意趣返し
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長くて申し訳ありません。倍くらいになりました…
セフィリアと一緒に魔法使いギルドの中に入ると、エントランスホールに居た人達は会話を止め俺たちを凝視していた。一挙手一投足まで注目しているようでとても動きにくい。
まあバニルミントの話は知れ渡っているため、人によってはカチコミか?と心配になる人もいるのだろう。
俺たちは皆から視線を受けつつ、ドアから真正面に歩いたところにある受付に向かった。
「こんにちは、自分はソーイチローと言います。そして隣にいるのが師であるセフィリアです。ギルド長のレニィ様にお取次ぎ願えませんか?約束はしていませんが、大事な話があると伝えて頂きたいのですが」
「…少々お待ちください」
「あん?ワシ達を待たせるつもりかえ?早くせえよ!」
「は、はいいいいい!」
俺の後ろにいたセフィリアが受付の女の子にそう脅す…お願いすると、彼女は涙顔になりながら飛んでいった。
「いや~心からお願いすると、ちゃんと通じるもんだね」
「じゃろ?ワシもそう思うの」
「オマケに受付の子も涙顔になるくらいセフィリアのファンみたいだし」
「はっはっは、それなら今度ワシの魔法を見せてやってもいいかもしれんな、この建物の中で」
そんなセフィリアの言葉が聞こえ渡った。
すると何故か「退避!退避」「逃げろ!」「死にたくなーい!」などの悲鳴が聞こえ、エントランスホールに居た人達は我先にと外に逃げていってしまった。
「…静かになったね」
「根性無しじゃな」
「お、お待たせしました!お会いになるそうです。ど、どうぞこちらへ…ハァハァ」
思ったより早く受付の女の子が戻ってきた。本当に早く聞いてきたらしい。これ以上脅す…会話するのも可哀想だったため、それ以降は無言でギルドマスターの部屋まで向かった。
受付の女の子はギルドマスターの部屋をノックすると、中から「どうぞ」という声が聞こえてきた。そこまで案内してくれた受付の女の子は俺たちに一礼すると、飛ぶようにして逃げていった。
「なんだかな、まあいいや。失礼します」
そう言ってレニィのいるギルドマスターの部屋に入るとソファを薦めらそのまま座った。
レニィの顔を見ると若干疲れているようにも見えるが、それは何に起因しているのだろうか?
「…お怪我の具合は如何ですか?」
「ええ、おかげ様で傷跡も無く治りました」
”おかげ様で”と言った瞬間、レニィは少し顔を歪めたがすぐに元の表情に戻った。
「…そうですか、それはよかった。ところで今日はどういったご用件で?」
「用件というかですね、此度の不祥事について魔法使いギルドの見解を聞こうかと思いまして」
「私達のギルドに所属していた者が起こした不祥事について大変遺憾に思います。まさか元ギルド員がああいったことを起こすとは…」
案の定、レニィはバニルミントが所属していないと強調してきた。
「つまり魔法使いギルドはバニルミントがすでにギルドから脱退しているため関係無いとおっしゃいますか?」
「大変悲しい事ですが、私達も脱退した者の行動まで面倒を見るわけにはいきませんので」
おそらく何度も話してきた内容なのだろう、レニィは淀みなくそう答えてきた。
「以前、バニルミントと決闘した時にちゃんと後始末を付けるとおっしゃいましたよね?」
「ええ、ですので最終的にはバニルミントを除籍処分にしました。かなり重い処分を下しましたね」
「その後始末の結末が、街を危機に陥れ、俺の腹に穴を開けたってことですか?」
「…何度も言いますがギルドに所属していない者の行動まで私達は管理できません」
レニィの目を見ながら会話していたが、彼女も一瞬足りとも俺から目をそらすことはしなかった。
「つまりは俺に謝罪も何もするつもりは無いと?」
「悪い事をした訳でもないのに謝罪する必要は無いと思います。ですが…バニルミントは元評議会議員の一員でした。ソーイチローさんが治癒魔法に掛かった分くらいは道義的観点から協力させて頂きましょう」
レニィはテーブルの上にコトリと金貨10枚、10万zほどのお金を置いた。宿の一泊が200zほど、串焼きが一本10zから20zの物価を考えればおよそ100万円程度だろう。治療費としては破格かもしれない。しかし…
「…ふう、お話にならない」
そう言って俺はソファの背もたれに背を預けると、音がギシリと部屋に響いた。
「自分は養生していた辺境伯様のお屋敷からここへ直でやってきました」
「はあ…」
突然会話の内容が変わり、少し訝しみながらレニィは生返事を返してきた。
「ですので、今日は宿の酒場に寄って一杯飲みたい気分です。今の思いの丈を誰彼構わず話してしまうのもしょうがないと思いませんか?」
「……」
「もし魔法使いギルドが今回の件を反省しているというのなら俺も考えたのですが、レニィさんは悪くないと断言された。なので自分達がやられたことを酒場で話しても、きっと街の人達は笑ってゆるしてくれますよね?」
「………」
レニィは顔を歪め、額にうっすらと汗をかきながら考え込んでいる。
大暴走で最も活躍しさらに大衆の面前で死にかけた俺は、多くの人が話を聞きたがる注目の的になっていることだろう。何故バニルミントから奇襲されたのか、あの魔法は何だ、等など話題に事欠かない。
そこで俺が魔法使いギルドの決闘の話やギルドマスターの話などを”それとなく”話せばどうなるか。
「あのギルドは自分たちが一番でないと気がすまないのだ」
「市井の魔法使いが英雄になるのを防ぎたかった」
「決闘で負けた面子を取り戻そうと奇襲した」
「だからバニルミントを除名して捨て駒にしたんだ」
などなど陰謀論は無数に出てくることだろう。そして街の防衛よりギルドを優先したと思われてしまえば、魔法使いギルドに所属している人達は街の人達から白い視線を向けられ、買い物するにも吹っかけられたりなど不便極まりない生活が待っている。
特に魔法使いギルドはいざという時の戦力を期待されているのに、戦力どころか足を引っ張ったとなれば、街の人達の裏切られた感は随分なものがある。
そこまで考えついたのかは分からないが、先ほどより顔を青くしたレニィは、
「……治療費が少々不足していましたね。どうでしょう?」
と、レニィはポケットから金貨を取り出し、テーブルの上に金貨をつぎ足した。金貨20枚の20万zだが…
「俺達は別にお金をせびりに来た訳でもありませんよ?」
「では一体…?」
「抗議に来たのもありますが、もう一つ、ちょっと良いものが手に入ったのでレニィさんに如何かと思い持参した次第です」
俺は四角い小籠に入った11枚のクッキーを取り出した。蓋を開け、両端のクッキーに若干親指が掛かるようにして持ち、レニィに中身を見せた。
「このクッキーは特に女性に良い効果があるんですよ。整腸作用があり体内の老廃物を早く排出させることで肌を綺麗にしますし、中には脂肪の燃焼効果があると言われる食べ物も練り込んであります。どうです?試しに一枚サービスで進呈しますよ」
若干訝しげに見ていたレニィだが、言われた通りに真ん中から一枚取り出し、何が入っているのかと確かめていた。
「ああ、毒なんか入っていませんよ。なんでしたらその一枚を半分に割って自分に下さい」
レニィは言われた通りにクッキーを半分に割って俺に渡してきたので、そのまま食べてみせた。本当に毒なんか入っていないのだから問題は無い。
俺が食べたのを見て、レニィも口に含み、
「…普通のクッキーですね」
「ええ。ですが効果ありますよ?どうです?10枚セット1000万zで」
「ぶほっごほっ……さ、さすがにそれは…」
金額に驚きむせていたレニィだったが、俺は変わらずニコニコとしながら会話を続けた。
「中々手に入らない物ですからね、どうしてもそれくらいは。それに…」
一旦区切って、少し前のめりになりながら言葉をつなげた。
「自分も商いが出来る方でしたら、商売相手のことを悪しざまに言う事なんて無くなると思うんですよ」
「で、ですが………もう少し」
「安くはなりません」
「……」
先読みしてそう答えると、レニィが青を過ぎて白くなってきている。それでもどうにか出来ないかと必死に頭を巡らせているレニィだったが、今まで黙っていたセフィリアが追い打ちを掛けた。
「のうレニィや。確かに世間相手ならバニルミントは除籍したと言えばよかろう。じゃが貴様はワシにちゃんと対応すると言った。その結果がこのざまじゃ。もしな、ソーイチローが死ぬようなことがあったら、ワシはお主ごと魔法使いギルドを灰にしたぞ」
レニィは俯きテーブルに汗が滴っている。
「法?関係ないわい。ワシの大事な者を奪ったのなら、一族郎党灰すら残さん」
レニィのゴクリと唾を飲み込む音が部屋に響いた。
「じゃが幸いな事にソーイチローは死の淵から戻ってきた。本人の意思を重んじておるから黙っておったが…忘れるでない、今のお主はな、明確にワシの敵じゃ」
テーブルがカタカタと揺れ、クッキーの入った小箱が少しづつ動いていた。
「お主は何か勘違いしておるが、この場はソーイチローの補償の話し合いでは無い。お主がワシらと敵対したままでおるか、手打ちにするか、その判断を迫っておるだけじゃ」
セフィリアは淡々と感情も込めずに話を続けていた。
「お主のギルドの立場やメンツがあるからの、簡単に謝ることが出来ないのも分かる。じゃからソーイチローは口上と品を用意してきた。で、お主はどうする?」
レニィは黙って立ち上がり、自分の机にいくと何やらゴソゴソとしだした。そしてテーブルの上に白金貨10枚、1000万zを置いた。
「どうぞ、代金です」
白金貨10枚を俺の方に渡してきたレニィは精魂尽き果て、全て観念しているようにも見えた。
「はい、確かに頂きました。これで自分たちの間にはわだかまりは無い、ということで」
「……そのようにお願いします」
ふぅと重い息を吐いたレニィだったが、ふと何かを思い出したのか今までの怯えや恐怖が消え去り、背筋を伸ばして俺の方に向き直った。
「フィールの防衛、ありがとうございました。ソーイチローさんの活躍で魔法使いギルドは全員無事でした。ギルドを代表してお礼申し上げます」
本当は一番最初に言わなくちゃいけないことでしたねと呟き、椅子に座りながらレニィはお礼を言ってきた。いきなり雰囲気が変わってしまったため若干ついていけない。
「あ、あ~、どういたしまして。自分ができることをやったまでです」
「それでいいのだと思います。できることをやって結果が付いてくれば…」
レニイは疲れたような、諦めたような笑顔を見せていた。
なんとなく今までこの人が黒幕のように思っていたんだが、なんか雰囲気が違うな。う~ん、ちょっと聞いてみるかな?
「あの一つ聞いていいですか?」
「どうぞ?」
「ちゃんと処置するって言った結果がバニルミントの首だけだったんですか?なんとなく雰囲気が違う気がして…」
「……そうですね、当事者ですので聞く権利はあるでしょう。できれば内密にお願いします」
「はい」
「本来なら除籍と同時にとある学園の講師か研究員として赴任させる予定でした。結構遠くにある学園ですからね、二度とお二方に会うことは無いと思っていました。まあ講師になるか研究員になるかはたまたまフィールに来ていた偉い方との面談次第ではありましたが」
そのまま黙って話を聞いていた。
「ですが、事務方の手続きのミスで除籍の通知だけバニルミントに渡ってしまいました。そのすぐ後バニルミントは姿を消してしまい講師の話はできず、大暴走の一件が始まりそれどころでは無くなりました。バニルミントの捜索は大暴走が終わった後でも構わないと考えていましたが…それが大きな間違いでした」
ちゃんとレニィは対処をしようとしていてくれたらしい。が、事務方のミスって…
「そういえばバニルミントが事務の男性職員すら排除して、現場が混乱していたって話を聞いたことがありましたが…」
そう話すとレニィはコクリと頷いた。
「その影響はかなり残っていました。バニルミントが男性職員を排除した結果、講師の話が届かなかったんですから、ある意味自業自得でしょう。それで多方面に迷惑を掛けているのですから…」
それでもバニルミントは女性には優しく面倒見もよく、魔力はあり戦闘もこなせたことから優秀ではあったらしい、男が絡まなければの注釈はつくが。
結局は内部のゴタゴタを公表するより、不祥事を起こしたバニルミントはすでに除籍された身である、と言い張ったほうがまだマシという判断だったのだろう。
「まあなんというか…クッキー代、ちょっと負けます?」
それを聞いたレニィは苦笑いをしながら首を横に振った。
「いえ、それは受け取って下さい。それよりも世界最強の魔法使いとそのお弟子さんが敵に回るほうがよっぽど悪夢です。”豪腕白炎”、”大叫喚の白門”、”龍肉喰らい”、”無炎無灰”、そして”傾壁の白髪鬼”など様々な二つ名があるセフィリア様と敵対する馬鹿はおりません」
なんだその物騒な二つ名は…隣を見るとセフィリアは全く関係ない方角を見ていて、俺に視線を合わせてこない。あとで色々と聞いてやろう。
「そして今回の活躍で何らかの名がつくであろうソーイチローさん。お二方が敵対しないという確約ができるのならば1000万zならいいほうです」
「……え?俺もセフィリアみたいな名前が付くの?!」
「間違いなく」
それを聞いた瞬間にセフィリアがくるりとこちらを向き、嬉々として言い放った。
「ソーイチローも大変じゃのう!なーに、この際じゃ、一つと言わず二つ三つくらい名前を考えようぞ!」
「ここぞとばかりに…後で覚えてろよ。まあ兎に角、レニィさん、今日はここで失礼します。頑張ってくださいというのも変な話ですが…」
「まあ評議会から解任されない限りは頑張ります。どうなるか分かりませんがね…」
と、少し寂しそうな笑顔を浮かべていた。
「では失礼します」
と二人はソファーから立ち上がって挨拶をし、そのまま出口に向かう。と、そこでひとつ思い出し、
「あ、レニィさん。そのクッキーですがひとつだけ当たりがありますよ?」
それだけ言い残し俺は廊下に出た。出た途端、ギルド長の部屋から「み、みずうううううううう!!!」という叫び声を聞きつつ、魔法使いギルドを後にした。
「一枚目で当たりを引いたのか。運が良いのか悪いのか」
「唐辛子入りのクッキーじゃったか?お主も大概えげつないのう…」
「うん。そりゃそうだよ。ぶっちゃけ魔法使いギルドのゴタゴタに巻き込まれたせいで腹に穴が開いたんだから、お金とは別の、ちょっとした仕返しくらいいいでしょ?」
そんな風に俺の考えを言うと、セフィリアもニヤニヤしていた。
「さて、このあぶく銭だけど…まず半分は辺境伯に渡してこようと思う。いいかな?」
「お主の好きにせい。最初のアイデアは辺境伯からもらったものじゃしな」
「そうなんだよね。あと大暴走で人的被害は少なくても経済的被害は結構あっただろうし、その寄付代わりかな」
そう言うと、俺は来た道を逆に歩き再び辺境伯の屋敷に向かった。
門兵にアリオス侍従長と話をしたいというと思いの外簡単に会うことができた。まあ、数時間前に出て行ったばかりだったからかもしれないが。
その後、屋敷の中に入り少し小さめの来客用の部屋に通され、
「セフィリア様、ソーイチロー様、何かご用件があるとか。特に忘れ物などは見つかっていませんが…」
「再びお時間を取って頂きありがとうございます。一応魔法使いギルドと話ができ、決着がついたことを報告しておこうかと思いまして」
「なるほど、それは良うございました」
「それでですね、これを大暴走の復興に役立てて頂ければと考え持ってまいりました」
懐から白金貨5枚を出すと、アリオス侍従長は一瞬だけ動きを止め考えたが、すぐにそのまま白金貨を受け取った。
「なるほど、ソーイチロー様のご寄付、誠にありがとうございます。我が主にもソーイチロー様の考え確かに伝えておきます」
「ええ、よろしくお願いします。ではこの辺で…」
そう言って若干慌ただしいが辺境伯の屋敷を立ち去った。
外に出てのんびりと道を歩いているとセフィリアが、
「お主もよくぽんと500万zも渡せたな?」
「本当にあぶく銭だったし、辺境伯のアイデアだったのも本当だし、まあそれより辺境伯が俺がちゃんと利益の供与が出来ると知っていてもらったほうが後々便利かなーと」
「なるほどのぅ。まあ権力に無闇に楯突くよりはよっぽどいいの、無闇にへりくだることも無いが」
「そりゃそうだ、俺も無理な時は無理って言うさ。さて、残りの500万zだけど…」
「何に使うか想像できるがな」
「だよね。防具の原資にするよ。500万zあれば結構良い物買えるよね?」
「相当な物が買えるはずじゃぞ。ワシもそこまで詳しいわけではないがな」
「他のみんなの防具も合わせてなんとかしたいもんだ。あとは…それと平行して俺の描画魔法のあり方も考えなきゃ…」
そう言って空を見上げ、今後のやる事について考えを巡らせていた。
今までは魔法使いギルドばかり責めていたが、俺の方にも油断があったのも事実だ。
今まで『楔の盾』の防御力が高すぎて防具まで意識が向いていなかった。魔法使いが不意打ちに弱いのは俺も変わらないのだ。今の俺にそれを何とかしようとするには、しっかり防御力のある装備を着るのと、描画魔法で防衛のと二つの方策がある。
防具はこの間の防具屋のおっちゃんに相談するとして、描画魔法で防衛するにしても相手の攻撃手段がどのような物があるかも調べなくちゃいけない。他にも魔力欠損症の治験があるし、色々とやる事は山積みだった。
◇
「ところでソーイチロー、あのクッキーを売る時の口上はよく思い浮かんだな?女性が綺麗になる食べ物と言ってしまえば、思わず飛びつきたくなる。嘘とはいえ見事なもんじゃった」
「全部が全部、嘘じゃないよ?」
「…なんじゃと?」
「クッキーの材料の燕麦は食物繊維豊富でお通じが良くなるから、体の中の老廃物を出すのに役立つし、当たりって言った唐辛子は発汗作用があったり冷え性の改善効果があるから女性に向いた食べ物だと思うけどね」
「ふ、ふ~ん、なるほどの。まあよいわ」
後ほど台所を見ると、こっそりコロネに燕麦のクッキーを作ってもらっているセフィリアの姿があった。セフィリア…。
ギルドの処分が軽すぎると言う方が多いかもしれません。
でもこの程度じゃないかなぁと思っていたり。
なんというか、悪を一掃!みたいな爽快感が無くて申し訳ありません。
一千万z(一億円相当)のお金で手打ちにさせてください。
色々と生臭い小説でごめんなさい。。。
追加で書いておきますと、レニィは主人公とイザコザを起こす前から
バニルミントの転籍を狙っていました。転籍先の内諾を得た所で、バニルミントが
例の騒ぎを起こしたため、これ幸いと便乗し除籍&移動を企てたら予想外の
大惨事に。
なお書き溜め終了になります。またしばらくのお時間を頂ければ幸いです。