登場人物 「十月は黄昏の銀河帝国」編
シリーズ第2作「十月は黄昏の銀河帝国」の登場人物一覧です。
本文中に名前が出てくる人物に絞ってあります。
結末や後の展開、続編に関わる記述はありませんので、安心してご参照ください。
並びは本編における登場順なので、主人公も後回しになっています。
* ミ=クニ・クアンタ卿
男性。六〇代。
銀河帝国元老院議員。主席重力導師。
スキンヘッドの好々爺で、鋭い洞察力と人間観察眼の持ち主。
銀河皇帝の皇位継承者となった地球人の少女、遠藤空里と出会い成り行きで即位の立会人となる。
即位後、空里の後見人的立場に就くが、反皇帝派の罠によって窮地に立つ。
* レ=イ・ツェガール大公
男性。六〇代。
銀河帝国元老院議長。
かつては銀河皇帝を輩出したこともある、高名な公家ツェガール一族の当主。
長い白髪に白い髭を蓄えた長身の貴族。
元老院で銀河皇帝アサトの即位プロセスに向けられた疑義に対応する。
* タイ=ラン・ルージィ卿
男性。二〇代。
元老院議員。
惑星〈黄玉天〉代表。
小さな角と赤銅色の肌を持つギム・ガン系種族の青年。
若くして家督を継いだ、天才の誉れ高き美丈夫。
監査する|銀河戦略情報局《スタラテジック・コスモス・インテリジェンス》からの情報によって、アサト一世の即位プロセスに疑義を呈する。
* ロク・ザム司令
男性。四〇代。
|銀河戦略情報局《スタラテジック・コスモス・インテリジェンス》統括司令官。
帝国軍秘密特殊部隊バンシャザムの指揮官でもある。
アサト一世の即位プロセスへの疑義を裏付ける偽情報を元老院に開示する。
* ゾラン・リゲ
女性。五〇代。
帝国大審判院最高判事。
脳に直結した認識拡張装置で〈法典〉の複雑な内容を閲覧参照し、問題への法的回答を下すことが出来る。
アサト一世の即位プロセスを検証するため、〈原典管理師審判〉の開催を提案する。
* 遠藤空里
地球人女性。十七歳。
本編の主人公。
自己肯定感の低さと高身長にコンプレックスを持つ女子高生だったが、地球に襲来した銀河皇帝を弓で射殺したことから銀河皇帝に即位。
アサト=ネイペリア・エンドー一世を名乗る。
公家立ち上げのため、従者だったネープ三〇三と結婚し、月に仮宮〈カグヤ宮〉を構える。
謀略によって即位プロセスに疑義を訴えられ、惑星〈無天函〉での原典管理師審判に向かうこととなる。
* ネープ三〇三
男性。十四歳。
銀河皇帝と帝国法典を守護してきた「ネープ」と呼ばれる超戦士の一人。
皇位継承者となった空里を護るために戦い、即位を成す。
その過程で、空里と主従関係を超えた絆を持つようになり結婚に至る。
原典管理師審判に向かう空里を、仲間たちとともに護る。
* ゴンタ
前銀河皇帝が復活させた古の人造人間軍団〈ゴンドロウワ〉のソルジャー(一般兵士)。
月面のカグヤ宮を守るシールド・ジェネレーター設置の任にあたる。
* シェンガ
猫型人類ミン・ガンの男性。二〇代。
反骨精神旺盛だが、義理堅い戦士。
銀河帝国との紛争で仲間と共に地球へ逃亡。
空里に命を救われたことで行動を共にし、皇帝即位を支援する。
即位後、ゴンドロウワ軍団を率いて近衛隊長を自称。
* ネープ三〇二
女性。十四歳。
銀河皇帝を守護するネープの一人。
三〇三よりも一つ早く分娩システムから誕生した少女。
有能だがネープとしては異常なほど奔放な突然変異体。
危機に陥ったクアンタと空里の救出に奔走する。
* ミツナリ
人造人間軍団ゴンドロウワのサブ・チーフ。
月のカグヤ宮で空里を護る近衛隊のリーダー。
ソルジャーたちよりも高い知能を持ち、あらゆる危機に的確な対応をする。
身長二.五メートル。
* ゲイレン将軍
男性。四〇代。
帝国軍秘密特殊部隊バンシャザムの司令官。
直接戦場に出て機動兵器の指揮から肉弾戦までこなす歴戦の強者。
旧宗家の仇であるネープたちに激しい復讐の念を燃やしている。
空里の命を狙う月面攻略部隊の指揮を執る。
* ナ・バータ準司令
男性。三〇代。
バンシャザムの司令官でゲイレンの副官。
冷静沈着な判断力を持ち、上官を的確にサポートする。
* クナナ=キ・ラ
女性。十一歳。
遺伝子操作によって超知能を与えられた〈超智戦略士〉の少女。
双子の妹ヌカカとともに、ラ家当主レディ・ユリイラの参謀を務める。
超人的知性を持つ一方、冷酷でサディスティック。
ユリイラを深く敬愛し、彼女と同様のマスクを常時着用している。
* ヌカカ=キ・ラ
女性。十一歳。
クナナの双子の妹。
双子の性質を活かし、〈超智戦略士〉としての能力を拡張している。
姉と同じマスクを常時着用する。
* ゴンゾー
ソルジャー・ゴンドロウワ。
他のソルジャー・ユニットとともに、カグヤ宮防衛の最前線に立つ。
* ユリイラ=リイ・ラ
女性。三十歳前後。
通称、レディ・ユリイラ。
銀河皇帝ゼン=ゼンの姉にして、第一公家ラ家の当主。
常に顔の上半分をマスクで隠している仮面の貴婦人。
高い知性と指導力、人を惹きつけるカリスマ性を併せ持つが、時として冷酷非情。
目的のためには手段を選ばない大胆さと残酷さを発揮する。
バンシャザムを率い、弟の仇である空里の命を狙う。身長二メートル。
* ジューベー
人造人間軍団ゴンドロウワのチーフ。
身長約三メートル。
主君だった前銀河皇帝の死によって命令系統がリセットされ、空里に従い全ゴンドロウワの指揮を執る。
艦隊を率いて木星軌道付近のスター・ゲート周辺を防衛する。
* ネープ一四一
男性。四十代。
銀河皇帝と帝国法典を守護するネープの長。
三〇三や他のネープたちと全く同じ遺伝子を持っている。
空里の帝位を安定させるため、反皇帝派との交渉に臨む。
* ドウ=ナ・ヴィンヌジャール卿
男性。五〇代。
元老院議員。
帝国の東南星域に大きな影響力を持つ、裕福な公家当主。
でっぷりと太った巨漢。
当初ユリイラ側についていたが、ラ家との勢力逆転を狙って空里を利用すべくネープ一四一に接触する。
* ソバン・カンテイル卿
惑星〈千のナイフ〉を母星とするヒト型人類ユーナシアンの男性。五〇代。
星間航路開拓公社の高級理事。
ヴィンヌジャールの陰謀に、実務面から加担する。
* ペシャル秘書官
男性。十八歳。
腰まで伸びた長い巻き毛の美少年。
ヴィンヌジャールの秘書。
* サーレオ
女性。十歳前後の少女に見えるが実年齢は不明。
時空生命体「それ以外の者」の一人。
長い金髪の巻き毛にルビーのような赤い瞳を持つ美少女で、実はとても長い時間を生きているダダのリーダー格。
巨大な黒い石の体に人間の体が埋め込まれた姿をしている。
彼らの「領域」にネープ一四一を招き、空里への贈り物を託す。
* トワ
女性。年齢不詳。
「それ以外の者」の一人。
ブロンズ色の肌に白眼のない瞳。
髪の毛の代わりに、触手を頭にいただく。
サーレオと共にネープ一四一をもてなす。
* リーマガ
男性。十八歳。
惑星〈天翔樹〉オロディア市の蝙蝠小路に住む少年。
自らの性的魅力を武器に人身売買や盗みを生業とする、いわゆるチンピラ。
仲間と共に小路に迷い込んだ少女を拐かそうとする。
* ゾナ・カルリオーレ
男性。二〇代後半。
赤い長髪、青味がかった顔を持つナブ・ガンと呼ばれる種族の青年。
惑星〈天翔樹〉オロディア市を拠点とする領家カルリオーレ・ファミリーの若頭で、当主リドー・カルリオーレの嫡男。
地元の問題を交渉と暴力で取り仕切る顔役。
* ルパ・リュリ
女性。二十五歳。
母星〈千のナイフ〉の戦火を逃れてきたユーナシアンで、スキンヘッドに特徴的な刺青を入れた寡婦。
オロディア市で叔父ゼ・リュリが営む宿屋を実質的に取り仕切っている女将。
明るい働き者で面倒見が良く、身寄りのない難民や流れ者たちに慕われている。
その分け隔てのない献身的な姿が、空里に大きな影響を与える。
* ゲーナン
男性。二〇代。
オロディア市で造り酒屋を営む小柄な青年。
ナメられるのを嫌い、常に取り巻きを引き連れて街を歩く。
土地をめぐるトラブルでルパ・リュリと対立する。
* ジャナク
女性。十五歳。
戦闘民族テム・ガンの戦士。
筋骨隆々の長身で、長い髪を弁髪に結っている。
武術に長け、強力な傭兵として銀河を渡り歩いている。
苛烈な育ちと性格から、戦いを忌み嫌う空里に反発する。
恋人はチニチナ。
* ゼ・リュリ
男性。五〇代。
ユーナシアンとしては珍しい小太りの中年男。
オロディア市で宿屋を営む、ルパ・リュリの叔父。
根っからの商売人で、戦いや冒険を嫌う。
* チニチナ
女性。十六歳。
流浪の民、ロ・ランの少女。
明るい橙色の髪、緑色の瞳、尖った耳を持つ妖精のような娘。
オロディア市の酒場で踊り子をしている。
ジャナクの恋人だったが、地元の大物への身請けが決まる。
* リドー・カルリオーレ
男性。七〇代。
オロディア市を取り仕切る領家カルリオーレ・ファミリーの当主。
顔役として強いカリスマ性を持つ大物。
人間の本性を確実に見抜く観察眼の持ち主。
* サリナ
女性。五歳。
オロディア市に住む水棲人類ザニ・ガンの幼女。
* キリク
男性。九歳。
ザニ・ガンの少年で、サリナの兄。
妹とともに母星である〈千のナイフ〉から戦火を逃れて来た難民の子。
ルパ・リュリに勉強などの面倒を見てもらっている。
宇宙船パイロットになるのが夢。
* カランガ
ミン・ガンの男性。四〇代。
オロディア市に逗留していた傭兵部隊のリーダー。
身をやつしたシェンガに故郷の近況を伝える。
* コルナ・ラヴァン領事
男性。四〇代。
惑星〈紅石〉駐在の帝国領事。
この地で帝国の行政システムを司る昆虫型人類インピッドとの折衝を務める〈対面者〉。レディ・ユリイラの急な来訪を、戸惑いながら迎える。
* ポリュシュク女公
昆虫型人類インピッドの女性。
元老院議員。
帝国の行政システムを司り、領事との折衝を務める〈対面者〉。
レディ・ユリイラの要望を受け、彼女を行政システムの中枢に迎える。
* デ・キュラ提督
ユーナシアン男性。五〇代。
ユーナス征星軍機動艦隊提督。
長身と鋭い眼光を放つ隻眼を持ち、部下から絶大な信頼と畏怖を集める冷徹な司令官。
惑星〈天翔樹〉に潜むザニ・ガン機動ゲリラ討伐のため、艦隊を率いて宙域のスター・ゲートを封鎖する。
* メレッツ・テッテロア
男性。六〇代。
オロディア市の顔役としてカルリオーレと並び立つ、領家テッテロア当主。
腹心サールからの情報によって、身をやつして地元に潜伏している空里の捕縛に乗り出す。
* サール
男性。四〇代。当主テッテロアの腹心。
元帝国軍士官で軍事に明るい。
リーマガのタレコミに確信を得て、テッテロアに伝える。
* ミジン・ド・ロス
男性。三〇代。
惑星〈緑針〉を母星とするコノ・ガンの獣使い。
サールに雇われ、怪獣ゼルニマを使ってネープを排除し、空里を捕らえようとする。
* モゴロ・ド・ロス
男性。二〇代。
ミジンの弟。コノ・ガンの特殊能力で怪獣ゼルニマを直接操り、ネープに襲いかかる。
* ピ=ナン・ローズルン卿
男性。七〇代。
西北星域の高級公家ローズルン家の当主。
褐色の肌に長い白髪を持つ小柄な老人。
ローズルン家は古くからラ家のシンパだったが、レディ・ユリイラの動向に不安を感じ、元老院での存在感を大きくしたヴィンヌジャールに接近する。
* サリグ・ルー元帥
女性。六〇代。
ザニ・ガン救星戦線宇宙軍第四艦隊司令、第十二機甲海兵軍総司令を兼務する最上級将官。
ゲリラ戦から叩き上げでのし上がってきた「ザニ・ガン四軍の母」と呼ばれる女傑で、新兵器開発にも携わる。
惑星〈千のナイフ〉におけるユーナス軍との総力戦の指揮を執り、デ・キュラ提督と対決する。
* ロウゴ・ルー将軍
男性。四〇代。
第十二機甲海兵隊副司令官。
サリグ・ルー元帥の長男。
有能な指揮官だが、ユーナス軍との総力戦にあたり、惑星〈天翔樹〉で戦死した弟の仇討ちにはやり、母に諭される。
* キミーサ=レ・ジェロベル
女性。十六歳。
超智戦略士として誕生したナブ・ガンの少女。
家業である兵器の密売によってヴィンヌジャールの謀略に貢献していたが、彼の変節を警戒して脅しをかける。
* レズ・ネック隊長
ユーナシアン男性。三〇代。
第五五七ユーナス飛宙隊隊長。
ダキ六一型単座宇宙戦闘艇を駆り、部下と共に宇宙での総力戦に臨む。
* ジェ・ゴバ艦長
ザニ・ガン男性。四〇代。
ザニ・ガン宇宙軍の高速駆逐艦艦長。総力戦に参戦中、突如出現した小型艦に混乱する。
* リュノ・ガー士長
ザニ・ガン男性。二〇代後半。
機甲海兵軍砲兵隊長。戦闘中止の勅令を敵の偽情報と断じ、空里の乗艦を攻撃しようとする。
* タヌ・カナガ博士
爬虫人類コモ・ガンの男性。四〇代。
ヴィンヌジャール家の専属法典書師。
優れた記憶力と頭部に接続した補助デバイスによって〈法典〉の大部分を参照できる。
総力戦に乱入した空里の意図に不安を覚える。
* ララリ=シム・ケニサ卿
女性。六〇代。
元老院議員。
|星間文化保護協会《ギャラクティック・カルチャー・プロテクト・アソシエーション》総裁。
ミ=クニ・クアンタの旧友。
* ネープ二五七
男性。十七歳。
完全人間ネープの一人。
* フォヌガ
ミン・ガン男性。
五〇代。
ミン・ガン族長会の特使。
* マダム・ポルサ
齧歯人類ナミ・ガンの女性。三〇代。
空里の秘書兼侍女頭として元老院から派遣されてきた女官。
真っ白な肌とおかっぱ頭から飛び出した大きな耳が特徴。
空里を世話する方針を巡ってミマツーと対立する。




