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おや? 厨二病のカラスの様子が……  作者: ピラフォー
王国編
19/25

ドッペルゲンガーって、知ってる?

= = = = =

名前:クレーエ

種族:神

Lv:

HP:

MP:

筋力:

体力:

特攻:

特防:

俊敏:

幸運:

所持スキル

原初の権能、第二の権能、第三の権能、第四の権能、第五の権能、第六の権能、第七の権能、第八の権能、第九の権能、終末の権能

称号

= = = = =





それじゃあ、取り掛かるわよ!

まずは、《第二の権能》で素体を作らないといけないわね……

そうだ! 面白そうなこと思いついちゃった!




主様はいつ帰ってくるのか……

知らぬ間に中身が変わっていると言われたが、実感がない。

鮫やら龍やら獅子が知ったらどのような反応をするのか……

だが、それにしても……

「暇だ……」

「暇なんですか?」

む? この娘は確か……

「ギルドの受付嬢が何故ここに?」

いや、そもそもここはギルドの近くか、ならば問題はないか

「いやぁ、その、同僚に少しは休めと言われまして」

「そうか。仕事熱心なんだな」

「っ!」

「どうした?」

「いえ、まぁ、そのせいで、同僚に仕事の鬼なんて呼ばれていて……」

「そうなのか」

「その、すみません。こんなお話に付き合わせてしまい……」

「俺でよければ、いつでも相手をしよう」

「本当ですか! ありがとうこざいます!」

それにしても、何故娘は顔を赤くしているんだ? 風邪か?

「では、私はこれで……」

「ああ」

本当にいつ帰ってくるのか……

む!? なんだ、この魔力は……! 一人? いや、ニ、三、四、五! 五人か……! いけるか? いや、周りを巻き込みかねん!

これ程の魔力、何者だ……!?

「ただいま帰ったぞ、ザンテーメ」

「たっだいまー!」

「ただいま戻りました」

「……ただいま」

「ただいま戻ったぞ、我が友よ」

どういう事だ?

「全員、主様か?」

「ええ」

「うん!」

「はい」

「……ん」

「そうだが?」

ダメだ、理解が追い付かん。

「説明を求む」

「任せよ!」

「いいよ!」

「はい」

「ちょっと待て、一人で充分だ」

「ならば、オリジナルの我が話そう」



四人作って、五人姉妹の先生なんて面白そうね!

あ、でも、一人一人個性を出して、それで……

そうねぇ、設定って作るの難しそうねぇ

沢山の魂に聞いてみようかしら?

『起こしてごめんなさい。眠っていたい子達は眠っていてもいいんだけど、少しだけ質問いいかしら? 私を含めて、五人の設定を作りたいんだけど、どんなのがいいかしら?」

「ーーー」「ーー!」「ー?」「ーーー!?」「ーーーー!」「ーーーーーー?」「ーー、ー!」「ー」「ー!」「ー」「ーー?」「ーー、ーーー、ーーーー?」

「「「「ーーー」」」」

「ーーー、ー、ーーーー、ーーーー!」

『そう! わかったわ! ありがとうね』

まとめると……


・長女

騎士のような堅物。イケ女。というか騎士になってください。

・次女

聖母。ママ。ヤバイぐらいのバブみ。世界の真理。母は全、全は母。ゆるふわ。

・三女

一人称我。偉そうだけど平等。一番母さんになってほしい。カッコいい!

・四女

無口に感じるだけで本当は喋りたい。メインヒロイン。ガラスのハート。尊い。

・五女

軽い。とにかく軽い。そして一番常識人。陽キャ。下町のアイドル。世界の宝。


という感じね!

私は三女になればいいみたい。

『もう一度ごめんね。容姿についてもいいかしら? え? さっきの設定でやって欲しい? ゴホンッ! あー、主等に聞きたいのだが、我等はどの様な容姿が良いか?』

「「「ーーーー!」」」

「ー?」「ーー、ー!」「ーーー」「ーーー!?」「ー!」「ー!」「「ーー!」」「「ーーー!」」

『四女の見た目で喧嘩するで無い!』

「「「「ーー」」」」

『協力して決めよ』

「ー!」「「ー」」「ーー?」「ーーー!」「ーー!?」「ーー、ーーー」「ー、ー、ー、ー、ー?」「「「「ーーー」」」」

『決まった様だな』

まとめると……


・長女

金髪。赤目。スレンダーで胸部装甲もスレンダー。ストレート。

・次女

薄めの茶髪。ボブディ。透き通った水色の瞳。爆弾とはまさにこれ。

・三女

銀髪。グレー目。下三白眼。ちっちゃい。合法ロリ。ワンサイドアップ。

・四女

濡羽色の髪。碧眼。ハーフアップ。ジト目。喋らないで欲しい。妹にください。

・五女

金髪。ツインテ。翠眼。赤リボン。シスコン。ミニスカ。ぱっちり目。


なんだか、タグに見えてきたんだが……

「ー!」

『どうした?』

「ー、ーー! ーーー、ー!」

『名前を決めて欲しい?』

名前かぁ、そうだなぁ、三女はクレーエにするとして……

長女はエルザのままでいいしなぁ

五女、クリス。

次女、レミリア。

四女、カズハ。(一葉)

「ーー?」

『四女が日本人みたいな理由? 全員の名前を入れ替えてみ』

「ーー、ー!?」

『そう! クレーエになるのだ!』

あらかた決まった感じだな。

それならば、作り始めるとしようか!


「そして今に至るわけだ」

「何故そんなことをしたんだ?」

「ロマンだ!」

「そうか……」

まずしなければいけない事を済ましてしまおうか

「私は、騎士になるために申し込んでくる。何、心配するな。エルザの名前で申請するから、一発合格だろう」

「ああ」

「私はねぇ、先生になってくるわねぇ。大丈夫よ。なんたって私達は一応みんな神さまなんですもの」

「そうだな」

「我はザンテーメと共にランク上げだ!」

「よろしく頼む」

「……私は、することが、無い」

「どうするんだ?」

「一葉には……何してもらおうか……」

「お留守番?」

「ああ、それでいい」

「……わかった」

「じゃあ、アタシは、ギルドでバイトでもしとこっかな!」

「気をつけろよ?」

これって、側から見ると、優しい父親と五人娘な気がする。

「では、行くとするか?」

「ああ」

さあ、どんどん上げるぞ!



「たのもう!」

「何用か」

「我が名はエルザと云う。王国騎士に志願するため、ここに来た!」

「エルザだって!?」「あのエルザか!?」「迅雷……!」「引き入れろ!」「兜は、外してないか……」

「ええい、静まれ! で? 騎士に志願したいと……?」

「ああ、そうだ」

「……わかった。別室に来てくれ、そこで試験を受けてもらう」

「試験なんていらないだろ!」「そうだそうだ!」「ったく、これだから頭の固いやつは……」

「ここの者達は面白い奴等ばかりだな?」

さて、どうするか……



「ええと、我が学園の教師になりたいと?」

「はい。昔から憧れてまして……」

「そう言ってもですねぇ、確かな学歴が無い為、簡単に出来るわけでは無いんですよ……」

「そう、ですか……。それなら、研修という事ではダメでしょうか……?」

「そうですねえ、学歴や推薦状でもあれば良いんですが……」

「推薦状、ですか?」

「はい。そう簡単に手に入るものではありませんが……」

「別の学園にいる者の推薦状はダメですか?」

「別に良いですが、それこそ、難しいと思いますがね」

「数日後にまた来させていただきます」

「ええ、どうぞ」



「どうもー! ここで働かせて下さーい!」

「ええと? ギルドで働きたい? という事でよろしいでしょうか?」

「はーい! 文字も書けるし、計算もできまーす!」

「そうなん、ですか……それなら、ギルマスを呼んできますので、少々お待ちください」





太陽の光が差し込む教会に、一人の男が歩いてくる。

その男は、祭壇の前に跪き……

「女神様」

と、誰もいない場所に尋ねた。

『何でしょうか?』

「創造神を覚醒させることに成功しましたが、とある妨害を受けてしまい、回収までには至りませんでした」

『そう、ですか……』

「しかし、次の策の準備はもうすぐ完了いたします」

『ええ、任せました』

「全ては、女神様の御心のままに……」


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