あの日の自分に……
桜が散っている。
まるで私を笑うように。
桜が散っている。
まるで私を優しく包んでくれるように。
ついこの前私は違う場所で輝いていた。
今は現在地で輝いている。
いつからだろう。
前はこうだったのに
と比べるようになったのは。
前はもっと楽しかった。
前はもっと私が生きてた。
今は……
過去と比べても今が苦しいだけ。
なぜ今に自信が持てないのだろう。なぜ自分に自信が持てない?
今のままで十分なのに。
これ以上なにを求めるの?
春が来て、やがて夏になる。
暑い日々と笑顔の日々。
私は春に何を置いてきてしまったか。
夏になるのがどこか怖い。
けど、怖くても味方がいる。
遠いところに味方がいる。
案外近くにいるかもしれない。
桜が散っている。
まるで私たちの進歩を願うように……
どこかにいる誰かが読んでくれてることを願って、私は今日も書きます。
私の小説を楽しみにしていただいている方のために、書いています。希望がありますね。私は一人じゃない、と思えます!
ありがとうございました。