た。


「XXXXXXXX」「XXXXXXXX」


 また何か言っていたが、分からなかった。 多分この人達は夫婦で私はこの人達の子供だ。それだけ理解し私は女の人の腕の中で寝始めた。


 それからの生活は、寝て、起きて、ミルクを飲んで、寝ての繰り返しを、言葉を聴き取れるまでしてた。


 その間、女神様から貰った知識でこの世界のことを知った。


 この世界にスキルと呼ばれるものがあり、それがこの世界での強さに関係しているらしい。 その使い方も知った。


 しばらくして、私も言葉が分かるようになり、私と両親の名前が分かった。


 私の名前はノエルで、青髪の身長174cm位の中肉中背の体格に白のシャツの長袖に茶色のベストに茶色のズボンの服装に紺色のブーツを履いた男の人が、父親のルイス。


 そして、藍色の髪の身長155cm位のスレンダーで美乳の体格に、白のブラウスに足首まである緑のスカートの服装に茶のブーツを履いた、女の人が母親のエリス。


 それからは、私はハイハイが出来るようになり家の中を知るために、動き廻った。 全力で。

 

「また~。ノエルちゃんは元気いっぱいですね~」


 私がいつものように、全力でハイハイをしていたら母親に抱き上げられた。


「ははっ。元気いっぱいで良いことだね」

「ふふふっ。そうですね」

「あう、あう」


 父親がそう言い、私達に近づきそう言っていたが、私は母親の腕から出ようともがいていたら、さすがに出られ無かった。


「アナタ、そろそろ」

「あぁ、今日も頑張ってくるよ。行って来ます。」


 そう言って二人は私の目の前で、軽くキスをした。 いつもの光景だ。 この二人、常にイチャつくものだから私としては沢山だった。


 ハァ~。 私も、ハルくんに早く会いたいよ~


 そんな生活が続き、私はまだハルくんに会えずに三年の月日が流れて、私は3歳にもかかわらず流暢りゅうちょうに喋っていた。 まぁ、当然両親は喜んでいた訳だけど。


 そんなある日、父親がたまには外で食べようと言い、村で唯一の宿屋兼食堂に行った。


 そこで初めて同年代の子供に会った。 


 話を聞くと村で唯一私と同じ年齢だと言い、私はもしかしてと思い、女神様の知識のおかげでスキルの使い方や、私が使用できるスキルだけは知っていたから、私が使える中で、隠蔽と鑑定があり鑑定をその子供に使ったら、名前はカイトになっていて、そして、転生者の名前があった。


 私は確信した。 ハルくんだって。 親が気を利かせ、私とハルくん(カイト)に部屋で遊んできなさいと言い、私はチャンスだと思い喜んでハルくん(カイト)の部屋に行った。


「ハルくん、私達無事に転生出来たんだね!」

「えっ!?」

「やっと会えた!よかったよ~」

「えっ!? ぼくのなまえは、カイトです」

「えっ!?」

「なにをいっているか、わからない」

「えっ!? ウソ」


 私は部屋に着いた途端、ハルくん(カイト)にそう切り出して話したが、ハルくん(カイト)のたどたどしく返された言葉に私は驚いた。 終いにはわからないと言っていた。


 私は訳が分からず又、鑑定で確認したが転生者の名前があるのが確認できた。


 それから、ハルくん(カイト)に質問したが、分からない、と返されるだけだった。


 どうやら記憶を失っているようだった。 


 女神様の話と違くなっていた。


 それに私の強さも、最低限のスキルがあるだけで、強くない。何か関係があるのかと感じた。


 それから、おかしなことを言っていた私と友だちになってくれて、一緒に遊んだ。


 それから私が7歳になる四年の間、ハルくん(カイト)の記憶は戻らなかったけど、性格は地球(あっち)にいた時と変わらずにいて、一緒に遊んだり、行動していた。


 私は、ハルくん(カイト)より早く7歳になるから、ステータスカードを貰って、視てみたら、珍しいのは転生者と隠蔽と鑑定位で強さは当たり前の数値だった。


 やはり、女神様の言っていたことと違ってた。 まぁ、今更、どうしようも無いけどね。


 そしてハルくん(カイト)が7歳になりステータスカードを貰い視てみると転生者の名前が無かった。


 私は咄嗟に隠蔽スキルを使ったと理解した。


 その後は、宿屋に戻り、ハルくん(カイト)が金髪の人に話かけられた。名前は、ジェイド、と言う。


 その後も、ハルくん(カイト)は何かとその人に付いていった。 もちろん、私も。まぁ、7歳だし、好奇心が強く出てもしょうが無い。


 それから森に入り、一通り調べて村に帰ろうとしたら、その人が、洞窟を見つけた、と言い別行動をして、私達に武器と細長いガラス瓶と赤い石を渡して、私達は村に戻るため二人で森の中を進んだ。


 無事に森を出たのにハルくん(カイト)は森の入り口であの人を待つと言い出した。 私も付き合った。


 しばらくして、探しに行く、といきなり走って行くから、私も追っかけていた。 イヤな予感がしたからだ。


 それからしばらくして、ハルくん(カイト)がこちらを見て、こちらに走って来た。


 その瞬間、私は気づいたら、ハルくん(カイト)が血を流し倒れていた。


 あの人がハルくん(カイト)を少し抱き上げて、私に、ポーションはどこだ、と聞くが私はショックを受けていたが何とか答えた。その人が少しの間、目を伏せていたら、いきなり、何も無い所に光の塊ができ、水色の髪の人が出て来た。


 その人はいきなり、ハルくん(カイト)に何かをしたと思ったら、傷口が塞がっていた。


 だが熱があるらしく、水色の髪の人が又、何も無い所に光の塊を作り私達は村まで戻った。


 その後は、私はできる限り熱のあるハルくん(カイト)に付きっきりで看病をした。


 それから1週間後、私はその日も看病するために部屋に入ったら、ハルくん(カイト)が目覚めていたから現在の家族とあの二人を呼びに行った。


 まだ目覚めたばかり出し、まだ安静にしとかないといけないから部屋をあとにした。


 私はハルくん(カイト)に叔父さんが作った軽めの食事を持って行ったとき、ハルくん(カイト)が私の名前を、しずく、って呼んでくれた。やっぱりハルくんだった。 嬉しかった。


 その後は、ハルくん、もといカイくんと情報交換をした。 やっぱり女神様が何か関係しているみたい。


 私達は話し合って、あの人達に、強くなるための修業を付けてもらった。


 それからの日々は辛いことも楽しいことあり、そんな生活を続けて行った。初めは強く実感が嬉しかった。


 だけど、しばらくして……………………強くなりすぎてしまっていた。結構、マズイ位に。


 そんな話をカイくんとして、極力、お兄ちゃんとお姉ちゃん以外には実力は隠していこうと決まった。


 お兄ちゃん、お姉ちゃんに修業を付けてもらって、約三年経った頃のその日、いつも通りの修業かと思ったら、いきなりお兄ちゃんが全力でやろうと言い出した。


 …………………カイくんは何とかお兄ちゃんに勝って、次に私とお姉ちゃんの番になった。


 私も全力でお姉ちゃんに挑まないといけないと思ったら……………ついつい雷魔法であっという間に勝ってしまいました。


 私は全力でやらないといけないと思ったから……………………熱くなってました。


 私はお姉ちゃんに勝って嬉しくなり、つい雷魔法のことを話してしまい、すっかり女神様の知識にあった注意事項を忘れてました。


 やってしまったものは、しょうがないよね!


 ………………その後、カイくんがこちらを見るだろうと予測してあさっての方向を見ることにした。



 その後は二人の正体を知った。 


 それを視た私は違和感を感じた。私達も話せない事情があるから仕方ない。 そう思った。


 もちろん、お姉ちゃんをイジることも忘れずに………………かわいいから、つい、ね!


 二人の話を聞いて、卒業記念にと、お姉ちゃんはマジックバッグをくれた………………素直に、嬉しかった。


 色々とこれからのことを考えると必要になるからだ。


 しかも二人と同じだって!それなら、結構、買いそろえないと。 これから忙しくなるな~


 そう思ってたら、お兄ちゃんが私とカイくんの知っている、この世界に無いものを出した。


 ───刀だった。………………お父さん、お母さん………………


 私はいつのまにか、カイくんの袖をつかんでいたら、カイくんが私の手を優しく掴んできた。


 ───嬉しかった───本当に、嬉しかった。 そして、温もりを感じた。


 お兄ちゃんは私にも、短刀を渡してきた。 抜いてみたら、キレイだった。


 その後は、宿屋に戻ってお昼ご飯を食べて、お姉ちゃんに雷魔法を教えた。


 その日の夜はカイくんの家で二人に出来る限りのおもてなしをした。


 翌日、二人を見送るために、一緒に朝食を食べていたら、お兄ちゃんが私達に封筒を渡してきた。


 しかも、かなり念を押し て。さすがに、自重しますよ?


 朝食を食べ終え、外まで出て見送るときに、お兄ちゃんが私達に言った。事情も話せないのに、力になると。


 ─────嬉しかった。


 その後は、二人を見送ってからカイくんの部屋で二人してカードを出して視ていた。


 カイくんの呟きに、自然と応えてました。


 その後は、話し合ってマジックバッグを貰ったから素材集めをするため、狩りに出掛けた。 その日は、そこそこだった。


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