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猫伽草子

作者: 天海 沙月

本作は、真夏のホラーフェア参加小説です。

「夏ホラー」で他の先生方の作品を検索出来ますので、是非読んで涼しくなってみて下さい。

 猫又――。

 猫が長寿して妖怪化したもの。

 長生きした猫はやがて、尻尾が二股に裂け、人間の言葉を理解する。

 時に、世話になった家に戻り、恩返しをする、所謂良い妖怪。




「あれ?手紙が届いてる」

 ある日、荻野邑音おぎの さとねの元に届いた一通の手紙。

 この時間に郵便物が届くことは、滅多に無い筈なのだが。

 その手紙は、只、“荻野邑音様”という宛名と住所が書いてあるだけで、差出人の情報はまったくない。

 其の上、それは果たして、手紙と呼んでも良いのかと迷うほどに、はちきれそうに膨らんでいた。

 邑音は鋏を使って封筒を開け、机の上でひっくり返して中身を見る。

「っ!!」

 邑音は思わず息を呑んだ。

 中から出てきたのは、おびただしい量の赤いクレヨン。

 メーカーや長さもまちまちだが、赤だけを集めて入れてあり、その光景は、机の上に血溜が出来たのではないかと、錯覚するほどに、紅く、不気味だった。 


 りん。


 何処からか、涼やかで風鈴のように透明な、鈴の音が聴こえた。



「でねっ、昨日そんなことがあったのよ!」

 開口一番、邑音は親友のヨモギに、昨日の不気味な手紙の事を話した。

「えー、やだ気持ち悪い」

 柳川蓬やなかわ よもぎは、邑音の親友で、頭の良さも然る事ながら、その名を聞いて皆が思い浮かべるのは、抜群の運動神経だった。 蓬のすらりと伸びた手足は、猫のようにしなやかで、友人達から『ヨモギなら窓から落ちても、猫みたいに回って着地できるねー』等と言われている程だった。

 そうして邑音と蓬が話し始めたところで、後ろから別の人物が声をかける。

「気をつけて。赤は警告。危険の色」

 その声と台詞に、邑音は心中で渋面した。声を掛けてきたのは、伊勢真架いせ さなか

 真架はいわゆる『かわりもの』の部類だった。 話の内容と、少しも茶が混じっていない、漆黒の髪の毛も手伝って、魔女のような印象を感じさせる。

 蓬が人なつこい三毛猫なら、真架は不吉な黒猫だ。

「早く思い出してあげないと。緋色の好きな、女童めのわらわ……

 真架の言っている意味が、邑音にはまったくわからない。

 邑音は真架を無視し、反対の方向へ踵を返した。

 それでも、赤は警告、という真架の言葉が、頭の隅に引っ掛かる。 ――余計気味悪くなったじゃない。

 真架はどうせ当てずっぽうで言ったのだろう、と思っていても、気持ちの悪さは変わらない。

 邑音はほんの少し腹を立てながら、別の話題に移ろうと口を開きかけた。と、

「ねえ、さっきの話。何か覚えないの?赤いクレヨン」

 蓬に言われて、邑音は考える。

 赤いクレヨン……。

「――?」

 何か、頭に引っかかるものがあった。

 何か、自分が忘れているもの。忘れようとしたもの――。

 りん。

 頭の中で、再びあの鈴が鳴った。

 風鈴のように涼やかな音色で、普通の鈴とは少し違う。

 沢山の鈴を一斉に鳴らしても、それだけは区別出来るような、特徴的な音だった。

「んーわかんないや。鈴の方は聞き覚えがある気がするんだけど…」

「ふーん?」

「まあ何だか知らないけど、大丈夫よ。質の悪いイタズラでしょ」

 邑音は気丈に言い切った。

 だが。

「……」

 その日、学校から帰宅した邑音を待ち受けたのは、玄関の床に書かれた赤い文字。

『ヒトゴロシ』

 一瞬、血文字なのではないかと、目を疑った其れは、紛れも無く、赤いクレヨンで描かれていた。

「なによこれ……」

 悪戯や嫌がらせにしては度を越えている。

 それよりも、この文字が玄関に書かれていることの、意味することは。

「誰か、家の中に入った……?」


 りん。


 突然、邑音の背後で鈴の音が鳴った。

「!」

 驚いた邑音は後ろを振り返るが、誰も居ない。

 ぴたりと不気味に閉じられた、玄関の扉があるのみだった。

 得体の知れないものに対するおぞましさに、邑音の体を悪寒が駆け抜ける。

 気味の悪さに、邑音は玄関から家の中へ走り出した。

 深呼吸をして、自分を落ち着かせる。

 こんなときに限って、家の中に家族は誰も居なかった。

「人殺しって……誰も殺したりしてないわよ」

 間違いなく、自分は人殺しなどしていない。

 その事実に邑音は力を得ると、あの文字を消そうと、お湯で濡らした雑巾を持って、恐る恐る玄関へ向かった。

 まだ夕方なのに、玄関は異様に暗い。

 ぐっと拳に力を入れ、勇気を振り絞って、邑音はあの紅い文字を見ようとした。

「…!あれ……?」

 文字は消えていた。



「おはよう」

「…おはよ……」

 翌日の朝の挨拶。昨日、一睡も出来なかった邑音は、元気がなかった。

「どしたの?元気ないじゃん。また、あの赤いクレヨンとか?」

 蓬は冗談交じりにそう言ったが、当たっているので笑えない。

「そのまさかだよ…また来た」

「え?」

「玄関にさ、赤いクレヨンで『ヒトゴロシ』って」

 昨日の事を思い出した邑音の顔は、みるみる真っ青になっていった。

 血痕のような、紅い文字。書いたのは誰?私は一体、どうなってしまうのだろう……――。

「殺されちゃうよ?」

「!!」

 そう言ったのは、真架だった。

「殺されちゃうよ、このままじゃ。死霊しにすだまの代弁者に殺されちゃうよ……」

「やめて!!」

 邑音は叫ぶように一喝し、真架の声を遮った。

「大丈夫?邑音」

「ん……」

 こんな時、心配してくれる蓬の存在が嬉しかった。

「伊勢ももっとマシな冗談言いなさいよ、まったく。邑音、ホントに心当たりないの?」

 昨日から考えているが、思い当たる節はまったく無かった。

「卒業アルバムとか見てみたら?この学校とは限らないじゃん」

「あ…そっか」

 それは確かに良い考えかもしれない。

 邑音は、その日、帰ってから早速小学校の卒業アルバムを棚から出した。

 ページを捲る内に、一人、見覚えの無い子がいるのに気づいた。

 記憶力は悪いほうではない。

 むしろ、同じクラスになった人間なら、顔を見れば、ちゃんと名前が出てくる自信はあった。

 ところが、その女の子に関しては、何も思い出せない。

 まるで、記憶がまるごと抜け落ちているように。

 見覚えのない女の子は、何時も邑音の側に写っていた。

 小学一年生から、三年生の写真だ。それ以降のページには写っていない。転校でもしたのだろうか。

「お母さん、この子知ってる?」

 邑音は、母に訊いてみた。

「どれどれ?あ、この子……」

 母の顔が、悲しそうに曇った。

「覚えてない?笠野みおちゃん。三年生の時に交通事故で死んじゃってね…」

「え……」

 それで、三年生以降はアルバムに載っていなかったのだ。

「結構邑音と仲良かったのよ。確か、事故にあった時も、邑音と羽海うみちゃんが知らせてくれたんじゃなかったかしら」

 羽海と言うのは、小学校の時の邑音の親友だ。

 地区が違うので、中学は離れてしまったが、今でも週末は二人で遊ぶことが多い。

「……」

 邑音は、笠野みおの写真を見て、記憶を掘り起こそうとする。

 仲の良かった子で、事故にあった時、自分と羽海が知らせた?

 全然、思い出せなかった。

 そんなに大変なことがあったのなら、絶対に覚えている筈なのにもかかわらず。

「お葬式の時なんか、邑音パニックになっちゃって。でも、ショックが大きすぎて、忘れちゃったのかもね……」

 そう言うと、母は立ち上がった。

「あ、お刺身買い忘れた。ちょっと買い物に行ってくるわね」

「行ってらっしゃい…」

 見送りもそこそこに、羽海に電話しよう、と邑音は思った。

 思えば、今まで一度も羽海とそんな話をしたことは無かった。

 邑音が受話器を取ろうとした、その瞬間、急に電話が鳴り出した。

「……!」

 プルルルルルル、プルルルルルル。

 狂ったように、電話は無機質な電子音を吐き出す。

 なんとなく、電話を取るのが躊躇われた。

 邑音は、電話から体を離し、手だけを伸ばして受話器をを取る。

「もしもし」

 相手は、羽海の母だった。邑音がほっと、胸を撫で下ろしたのもつかの間、

「え……?」

 羽海が死んだ、と言われた。

 一瞬、邑音は自分の耳を疑った。

 羽海は下校途中に、文房具屋へ突っ込んできたトラックの事故に巻き込まれたそうだ。

 羽海は即死。トラックにぶつかられて、棚から撒き散らされた赤いクレヨンが、羽海の血と共に現場に散らばっていたらしい。

「赤い…クレヨン…?」


『殺されちゃうよ?』


 唐突に、真架の声が頭に響いた。

 まさか、羽海のところにも、赤いクレヨンが送られてきたのではないだろうか。


 りん。


 電話の奥から、あの鈴の音が聞こえてきた。

 いや、電話を通しては、鈴の音は聞こえない筈だ。

 ならば、この音はどこから……?

 赤いクレヨン、鈴、笠野みお。

 わからない。思い出せない。

 ――いや、思い出したくない――?

 涼やかに、耳元で透明な鈴の音が唄う。早く、早く思い出さなければ。

 こつっ。

 と、階下から物音がした。母だろうか。しかし、こんなに早く帰ってくる筈はない上、母なら絶対にチャイムを押してから中に入る。


 こつっ。

 

 風で家が軋る音かもしれない。

 邑音は、下に降りて、音の正体を突き止めるのが嫌で、自分にそう言い聞かせた。


 こつっ。


 何故か、家の中の温度が急激に下がった気がした。

 

 こつっ。


「――っ」

 泥棒かもしれないし、と邑音は階下へ降りることにした。

 得体の知れない恐怖に怯えるよりは、正体を突き止めたほうが良いかもしれない。

 ゆっくり、ゆっくり、階段を降りていく。

 一階には、凄まじい密度の闇が広がっていた。

 階段の明かりがあるのに、一階の様子は何も見えない。

 暗いというより、深い闇。さながらそれは、底なしの沼のような。

 電気を、つけた。

 電球からこぼれだす光が、闇を跳ね除ける。

「なんだ、何もないじゃん」

 邑音は早く上に戻ろうとして、くるりと、もと来た方向へ振り返った。と、


 赤いクレヨンが落ちていた。


「ひ……っ!」

 一本、二本、七本、十本。

 ざらっ、と夥多な量の赤いクレヨンが邑音の足元に散らばっている。

 自分の身に起こっていることは一体何?

 邑音は思わず後ずさる。

 脚が、何か温かい物に触れた。

 猫だ。大きな三毛猫。

 どうして飼ってもいないのに、家の中に猫が?

 それよりも、この猫は……。



 凛、とすずの音が鳴る。


 あれは、今から九年前、小学校三年生の夏――。

 邑音と羽海、そして笠野みおは、毎日のように仲良く遊んでいた――様に見えた。

 最初は三人とも仲が良かったのだが、その頃には、仲が良いのは邑音と羽海だけで、みおは二人に陰でいじめを受けていた。

 どうして、みおをいじめたのかは、もうわからない。

 只、おとなしく、大人受けの良いみおが、なんとなく気に入らなかった。

 無視や、いわれの無い暴力はもちろんのこと、特に、二人が執拗に攻撃をしたものは、みおのクレヨン。

 みおは、赤い色が好きだった。

 クレヨンや絵の具では、真っ先に赤いクレヨンが無くなる。

 みおの両親が、あらかじめ、他の色より多めに赤を買っておいても、其れは同じだった。

 けれど、赤いクレヨンが早く無くなった理由は、それだけではない。

 邑音と羽海が、その大事なみおの赤いクレヨンを、次々と折っていたのだ。

 一体何本折ったのだろう。

 折っても折っても、みおは直ぐに、新しいものを買い足した。

 しかし二人は、その度に折り続けた。

 事が露見しないように、みおが落とした等と、様々な嘘をつき、みおの両親と仲良くなって、容疑が自分達に向かないようにした。

 みおは、元来のおとなしい性格が災いして、教師や親にうったえることが出来なかった。

 いじめは、完璧なまでに、水面下で行われていたのだ。

 だが、どんなにいじめられていても、みおには邑音と羽海しか、友達がいなかった。

 みおは、信じていた。何時かまた、仲の良い三人組に戻れると。

 

 そして、運命の日が来た。

 

 学校の下校途中に起きた出来事だった。

 邑音と羽海は、みおを置いて学校から帰ろうとしていた。

 みおは走って二人を追いかけ、まさに、手が邑音の鞄に触れようとした、その時だった。


「近寄らないでよ」 

 

 どん、と邑音は、みおを突き飛ばした。

 その程度なら、いつものこと。

 しかし、その日に限って、場所とタイミングが悪すぎた。

 みおの体は車道に落ちた。

 そこへ、大型のトラックが――。

「!!」

 現場には、急ブレーキの音と、みおの甲高い悲鳴が響いた。

 後に残ったのは、くっきりとした、長いブレーキ痕と、夥しい程の、大量の血。

 そして、むっ、とむせ返るような血の海の中に沈んだ、手足が異様な方向へ曲がり、臓物が飛び出した、人間の体。 

 こんな小さな体の何処に、これだけの血が入っていたのだろう。

「いやあああああああああ!」

 邑音がみおを突き飛ばした所為で。

 邑音がみおを殺したのだ。

 死体となったみおの眼は、じっと邑音を見ていた。

 もう息絶えたはずの体に宿った、少し飛び出しかけたみおの眼。

 それは、眼だけがまだ生きているかのように、異様な輝きを宿し、ただただ、邑音を見ていた。

 目撃者は、邑音と羽海のみ。

 二人は、このことを黙っていようと決め、そ知らぬふりを装って、歩道で遊んでいたみおが誤って、道路に転落したのだと話した。

 そのまま、共犯関係を結んだ邑音と羽海は、この事件を記憶の奥深くに埋めて、忘れてしまったのだ。

 一生懸命に、真っ青を通り越して、白くなった顔をして、泣きながら事件の事を話す二人。

 大人たちは、その言葉を信じ、つらい思いをさせるだろうと思って、その後も、詳しく問いただしたりはしなかった。

 それが嘘の物語だとも知らずに。

 だが、本当は、目撃者はもう一人いたのだ。

 みおの飼っていた、大きな三毛猫。

 名前は思い出せなかったが、三毛猫は、みおの生まれる前から家にいた、年老いた猫で、みおに良く懐いていた。

 そして、目印は、首輪についた大きな鈴だった。

 夏のそよ風に鳴る、風鈴のような、透明で、特徴的な音――。



 りん。


 はっ、と邑音は我に返った。

「私が…みおを…」

 邑音は全てを思い出した。

 悲鳴、禍々しいまでに紅い血の色、鉄分の臭い、突き飛ばした、背中の感触――。

 後ろから何かの視線を感じた。

 振り返った先に居たのは、一匹の大きな三毛猫。 

「あ……」

 邑音の周りで鳴っていたのは、紛れも無く、この猫の鈴。


『殺されちゃうよ?』


 真架の言葉が蘇る。


『死霊の代弁者に、殺されちゃうよ……』


 死霊とは、笠原みお。

 それならば、<死霊の代弁者>は、この、猫――……。

「いやあっ!!」

 邑音は玄関から、家の外へ走り出した。

 真っ暗な闇の中を、当ても無く、只ひたすらに道を走る。

 走り続けると、四辻の電燈の灯りの下に、蓬が居た。

「蓬……!!」

 息も絶え絶えに、蓬に駆け寄る。

 だが。


「近寄らないでよ」


 どん、と蓬は、邑音を突き飛ばした。

 邑音の記憶の、最後のひとかけらが、嵌る。

 三毛猫の、名前は。

「ヨモギ――」

 邑音の体が、宙を舞う。

 其処へ、大型のトラックが――。






 その後――

 トラックに轢かれた邑音は、即死だった。

 柳川蓬のことを覚えている人は、一人を除いて、誰もいない。

 ある人の話では、飛び散った大量の血と共に、おびただしい量の赤いクレヨンが散らばっていたらしい。 そして、現場から、尾の先が二股に分かれた三毛猫が立ち去るのを見たという。

「あーあ……あんなに忠告したのに……」

 ホースの水で流されたが、未だに血の痕が残っている道路の四辻に佇むのは、伊勢真架。

「――ねえ?」

 少しも茶の混じっていない、漆黒の髪の毛が、風に揺れる。  

 りん、と透明な鈴の音が、夏の夜空に響いた。 

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― 新着の感想 ―
[一言] 雨のかけらといい、この作品といい構成力抜群ですね。文章の書き方もよくて、とても勉強になります。 うちは猫飼ってるんですが、長生きして猫又になってしまうのかな?三毛猫じゃないですが…
[一言] すごく慣れている感じがしました。 良くいえば洗練されていて、悪くいえばサラサラ読めすぎてしまうというか。 猫又ですとか、死霊(しにすだま)とかよくお調べになっていて感心しました! 赤いクレヨ…
2006/08/16 09:16 ひとやすみ
[一言] 赤いクレヨンとは…やりますね。想像すると鳥肌が立ちます。擬音語などが印象的で、猫の使い方や内容も良かったです。ただ、他のキャラクターをもう少し効果的に使ったら怖さが増したのではないかと思いま…
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