俺のスカ●ターは最新型だ!
「テスー、テステスー、マイクテスー」
声が、人語が話せる!
【レベルが1~26に上がりました】
進化は流石にもうしないか……
『どうも八咫烏サン、御使いのお姉さんです』
「どうも御使いのお姉さん、八咫烏です」
『それじゃ、認識阻害外しまーす』
認識阻害……?
そうだ! ステータス! 許してくれ! 君のことを忘れてしまうなんて! 僕はなんて奴だ、君が許せないなら僕を殴ってくれ! 痛っ!
= = = = =
名前:未設定
種族:八咫烏
Lv:26
HP:1520000/1600000
MP:387500
筋力:76832
体力:145628
特攻:264382
特防:97852
俊敏:153642
幸運:1
所持スキル
飛翔Max、嘴穿ちMax、殲滅鳴破Max、焔獄魔法Max、冰銀魔法Max、疾雷魔法Max、
淦水魔法Max、風絶魔法Max、深淵魔法Max、鉄壁Max、自動再生Max、威圧Max、
思考加速Max、状況把握Max、体術Max、縮地Max、模倣Max、幻術Max、ガラスMax、
魅了Max、毒羽根Max、医術Max、禁忌Max、即死魔法Max、神盾Max、狂化Max、
対属Max、対即死Max、対毒Max、反射Max、鑑定6、言語理解5、永久凍土世界Max
厨二病Max
称号
元勇者、若気の至り、鳥頭、失望せし者、詐欺被害者、残念賞、見せ筋、早とちり、自称指揮官、胸キュン、神獣、神の愛鳥、魔の境地、変わらない運、呼ばれない無機物、擦り、板、強化、複層、耐熱、全てのガラスに捧げる、御使いの玩具、蛙伝説
= = = = =
えぇ、ぶっ壊れじゃん、後、ステータスの攻撃が8万入って地道に痛い。
「なぁ、神獣になったって言われたけど、何が条件だったんだ?」
『スズメです』
「は?」
『スズメです』
「マジ?」
『Yes,MAZI』
そっかぁ、スズメかぁ。
ナメんな。
「そういえば、こっちに来てどの位?」
『一週間』
一週間、だと!?
一週間でこれほどの強さを……!
でも、これくらいが普通なのか?
『いいえ、違います。今の貴方はメチャクソ強いです。敵の強さわかる系男子だったら発狂しながら逃げていくぐらい、または、ス●ウターが秒で大爆発するレベルです』
私の戦闘力は……えっと、99999999ですよ! ド●リアさん
『今のえっとのせいで、すごい弱そうに見えました』
酷い!
「hay Si●i、クラスメイトはどこにいる?」
『今、貴方の後ろにいます』
えっ! いないじゃん!
『ウソ♪ 本当は、まだ神界にいます』
神界? 俺の方が早く来てるの?
『はい』
どのくらい?
『ざっと5年程』
ダウトォ!
『本当』
何、だと……!
『そんな事はさておき、まずは行動しなければいけません』
そんな事って程でもない気もするが……何をすれば良いんだ?
『そうですね……レベル上げ?』
おい、まて。
もう既に俺TUEEEE状態だろ!? なんで頑張ってレベル上げないといけないの!?
『貴方、今の段階で俺TUEEEEできると?』
嘘、できないの?
『将来的に無理です』
なぜ!? Why!?
『勇者たちが来るからです。もしかして、仲良くなれるとでも? 笑わせないでください。今の貴方は、魔物でありそれも神獣、それが目の前に現れて「僕、君たちのクラスメイトだよ! ヨロシクね!(キラッ)」ってして信じてもらえるとでも?』
キラッて必要? 後俺だし一人称。
『そこはどうでもいいです。そして勇者は魔物を倒すためにここに来ているんですから、そんなプロフェッショナルに挑むなんてレベルが足りませんよ』
じゃあ、簡単なレベル上げ方法を教えてよ。
『まず、今から4時間32分57秒ここで待機します。そのあとに私が今と言ったら11時の方向、縦、羽二個分の所へエターナルフォースブリザードを発射。以上です』
今度は何を倒しちゃうの?
ドラゴン? 大きめの鳥? ヒポグリフ?
『それは秘密です』
これは、30年前のことだった……
俺は誰だ? ここはどこだ? 美菜は、大丈夫なのか?
くそっ、どういう事だ、どうして俺が猫に……!
あの時は困惑していたが、じきに冷静になって、俺は30年かけてここまで進化した
= = = = =
名前:師剛健斗
種族:マンティスサーベル
Lv:72
HP826503
MP85689
筋力:1000000
体力:6408
特攻:302
特防:49351
俊敏:83467
幸運:2
所持スキル
豪牙Max、剛爪Max、気配遮断Max、透明化Max、破壊神Max、会心Max、弱点特攻Max
攻撃Max、諸刃の剣Max、暗殺Max、必殺Max
称号
転生者、殺し屋、寝首掻き、卑怯者、五大災獣、アンラッキースロット、慢心マシーン
= = = = =
俺は、最強だった。どんな敵も一撃で殺せた。見つからずに攻撃すれば確実に勝てた。
だが、あの日、用心していればよかった。慢心してた。
たかがカラスの雛。殺す必要も無いと思って殺さなかった。
まさか俺が殺されるなんて。
痛みすら感じずに、俺は死んだ。
どうして雛にやられたかすぐに考えた。答えは簡単だった。
= = =
アンラッキースロット
・自分よりも運の高い相手に大ダメージ。自分よりも運の低い相手からの攻撃は即死ダメージ。
= = =
コイツだ……
アイツは、幸運値2の俺より不幸なのか。親もいないようだし、もうすぐ死んでしまうのだろう。
「ん?」
『どうしました?』
「誰かの走馬灯を見た気がする」
『おや? 進化のしすぎで頭まで進化してしまいましたか?』
「うっせぇ!」
『そうですねぇ、後3時間程暇なので、質問タイムとしましょう。さぁ哀れで無知な鳥頭、私に教えを請いなさい!』
鳥頭言うな!
それなら……
Q,スキルの習得条件って何?
A,レベルアップ、または、レベルの近い敵を倒した場合。
Q,レベル差の大きい敵の場合は?
A,スキル経験値が多く溜まります。低確率でスキルを習得します。経験値にボーナスがあります。
Q,称号は誰が決めてるの?
A,大抵私達です。
Q,俺の幸運はどうしたら上がるの?
A,上がりません。
Q,魔王はいる?
A,います。
Q,魔王は複数いる?
A,いません。
Q,魔王はどうやって発生するの?
A,謎。
Q,魔王は人類の敵?
A,はい。
Q,ステータスをまとめて見やすくする方法はある?
A,有ります。
Q,魔法は有る?
A,ステータスちゃんと見ましたか?
Q,俺の寿命は?
A,無し。
Q,神獣はどのくらいいる?
A,貴方を含め、10体です。
Q,神獣は人類の敵?
A,一部友好的な者もいます。
Q,俺が呼び出されたここはどこ?
A,大陸で東に位置する森。
Q,エルフとかいる?
A,います。しかし、人ではない亜人として人によって迫害されています。
Q,人化はできる?
A,特定の条件を満たしていれば可能です。
Q,その条件は?
A, レベルが81以上になったら解放されます。
Q,俺は人類の敵?
A,見つかったらすぐバトルかもしれないですね。
『以上でよろしいですか? まだ聞きたいことがあればたまに教えてあげましょう』
あぁ、十分だ。
『それでは、後少しなので詠唱をはじめてください』
何節?
『はい?』
何節がいいんだ?
『知りませんよ、頑張って考えて下さい』
了解した。