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『半径1メートルの日常』  作者: 八神 真哉
83/100

『ご褒美』

2023.1.21


テレビニュース。

「義理チョコ 風前の灯。デパート調査3%」

一番多いのは自分へのご褒美。


その昔、「広島で4月に2日間マンガのイベントを行うのでクイズ大会などの景品を買ってこい」とマンガサークルの会長で当時の責任者から現金書留が送られてきた。

虫プロアニメの撮影済みの古いセル画を販売していると噂のアニメファンの集まる喫茶店に。

(いいものはなかった。数年後、各アニメ制作会社がセル画の販売を開始)

そこにいた制服姿の女子高生が「どうぞ。おすそ分け」と袋に入ったチョコを数個テーブルの上に。

東京恐るべし。(この直前、地下道階段でキスしている男女を目撃)

そうか、今日はバレンタインデーか。

広島ではチョコレートをばらまくなど考えられない。と思いながらも、つまらない男のプライドでテーブルに残したまま帰る。


と、小包が届いている。

中にはチョコレート。しかも、手作りの美しい箱まで。

純情可憐。清楚で儚げ。お近づきになりたい男性は多数。

が、男性は苦手という初恋の彼女からである。

からめ手を使って文通にこぎつけ3か月。

しかし、どう考えても納得がいかない。

送り先、間違ったんじゃないか?

同封の手紙を何度も何度も読み返す。


その日のわたしは、日本一幸せな男でした。



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