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銀河帝国の歩き方  作者: 沙月Q


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用語集 - 「銀河皇帝のいない八月」第四章より

(本編における登場順)

【ゼラノドン級宇宙戦艦】

銀河帝国軍の制式宇宙艦。

帝国宇宙軍最大級の主力宇宙戦艦で、全千二〇〇メートル。

武装は白色光弾砲五〇門。赤色熱弾砲一〇〇門。

その他、多数のパルスビームガンやプロトン宙雷、スター・ガンボート等の艦載艇を搭載している。

帝国軍以外の惑星国家宇宙軍にも採用されているが、全て帝国の軍事システムで運用されている。

全長二千メートルに及ぶ「ゼラノドン級改」と呼ばれる超大型クラスのものも存在する。

・艦艇クラス名について

銀河帝国における艦艇クラスは、初号艦の名前ではなく開発された星系に棲息する生物の種類から採られることが多い。

ゼラノドンは惑星〈赤滝〉の密林地帯に棲む大型恐竜である。


【ハイタカ級巡航宇宙艦】

銀河帝国軍の制式宇宙艦。

帝国宇宙軍の他、各惑星国家軍でも広く使用されている宇宙戦闘艦。

全長八〇〇メートル。

武装は白色光弾砲十門。赤色熱弾砲二〇門。


【終わりなき円舞曲ロンドノフィネ号】

ラ家保有の旅客クルーザー。

クルーザーと呼ばれるがその大きさは小型スペースコロニーに匹敵する巨大さで、長期間の航行に対応する居住区の他、保養施設、娯楽施設、高度な医療セクションも備えた「街」に等しい。

ラ家当主夫妻と長女ユリイラを載せての航海中、超空間リリィ・ウェイで行方不明となり、十一年後に惑星〈鏡夢(カガム)〉の軌道上で発見された。

生存者はユリイラ一名で、彼女の両親やその他の乗員全ては忽然と消え去っていた。


情報通信端末コムパッド

銀河帝国で広く使われるモバイル端末。

ノート型、メモパッド型の他、扱う種族に応じた様々な形態が存在する。

立体映像プロジェクターを標準的に備え、高級機種は高次空間波(ハイパーウェーブ)通信を行うこともできる。


守護闘士宮ネイペレス

惑星〈青砂〉の地表に建つネープたちの本拠施設。

すべてのネープはここの産室区(バースチェンバー)で誕生し、寿命の末期にあってはここに戻って一生を終える。

その他、医療区、教育訓練施設、研究開発区などを擁する。


【自己失調メソッド】

ネープの特殊能力技術。

自ら体調、バイタルを乱し、監視の眼を欺くなどの偽装をおこなう。

吐血など苛烈な症状まで引き起こせるが、事後に後遺症が出ることもあり検査が推奨される。


【スター・サブ】

銀河帝国の一部で使用されている特殊宇宙艦。

全長一八〇メートル。

武装は白色光弾砲、赤色熱弾砲各四門。

禁忌宙域航行用の非武装艦種も存在する。

高性能探査遮蔽(クローキング)システムを搭載し、スキャンシステムにロックオンされる前であれば、光学視認を含むあらゆる探知から完全に姿を消すことができる。

ネープ軍が標準的に使用する艦種で、偵察、諜報などの隠密行動に活用されている。


【反時力航法エンジン】

ネープが重力導師ミ=クニ・クアンタの助力を得て開発した宇宙航行用の新型エンジン。

航行中、並行して暫進的な時間遡行を行うことで、目的地への到達時間を短縮するという、一種の航時機関としての性格を持つ。

従来の亜光速エンジンに比べ約三十倍の速度を実現するが、重力導線系システムを占用するため乗員を加速重力から守るための耐Gカプセル等が別途必要になる。


撃滅艦隊デストローン

ネープ軍団が保有する戦闘艦隊。

惑星に対する大規模侵攻を前提に編成されており、銀河皇帝、あるいは〈法典(ガラクオド)〉に対し明確に叛意を示した公家、星系政府の完全な殲滅を目的とする。

約四百年前の惑星〈鉄湖(サベル)〉におけるヤーザム家の反乱鎮圧を最後に出動の記録はないが、その徹底した無慈悲さは伝説化しており、銀河中の為政者、貴族たちの恐怖の対象となっている。


【耐Gカプセル】

亜光速航行時の宇宙船における加速重力から乗員を守るための設備。

中に満たした呼吸可能な耐重力(アンジッド)液で乗員の体内外を完全に保護する。


【メタクロノメーター】

銀河帝国の宇宙船で一般的に使用される計時装置。

いわゆる時計。

船を制御する流体脳(フリュコム)が、観測される天体の位置関係から現在時刻を割り出し、艦内の時間をそれに合わせて調節、設定する。


【赤色熱弾砲】

銀河帝国で広く使われている兵器。

実体弾加速式の砲、いわゆるレールガンの一種で、超高熱線を放つプラズマ熱弾を反発場リパルシングフィールド式加速装置を利用して発射する。

宇宙戦闘艦などに搭載される大型の中射程砲で、白色光弾砲に次ぐ威力を持ちエネルギー効率が高い。

発射時、赤色に輝く光線を引く。


【重力導線】

星百合(スターリリィ)技術を利用した重力制御技術。

重力自体をコントロールするものではなく、空間同士を接続することで天体などの重力を誘導し、バランスを取って働かせたい方向や出力を制御する。

重力導師(グラビスト)と呼ばれる専門技術者だけが駆使できる。

物体を牽引するといった単純な使い方から、大規模な擬似無重力空間を構築するなど用途は多様。

宇宙船の開発にも応用されている。

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