『遺言』
2020.6.1
画家のU君から、お礼の電話が。
引っ越し準備の中、出てきた、彼が学生時代1番好きだったアニメ。
その放送で実際に使われた特大手描きセル画(声優サイン入り)。
台本(製作スタッフ2名サイン入り)。
直筆絵コンテ1話分。
1番好きだったという少女マンガ家の直筆カラーイラスト(表紙レベル)
などを送ったのです。
大学の講義で学生に見せるという話でした。
……まだ、彼には伝えていませんが、ほかの資料も追加で送ろうと思います。
価値のわからない家族は、わたしが死ねば、処分するでしょうから。
ならば、彼にと言う思いもあります。
加えて、打算も。
「クロッキー1枚いくら?」
と、前振りしておきました。
購入を決断した際は、端数の〇万円は切り捨ててくれるのではないかと。
※『半径1メートルの日常』に投稿した『間違いだらけの車選び』を彼に送ったら、値引きの話はなくなるかもしれませんが。
後日、
「講義で学生に見せる」のであれば、もっと種類が必要だろうと、保管場所に足を運び、抜き取りました。
前回、彼にはプレゼントが負担にならないよう「不要なら売って、(まだ小さい)お子さんの玩具代にでも」と、伝えています。
今回送る物の多くは、T先輩にもらった物ですが、中には価値のありそうなものも。
薩摩男児でアル中の家系と言うT先輩には、先日、実家にあった少々高そうな「酒」を送りました。が、そんなものでは見合わないのではないかと。
これまでネットオークションは見たことがありません。
売るどころか「人にあげるのも」と思っていたからです。
U君が、価値のあるものを学生に配っても、と心配になり、オークションサイトを見てしまいました。
いただいたセル画と同じ系列のものを見つけ、思わず笑いました。
――高いものでは〇十万円と言う値がついている。
まずは高値をつけて様子を見ようというのだけれど。
先輩、安心してください。
1枚たりとも落札されておりません。
とは言え、酒瓶はまだまだあるので追加で送らなければならないでしょう。
※今回、調べてみました。「まんだらけ」オークション過去ベスト5。
落札価格2000万から数百万。(日本のアニメ)
「アニメ関係の資料は捨てず、専門業者に引き取ってもらうこと」
遺言書に、そう記しておかねばならないようです。
――U君に、今回の荷物とともに『間違いだらけの車選び』を送りました。
お礼の電話がありません。
来年の年賀状は来ない……かも?




