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家族で異世界転生~そして、少年は~  作者: 長谷川
第3章 動き出す者達、そして~
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27話

 ジクールにより魔力を吸われ、急激な虚脱感に見舞われて仕舞い、息を整えるエルスとノエル。そんな二人にジクールは自身が生み出した闇から、本来の強さから二段階は強化され、狂暴性が増し、漆黒に染まった魔物達を召喚し、魔物達に二人を襲わせる。


 流石のエルスも突然の虚脱に見舞われ、態勢を整えるのにそれなりに時間を有するのを察して、今まさに襲い来る魔物達をどうするかを思考していた。


 エルスは自身と同じ目になっているノエルの方をチラッと見て。


 ノエルも同じ目に合っている様子を見て、僅か数十秒しか無い間にエルスは考えるが、躰が思う存分に動かない現状を打破するすべは無かった。但し、自分達二人だけなら──と。


 漆黒に染まった魔物達が今まさにエルスとノエルに襲い掛かかる直前、魔物達とエルス、ノエルの間に突然地面が盛り上がり、岩の様な壁が二人を優に守れる範囲で出来、勢いづいていた魔物達は次々にその岩壁に突撃する。


 突如現れた岩壁は、数十の魔物の突撃を受けても、少しも崩れる事も無く、エルスとノエルを守っていた。


「エルスお姉ちゃん、ノエルお姉ちゃん大丈夫!?」


 次にエルス達の後ろから声が掛かった。その声の主はエルスが咄嗟の判断で後方に逃がしていたカルトであった。そしてそのカルトから遥か後方にフォルティスが付いてきていた。


「ありがとうカルトちゃん。お陰で助かったわ」

「流石にダメかと思ったよ~。ありがとうカルトちゃん」


 エルスとノエルがそれぞれ感謝をしていた。


「それで一体なにがあったの? お姉ちゃん達がそんなに疲労しているなんて?」


 カルトの疑問にエルスが簡単に説明をした。



「そしたらお姉ちゃん達はまだ休んでいて」


 そう言ったカルトは軽く手を地面に向けて魔法を放った。


 カルトが使った魔法は土魔法の上位になる大地魔法。その大地魔法でカルトは6m程の巨体で、丸みが特徴的なクマの土人形を二体。所謂、ゴーレムを創造したのである。


「お姉ちゃん達はクマちゃん達が守ってくれるからね」

「ごめんなさいね。不甲斐ないお姉ちゃん達で」


 エルスは困惑顔でカルトに謝っていた。ノエルも同様な表情を浮かべていた。


「ううん。大丈夫。いつもお姉ちゃん達が助けてくれていたもん。今度は私がお姉ちゃん達を助ける番だよ」


 そしてカルトは自身が創造したクマ型のゴーレムを操作して、エルスとノエルをゴーレム達の手の上に乗れる様にして、二人は疲労した躰を何とか動かして、ゴーレムの手の上に乗った。


 そのままカルトは二体のゴーレムを自身から後退させる。


「カ、カロゥトォ~。は、速過ぎるだぁ~」


 やっとと言うべきか、息を切らしたフォルティスが入れ違いでカルトの傍に立っていた。


「ルティスお姉ちゃん。お姉ちゃんの力も貸して」

「な、何があったか知らねぇけどぉ、ワダスの力が必要なら喜んで貸すだぁ!」


 息が整え出したフォルティスは両拳を作り握り締める。


 次いでカルトは、一m程の大きさをした全体的に丸みがあるクマ型ゴーレムを4体創造した。


「それじゃあルティスお姉ちゃん。このクマちゃん達に精霊さん達を宿させる事って可能?」

「それは出来るだぁ。でも、そんな事してどうするだぁ?」

「このクマちゃん達をルティスお姉ちゃんに任せるから、お姉ちゃんはクマちゃん達と魔物さん達の対処をお願いしたいの」

「そう言う事なら任せろぉ! それでカロゥトォはどうするんだぁ?」

「私はあの人の対応をするから」

「だ、大丈夫なのけぇ!? あ、あの気味悪ぃ男、相当の実力者だぞぉ! カロゥトォだけで大丈夫なのけぇ!」

「きっと大丈夫。だからルティスお姉ちゃんはクマちゃん達をお願い」

「…………分かっただぁ!」


 そしてフォルティスは、直立不動で並ぶ4体のゴーレム目掛けて手をかざし、精霊を宿らせ始める。


 ゴーレムに精霊が宿る瞬間、淡い光りを放ち、その光りが収まると、それぞれのゴーレムが直立不動から機敏に動き出す。


 1体は軽やかなステップを踏み丸みを帯びた両腕を交互に素速く突き出し、もう1体も軽やかなステップを踏むながら丸みを帯びた脚でジャンプして回し蹴り等を、1体はフォルティス達の周りを素速く走り周り、1体は何故かスクワットや腕立て伏せ等、様々な動きを見せてクマ型ゴーレムはその躰を確かめていた。


「それじゃあルティスお姉ちゃん。かなり頑丈にしているから、早々壊れないので派手に戦闘も出来るからね」


 カルトはゴーレム達の動きを確認して、これだけ動ければ大丈夫と判断した。


「それじゃあクマちゃん達。ルティスお姉ちゃんと魔物さん達の対処をお願いします」


 カルトがお辞儀をすると、自由に動いていたゴーレム達は一斉に横一列並び、頭の斜めの位置に右腕をかざしカルトに敬礼をする。


 それを見届けてカルト達は、今まで何故か魔物達が進軍して来ない、自身が出した岩壁【グランドウォール】に向き直り、カルトは【グランドウォール】を地面に戻した。


 カルト達が目にした前方には、かなり密集した数の多種多様の漆黒に染まった魔物達が所狭しと身構えていた。


「いや~、まさかと思い期待してみれば、やっぱり貴女が居ましたね、お嬢さん!」


 その声の主は魔物達の上の方から聞こえ、その方向には大木の枝に立っている胡散臭い笑みを浮かべる男。名をジクールと言う。


「わざわざ待っていてくれたんですか?」

「勿論ですとも! ただ待っているのも退屈だったので魔物を増やしてましたけどね!」

「残念ですけど、嬉しくないです! それにしても貴方に聞きたいことがあります!」

「おや、何でしょう? お嬢さんの質問なら喜んで答えさせていただきますよ」


 ジクールは少女であるカルトとの問答を喜び、両腕も使い大袈裟に表現していた。


「お姉ちゃん達に何をしたんです? 貴方の闇に触れた途端、お姉ちゃん達は力が抜けたと言っていましたけど?」

「ああ、その事ですか。簡単な話ですよ。あの方達の魔力を吸っただけですよ。魔法名は【ドレイン】と言います。まぁ、魔力だけじゃなく、体力も吸うのですけどね」


 カルトはエルスから推測だけど、そう言う類いの魔法で自身の力を吸われていることも話していた。注意する様にと。


「まあ、それは兎も角、そろそろお話しはこれくらいにしていいですかね? 流石に血の気の多いのばかりで制御が効かなくなって来ているのでね」


 ジクールが召喚した魔物達は今まさにカルト達に襲い掛からんとする程に、ヨダレを垂らしているモノ、咆哮を上げるモノなど。


 そんな魔物の数は百は超えている中、対応するのがカルトとフォルティスと4体のゴーレムだけ。普通なら即、カルト達は喰われてお終いと端から観ても分かる結果になるのだが、そうはならないとジクールは知っていた。いや、既に体験しているのだ。


 ジクールは既に魔物達の制御をしてはいなかった。


 カルトが【グランドウォール】を地面に戻すと同時に、魔物達をけしかけていたのだが、何故か狂暴強化した魔物達はその場に留まっていたのだ。


 その為、ジクールは異変を感じながら、カルトと話し合いをして、時間稼ぎをして原因を探り、魔法でその場に拘束されている事を突き止めていた。


「残念です。もう少し貴方から話しを聞き出して欲しいと言われていたので。もう解けたのですか?」

「えぇ、中々味な真似をしてくれましたね。いやはや。あのエルスティーナ姫がどうして貴女の様な少女を伴って来ていたのか分かりましたよ」


 ジクールは一人納得していた。ジクール達──魔神信仰教団にしてみれば既に魔神復活を成し遂げ、この世界を魔神信仰の統一化になっている筈であったのだ。


 だが現在から5年前、計画を狂わす者達が居た。


 最強と謳われる剣聖の称号を持つ人物と、その剣聖と並び立つとされる力量の魔導師の排除を予めしており、下準備も万全にしていた──いや、したつもりであったと言うべきであった。

 その為、魔神復活の足がかりとなる決行当日、魔神復活に必要な贄とする──恐怖、混乱、絶望と言った負の感情を1度に集める事の出来る日を狙った。


 それが剣魔武闘会。この世界の数少ない娯楽。


 その為、聖王国、騎士王国の両国からの人口が一気に増える為、別々に襲い時間を割くより1度に大量に済むと言う事で、その日を決行日にしたのだ。


 だが、思いも寄らぬ伏兵が居た。それがまだ子供と言うのが当たり前の者達。


 騎士や兵士、冒険者なども居たがそこそこの実力しか持たないそんな者達よりも、ひとつふたつと抜き出ていた。その中でも魔神信仰教団の中でトップの実力を持つアグルが、左腕を失う程の実力者が居たことも。


 それだけで無く、都市を襲った後の素早い対応。


 そう言ったあまりにも予定、予想外の事態に見舞われた魔神信仰教団の者達は一時撤退を余儀なくされた。


 その敗北から力の向上や情報収集を徹底した。


 力の向上は問題なく出来ていたが、情報収集の方は問題が生じた。


 魔神信仰教団の下位の者が都市に向かったが最後、誰1人として帰ってこない事。その為、様々な憶測を立てては実行を繰り返していた。その結果、魔神信仰教団の者は都市に入る事が叶わず、かなりの遠回りで人伝に聞く必要となり、時間を有する事となった。


 その甲斐あって魔神信仰教団はエルス達の身辺調査、特別な力を有する事などを把握する事が出来ていた。


 中でも要警戒の重要人物のトップがエルスであった。カイトはその次に位置している。

 その要警戒のトップであるエルスが絡んでいる事全て用意周到な準備がなされていると思っての対応策も決めていた。


 その中で対応してきたエルス達が魔神信仰教団の情報を求めている事を知っていたので、小さな歳事は足が付くと判断してなりを潜めていた。


「さあ、今度こそお終いです!」


 ジクールの掛け声と共に魔物達は一斉にカルト達に襲い掛かる。


 魔物達の突撃に素早く対応したのは4体のゴーレム。


 4体のゴーレムはジクールの掛け声と共に駆け出していたのだ。


 4体のゴーレムそれぞれは跳び蹴りをしたり、正拳突きの如く丸い腕を尽き出して魔物達の頭部や躰を一撃で粉砕していた。


 4体のゴーレムはそれぞれが勝手に動いてはいるが、それぞれの死角を埋めるかの動きもみせていた。4体のゴーレムは実際にはフォーメーションを組み、それに合わせてお互い動いているのだが、端から見ると違っていた。


「…………あんなにぃ、めちゃくちゃ動いてぇるのにぃ、片っ端からぁ蹴散らしているだぁ…………」


 少々おバカだけど戦いに関しては常識はあるフォルティスもまさかここまで容赦なく一方的な事になるとは思ってもいなかったらしい。


 フォルティスが驚いている間も、4体のゴーレムに襲い掛かる魔物達はほぼ一撃で倒されている。一撃目を耐えても二撃目、三撃目と空かさず繰り出すため、一方的な展開になっていた。


 創造主のカルトは当たり前と言わんばかりの表情を浮かべてジクールの行動を警戒して観ていた。


「いやいや、一体辺り二十人単位で漸く倒せるかに強化した獣共をあっさりと倒してしまうとは、その土くれに一体どれ程の魔力を込めたんですかね」


 ジクールも言葉は驚いていたが、態度は変わらず、未だに木の枝に立って様子を静観していた。


「っと、危ないですね~!」


 だが、そんなジクールに向けてカルトは容赦なく【ウィンドカッター】を放ち、ジクールは躱しそのまま地面に着地する。


「幼い割に容赦ないですね」

「貴方の様な人には手加減する必要ないと、エルスお姉ちゃんが言っていましたので」

「なるほどなるほど。流石は姫様だ。確かに一理ありますね。ですがいいのですか? 間違って殺してしまうかも知れませんよ?」

「その心配は大丈夫です。エルスお姉ちゃんが何とかすると言っていたので」


 そしてカルトは地面に落ちたジクールに、再度魔法攻撃を仕掛ける。カルトは地面に向けて手をかざし、ジクールの立っている真下に落とし穴を作った。


「っとと!」


 ジクールは突然の落とし穴に落下するが、直ぐさま闇を操り、落とし穴から軽々と這い上がる。


「これはこれは、ちょっとの隙すら見せられませんね」


 それでも相変わらず態度が変わることがなかった。


「いけぇ~!そごだぁ!いいぞぉ~!」


 カルトがジクールの相手に集中していたら、突然の掛け声が聞こえてきて、声のする方に少しだけ視線を向けると、クマ型ゴーレムを応援するフォルティスの姿が見えた。魔物達の相手は完全にクマ型ゴーレムに任せて、一定の距離を保ちフォルティスは応援に徹していた。


 カルトがほんの少しジクールから視線を外したその隙に、ジクールはカルトから少しでも力を吸おうと闇を伸ばしていた。


 あと少しと言うところでカルトは大きくバックステップをして、ジクールの闇を躱す。


「…………可笑しいですね。どうして気付いたのです?」

「そんなの簡単です。貴方の魔力の動きを常に気にしていますから」


「……………それは可笑しいですね…………。貴女もしや…………」


 ジクールは顎に手を当て突然考え出し、自問自答に入る。


 突然のジクールの大きな隙にカルトは攻撃を仕掛けようとしたが、先ほどの闇がカルトの攻撃を阻止するかのように動き出す。


 その闇は先ほどまでジクールが操っていたものとは違い、激しく動き回り、まだ生きている魔物達を襲い出す。終いには、死骸となったモノまで呑み込んでいく。


 突然の無差別の攻撃をし出した闇にカルト達は困惑する。だが、闇は止まること無く次から次へと闇を拡げて魔物達を呑み込んでいく。


 その事態に魔物達の対処をしていたクマ型ゴーレムは、自身達も危険と感じその場から離脱して、フォルティスの下に集まる。


「な、なんだべぇ!? いっ、一体なにが起きたんだぁ!?」


 フォルティスは突然の状況の変化に戸惑っていた。その傍ではクマ型ゴーレムがフォルティスを護るように陣形を組んでいた。


 闇は魔物達をあらかた呑み込んでは闇を縮小させ、残っているカルト達に襲い掛かる様な動きを見せ、まずは近くにいたカルトに襲い掛かる。


 カルトはその闇を余裕で躱す。それでも闇はカルトを呑み込もうと執拗に襲う。カルトはそれでも危なげなく躱し続ける。


 闇は諦めることなくカルトを襲い続けていたが、突如カルトを襲うのを止め、別の方向に闇を伸ばす。その方向はフォルティス。


「お姉ちゃん、その闇に触れちゃダメ。避けて!」


 その事に気付いたカルトは叫ぶが、咄嗟の事態にフォルティスは対応出来ずに戸惑っていた。


 その間にも闇がフォルティスとクマ型ゴーレムと瞬く間に近づき、闇が取り込める範囲内と分かるやいなや、闇を盛大に拡げフォルティス達を呑み込もうとしていた。


 カルトはフォルティス達の下に駆けつけるにはあまりにも離れすぎていた為、どうしても対応出来ない。魔法で色々と対応しようにも、今襲っている闇の方が明らかに早く襲う事が可能であったから。


 フォルティスとクマ型ゴーレムが闇に呑み込まれ様としていた時、クマ型ゴーレム4体がフォルティスを後方に突き飛ばしてフォルティスを逃がし、4体のクマ型ゴーレムだけが闇に呑み込まれてしまう。


 フォルティスとクマ型ゴーレム達がいた場所には、闇がおり、その闇は咀嚼そしゃくするかのように、もごもごと動いていた。


 カルトは先ほど、魔物達を呑み込んでいく闇がそんなことをしていない事を目の前で観ていた。だけどクマ型ゴーレム4体を呑み込んだ闇はその場に留まり、もごもごと動くばかり。その隙にカルトは闇から逃れたフォルティスの下に駆けつける。


「な、なにがぁ起きたんだぁ、カロゥトォ?」

「私にも分かりません。ただ、あの闇には決して触れちゃダメって事です」


 そしてカルト達が闇の動向を観ていると、闇はもごもごから飲み込む様にゴクンとしてみせると、一定の距離に居るカルト達に襲い掛かる事なく、ジクールの足下に戻っていく。


「これはこれは失礼しましたね。ちょっと考え事をしていたもので」


 ジクールは周りの状況の変化──魔物がきれいさっぱり居なくなったのを気にする事なく、カルト達に話し掛ける。


「それは聞いても答えてくれるんですか?」

「別に大したことじゃありませんよ。ちょっと楽しみが増えただけのことですね。それに確認も終わったので」

「………確認……?」


 カルトが疑問を投げ掛けても、ジクールは薄気味悪い笑みを浮かべたまま答えることはなかった。


「それでは僕はここら辺でお暇させて頂きます」

「っ!? 逃がしません!」


 ジクールが闇をまといだし、カルトが直ぐさま大地魔法で拘束しようとしたが、やはり闇の前には効果が無く、ジクールは闇に包み込まれ、その場から消え去る。


「『──お嬢さん』」


 と、入れ違いの様に先ほどまで目の前にいたジクールの声が聞こえ始める。


「『僕からのプレゼントを差し上げましょう。“地脈”この言葉を貴女に贈ります。それではまた何処かでお会いしましょう』」


 そして声が途切れる。


 カルトとフォルティスは突然の終わりに戸惑いを隠せなかった。それと同時にカルトはジクールから全く情報を引き出せなかった事を悔やむ。


 それからカルト達はエルス達と合流して、事のあらましを説明した。エルスは情報を引き出せなかった事を気にする事なく、自身が持てる愛情でカルトとフォルティスの無事を喜びねぎらった。


 その後エルス達は紅鬼達が居るやしろに戻る事にした。


お読みいただきありがとう御座います。

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