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慈しみの言葉たち  作者: 鈴音あき


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2/9

道端に咲く花は

僕を心ごと愛してくれているから


立ち止まっていても

手を差し延べ

救われるわけじゃない


遠い雨と 滲んだ街

それより悲しい 虹の橋


やさしくて 厳しい花たちに

そっと 触れるだけで

彼等は幸せなのだろう


気持ち一つで 浮き沈み

今夜もきっと 二人で沈む


優しくなれる 僕の心

優しくなれた 僕の心


穏やかに 佇むだけの花は

僕に凪を 見せてくれた


僕はそんな花に 何ができるのか


たとえ誰かに踏まれたとしても

ずっとそこにいてくれる

ただそれだけのことが

僕はいとおしく思える



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