表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『半径1メートルの日常』  作者: 八神 真哉
86/100

『鈍い男』

2024.8.12


青春は、友と恋の想い出。

そして今でも、かけがえのない宝物。

先に逝った友に、感謝の言葉を伝えきれなかったことを後悔しながら墓参り。



2023.6.28


昨日の某テレビ番組は、

「サミットで話題 広島のお好み焼き」特集。


そういえば、都落ちしてすぐ、マンガ&アニメ専門店でバイトしていたころ。

アニメの背景スタジオ(東京)に就職したT先輩が訪ねてきた時、昼食にと、案内したのがお好み焼き屋。


サミット同様、行先は宮島と原爆資料館。

宮島観光をすませ、原爆資料館に……順番を間違えました。閉館時間。

1泊すると思いこんでいましたが、当日中のとんぼ返り。

「仕事が忙しい」と。

申し訳ないことをしたなあ。


――と、書いていて、ひょっとしたらと、今、思いつきました。


T先輩の初任給は3万円。

(動画も同じ金額でした。3年は仕送りが必要。撮影に使える数をこなせるようになってようやく給料も上がっていく。6万円+採用枚数)

広島に旅行に来るような余裕があったとは思えません。


帰郷前、編集長がわたしを連載でデビューさせようとしてくれていた時期。

当時のわたしは、現在でいう過労死ラインを軽々と超える残業。その後、睡眠を削ってのマンガ創作。

それゆえの体調不良による帰郷。

T先輩の目的は観光ではなく、わたしの精神、健康状態だったのだろうと。


突然、親友が「今、東京だ。今晩泊めてくれ」と夏休みに京都から訪ねてきてくれたことがあります。

それが、「初恋の彼女にふられた」と親友に手紙を送った後だったことに思いあたったのも数年前。

その親友は、8年前に逝ってしまいました。


――つくづく鈍い男です。

盆暮れには、必ず墓参りに行くからな。


T先輩にも、洋酒をもう1本送らなければ。



※T先輩も漫画を描くことが趣味。デビューには至りませんでしたが、のちに、『週刊少年ジャンプ』で担当編集者がついたと。

※親友も月間文芸雑誌に4コマ漫画が掲載。「大学対抗」の代表として。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ