気配
影なのか何かわからない。後ろに何か気配があるような気がして立ち止まって振り返る。
おはよう。
キミはいつも優しい声で話しかけてくれる。急に声かけられても驚かないくらいに優しく僕を包み込んでくれる。
いつも通り一緒に学校に向かっていると、違和感に気付く。
いつもより元気ない。。大丈夫?
不安が募る。何かあったのかな。いつもは見せない悲しそうな顔をしていた。
ちょっとね。。 死んじゃったの。
キミの家で飼っている犬だろうか。それとも身内の不幸があったのかな。でも身内の不幸があったなら学校は休むだろうし。
辛かったら教えてね。うまく慰めることできないかもしれないけど。
うん。ありがとう。僕くんこそ何かあれば教えてね。私が支えてあげるから。
悲しそうな顔からいつもの笑顔に戻っていた。よかった。安心した。
学校に着き、クラスへ向かう途中に先生が深刻そうな顔で話しかけてきた。
僕くん辛かったら相談してね。
あれ、僕はそんなに悲しい顔をしていただろうか。どちらかといえばキミじゃないかななんて思っていた。
クラスに入るといつもにぎわっているのがウソみたいに静かであった。
今日はずっと違和感を感じる。
なんでだろう。涙がこぼれてきた。
キミ。。 なんでいなくなったの。
まだ早いよ。。
理由も何も聞いてないよ。
教えてよ。
ねえ。キミ。
近くにいるんでしょ。辛くなったら言ってってさっきも話してたよね。
机の上にあるお花が余計に悲しくさせる。
ぼくのこと支えてくれる身体はもうないよ。キミ。
あとで出頭するから許して。キミ。




