お悔やみメール
就職活動、所謂、就活に俺は失敗した。中学生の時から塾に通い、高校は自称進学校、大学は中堅の有名私立大学に入学して、卒業した。にも関わらず、就職ができなかった。と言うよりも、しなかった。いや、やっぱりできなかったと言うべきか。エントリーシートを書いて、圧迫面接を受けて、不採用のお悔やみメールを貰う日々に疲れたのだ。ああ、もうどうでもいい、って自分の命を投げ出そうとしたところで母に止められた。マンションの七階から飛び降りたくて、ずっと下を見つめていた。涙なんか出なかった。俺の人生はこんなもんだって言い聞かせたから。でも、母親というものは偉大なもので、俺がただ玄関前で外の景色を眺めているだけなのに、自殺しようとする意思までも透かして見てしまう。その後は泣いてしまった。母を泣かせたからだ。俺の頭の中はいつも死でいっぱいになっている。身体に悪いファストフードを食べたい、と思うのと同じように「あ、死にたい」と思うのである。変に思われるだろうか。いや、思われてんだろうな。だって、あの有名な青い鳥に呟かれたコメントでは、俺のような人間は狂言者と言われていた。可哀想に。そんなのは、たかが一人の人間の主観的な意見にしかすぎない。気にしなくていい。そう思っている、思うようにしている俺だって、今もそのことをこうやっていつまでも覚えているんだから笑ってしまう。




