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ブラック教員が異世界転生~そうそう、こういう働き方がええねん~  作者: ふとん
第2章 味噌汁

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10/55

10_国の課題多すぎへん?




「はい、懐かしくて入ってきちゃいました。」


嬉しそうに微笑む美人さん、改め鬼族の桜さんもポルタブルのニュースを見て、首都まで上がってきたそうだった。


チャム大臣に連絡しつつ、桜さんの話を聞く。


日本では、銀行員として働いてそうで、ジャム王国では南部の生まれだとか。


「この国の料理もおいしいけど、毎回油っぽいでしょう。」

「わかります!私も、親には申し訳ないけど、若いうちから自炊をしてました。」

「そうよね~お米はどこのを使ってるの?」

「それは、もちろんリシャー…」


結局お米の産地の話をしているうちに、チャム大臣が入ってきた。


「お待たせしました。ついに!」


ここから、私同様日本食レストランが建てられた目的とスカウトの話が行われた。


無事、桜さんも大蔵省で勤務するらしい。

担当していた業務が大きいらしく、桜さんは来月からの勤務になっていた。


これで、ジャム王国が呼んでいた全ての賢聖がそろったため、ご飯会を開くことになった。


会えてなかった医療分野の賢聖にも会うことができる。


日本では、医者として働いていたらしい。

私と同じ北部の出だから、もしかしたら私の周りに知っている人もいるかもしれない。


TOKYOにいれば会えると思っていたが、地元の患者さんの都合で保健省への挨拶の後、すぐに戻っていたとか。


どおりで会えないわけだ。お医者さんは、ジャム王国にいても忙しいんや、と改めて尊敬する。




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『かんぱーい!!!!!』


ビールを片手に、この国にはない音頭で賢聖初顔合わせが始まる。


もちろんチャム大臣にも仕込み済である。


「ぎりぎりになりまして、申し訳ないです!医療分野担当のマティ・シーです。ドライアド族です。日本では、皮膚科で医者をしておりました。北部出身です。」


やっと農業・機械・経済・医療・教育がそろい、チャム大臣がとても満足そうにしている。


イブさんが話し始めたと思ったら、結局お米の話題だった。


「聞きたいんだけど、普段使ってる米って?」

「リシャートル産です。」


集まった全員が、リシャートル産のお米を使っていることに盛り上がりながら、これからの賢聖の動きを確認していった。


チャム大臣の資料のもと、ジャム共和国の課題と対策が見えてきた。


<各分野の課題>

農業:気候変動・資金不足・技術導入の遅れ

機械:産業機械化の遅れと輸入依存

経済:政治的不安定や財政赤字

医療:医療施設の不足と感染症管理の弱さ

教育:都市と地方の格差・学力不足・高い失業率


<今後の対策>

農業:灌漑改善と技術研修

機械:農機導入と産業育成

経済:税収拡大とインフラ投資

医療:診療所整備と人材育成

教育:義務教育拡充と教員研修

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